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日本の音楽業界の未来の形?
インターネットの躍進、テレビなどの既存メディアの衰退、趣味の分散化、あるいはコンテンツ自体の劣化などなど・・・様々な影響を受け、音楽業界が衰退して久しいですが、音楽業界は今後どのようになっていくと予想しますか? 個人的には既存のメジャーレーベルが弱体化して、アマチュアの中にいる素晴らしいアーティストがもっと陽の目を浴びるような形に進化していったらいいのになぁと思いますが、具体的な形が想像できません。 個人的な意見で全然かまいません。みなさんの意見をお聞かせください。
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- SPROCKETER
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インターネット以前は、音楽と言えば、レコードを買うか、FMラジオの録音ぐらいしかありませんでした。レコードは非常に高価な時代で、1枚が1万円を超える価格のレコードも珍しくなく、家に数枚しかレコードが無くて、大量に音楽を集めるには、FMラジオとカセットデッキを使ってラジオ番組を録音するしかなく、録音用のカセットテープが良く売れていました。家電量販店で、50本や100本をまとめ売りしていたほどです。 こういう磁気テープ時代が終わり、CDとミニディスクの時代に変わって、インターネットの普及が始まると、音楽がインターネットからダウンロード出来るようになり、YouTubeが始まって、ほとんどが無料でダウンロード出来るビデオファイルになり、従来の音楽CDに頼った販売戦略は、インターネットからのダウンロード販売に比重が移って行きます。 今では、iPodなどの携帯プレイヤーを買うと、インターネットのダウンロード販売を利用出来るようにiTunesなどのソフトが付属しています。音楽の購入方法が店舗販売からインターネット販売に置き換わり、無料コンテンツがインターネット上に溢れるようになって、30年前と比べると時代が大きく変わった印象を受けます。 インターネットとYouTubeなどのメディア配信サービスが普及した結果、テレビやラジオなどの既存メディアの衰退が始まり、画一的なマスメディアが弱体化した結果、コンテンツ商品の嗜好が細分化して趣味が多様化し、大ヒット商品が減少して、メディア産業の衰退へと繋がっているようです。 インターネットやYouTubeでアマチュアが投稿しているのは、人気があっても、そのままにして置いた方が良いだろうと思います。無理な画一化を目的としたマスメディアに引き込むのは本人も嫌がるでしょうし、感心しません。 インターネットやYouTubeを利用するようになって気づいたのは、プロしか出来ないというのが神話でしかない事でしょうか。アマチュアでもプロより腕が優れている人が大勢いて、ヒットチャートに上がっている人もいます。アマチュアビデオでも面白いものがたくさんあります。 玉石混合ではありますが、インターネットやYouTubeは掘り出し物が多いように感じます。それに比べると、既存のマスメディアは放送法や著作権法に縛られているせいか、新鮮味が無く、衰退を余儀なくされるのも無理もないようです。 ゲームやCGアニメなどの娯楽にしても、アマチュア作品の質が上がっているせいか、プロが製作した作品の評価が厳しくなり、月並みな映画、アニメ、ゲームは、すぐに飽きられるまでになっているようです。 写真、映画、ラジオなどのマスメディアが一般に普及し始めた頃にも、現在と同じく、従来は主流だった絵画、小説、舞台芸術などのメディア産業の衰退に繋がり、それが後にファシズムの勃興に繋がっています。 インターネットが普及する中で、衰退を続けるマスメディアが政治と結び付いたメディアファシズムとなって牙を向いて来る危険が潜在しています。YouTubeを見ていると、削除申請されて消えて行く映像ファイルが多いですが、このままマスメディアがインターネットに素直に置き換わると安心してはいけないのかもしれません。
- kuse
- ベストアンサー率11% (3/26)
あくまで予想ですが・・ Android、Iphone、Windows8等のOSによりPCとスーマーとフォンの境目がなくなります。 また、データは個々の外部記憶領域に縛られなくなりクラウド化されます。 自分が欲しい音楽をクラウド上に所有するので、 それがプロなのかアマチュアなのかという境目がなくなります。 ただ、その所有権を得る際に何らかの購入サイトで音楽を選ぶのでしょうが、 そこでのアピールのされかた次第ではないでしょうか。 pcでも、スマートフォンでも、携帯音楽プレイヤーでも、クラウド上の音楽が聴ける。 そんな時代になりそうですね。 因みに音質の話になりますが、 オーディオマニア的にはmp3等の音は悲しくて仕方がありません。 ですがCDよりもSA-CDよりも高音質な音楽データも現在は売られています。 まだまだ少ないですが、これからはパッケージでの販売が終了しそうですね。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 クラウドの流れは今後さらに深化していきそうですね。 違法ダウンロードへの罰則は批判票も多いですが、クラウドへのとっかかりになってる部分もあるようですし。 配信方法の軽量化はたしかにプロアマの境目をなくすのに貢献しそうな感じがします。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 >このままマスメディアがインターネットに素直に置き換わると安心してはいけないのかもしれません。 この視点はなかなか興味深いと思いました。特にインターネットをよく見る人だと、「インターネット>既存メディア」の構図が脳内インプットされていて、思考停止になりがちな気がします。