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発作性心房細動について
発作性心房細動について教えて下さい。 症状、原因、治療法、何でもいいので循環器で詳しい方教えて下さい。 旦那が、発作性心房細動だった事を先日聞かせれました。 大きな病院に行くように進めましたが、当人は大丈夫だとのほほんとしています。 原因は、色々あるとは聞いていましたが、心房細動の不整脈なので心配しています。 どうか、皆様の知識を貸して下さい。
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- ebisu2002
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すでに心房細動の解説が上がっていますのでそれをご理解いただき 具体的にどうすればいいのかですが 解説にありましたように心房細動以外の病気を基礎として心房細動が生じている可能性があり、その場合はそちらの治療も考慮しなければなりません また、血栓予防の治療の必要性も判断する必要があります それらの有無を確認するために心臓超音波検査と甲状腺ホルモンや糖尿病などの血液検査を受ける必要があります 心房細動は心拍の間隔が全てバラバラになる不整脈で、心拍数が一定でないものです 不整脈になりますとそれだけで心臓機能は少し低下しますが、元々余裕がありますから心拍数がほどほどであれば直ちには心不全とはなりません。 心拍数がほどほどで無く安静でも100近くあったり、少しの動作で140ほどにも心拍数があがってしまうことがあります こうなりますと心臓の効率がさらに低下しますので将来心不全の可能性が出てきます 逆に数秒間心拍が打たないこともありえます 心房細動の頻度が多いようであれば、その最中の心拍数を24時間心電図で確認したり、運動による発作誘発の有無をトレッドミル運動負荷試験などで確認するのがいいでしょう。
- nrhp618
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大変、長文になりますので、十分に時間を掛けてお読み下さい。 (1)心房細動とは、 心臓の動きが、おかしくなり脈の乱れを生じるのですが、実は、この本質は、心臓の電気的興奮の異常に基づくものなのです。 「心房細動」とは、心房が一分間に400~600回くらいまったく無秩序に興奮する不整脈のことを言います。この興奮の何割かが心室に到達し、心室も一分間に60~200回くらいの不規則な興奮をおこし、これが脈の乱れを来すことになるわけです。 脳梗塞などへ移行しやすい大病の一つでもあります。 ◎心房細動の脈の特徴は、 脈が速くなりやすい 脈の打ち方が不規則、ということになり、この特徴が動悸や胸部不快感を自覚する原因になるのです。 また、心房細動はその経過により、発作性(一時的に心房細動が生じ、自然に正常脈に戻るもの)と慢性(心房細動が持続し治療をしないと正常に戻らない、あるいはずっと心房細動が続いた状態)に分けることができます。 (2)発症の原因としては、 心臓病が原因となる場合、心臓病以外の病気(高血圧症、肺の病気、甲状腺機能亢進症など)が原因となる場合、特別な病気がないのに起こる場合があります。 特に、ストレス、過度のアルコールや疲労、睡眠不足などにより一過性の心房細動が誘発されることもあります。 (3)治療法としては、 心房細動そのものは、命に関わる危険な不整脈ではありません。 しかし、自覚症状のため患者様の生活の質を低下させたり、場合によっては、心不全を招来することもありますので、原則的には治療が必要です。 発作性か慢性か、原因疾患があるかないか、患者様の年齢などを考慮して治療方針を検討します。 一般的には、発作性心房細動では、発作の予防や発作の停止のための薬を使用し、慢性心房細動の場合は脈拍が速くなり過ぎないように調節する薬を使用します。原因疾患がある場合は、心房細動だけでなくその病気も同時に治療していく必要があります。 (4)脳梗塞との関連としては、 心房細動に付随する大きな問題が脳梗塞の合併です。 心房が一分間に400~600回も興奮すると、心房そのものの動きはただ震えているだけの状態と変わりなく、心房内の血液はよどんだ状態になります。 このため血液の固まり(血栓)ができ、血栓が血液の流れに乗って脳の血管を詰まらせると脳梗塞を起こしてしまいます。 ただすべての心房細動が、脳梗塞を起こすわけではなく、リスクの高いグループとしては、心臓弁膜症、心臓の働きが悪い人、高血圧症、75歳以上の高齢者、糖尿病、過去に脳梗塞を起こしたことのある方と考えられています。 このグループの患者様は原則的に、血液が固まりにくくなる薬(抗凝固薬)を飲むよう推奨されていますし、特にワルファリンという抗凝固薬は脳梗塞の予防効果も証明されています。