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錯体について

4配位の錯体[Pd(H2O)4]^4+が存在し、反磁性を示すとする。この錯体の立体構造を推定しろという問題です。 混成軌道はd2-f2になってしまったのですが、そんなものって存在するんですかね…?? 回答宜しくお願いします。

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回答No.1

混成軌道を考えるのではなく、配位子場によるd軌道の分裂(配位子場分裂)を考えて下さい。 4配位の錯体の立体構造としては、平面四角形構造と四面体構造とが考えられます。まずは、平面四角形配位のときのd軌道のエネルギー準位図と、四面体配位のときのd軌道のエネルギー準位図が、それぞれどのようなものになるかを調べて下さい。 次に電子配置を考えます。[Pd(H2O)4]^4+は[Pd(H2O)4]^2+の間違いでしょうから、d電子の数は8個になります。錯体が反磁性を示すということは、不対電子がないということです。ですので、先に考えた二つの配位子場分裂のうちで、8個のd電子がすべて対をつくるようなエネルギー準位図を持つ構造が、推定される立体構造になります。 がんばって下さい。

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