• 締切済み

光電効果

波長の短い光を金属に当てると電子が飛び出してくるという現象。 このようなことが起きるためには電子に一瞬でエネルギーを与え ねばならず、そのためには光は波ではなく粒子であると考えねば ならなくなったという説明を目にします。  しかし、光すなわち光子は、粒子とは名ばかりでその大きさの 議論できないボース粒子に属するともいいます。  大きさの議論できないモノがどうして一瞬で電子にエネルギー を渡せると言えるのでしょうか? 

  • akmyu
  • お礼率18% (81/443)

みんなの回答

回答No.4

No.1です。 フォトンとフォノンを逆に書いてましたね。すみません。 ただ、フォノンは超伝導電流(ボーズ粒子:クーパー対)の媒介粒子になるので、まあ、同じようなもんです。 縦波か横波かの違いだけで、本質は変わりません。

  • reflector
  • ベストアンサー率7% (37/491)
回答No.3

>大きさの議論できないモノがどうして一瞬で電子にエネルギーを渡せると言えるのでしょうか? だって学説に誤りがあるんですもん。 主に電流や磁束(磁力)なら定義が通るのですが、こと電磁波となると説明困難なので 無理が生じてしまいます。 光の散乱は、メスバウアー効果とラマン分光が正しく、光電効果は見当違いなのではと思っています。 ラマン分光の定義も空白部分が多く、原子核の状態をシミュレーションしていると「ああ、なるほど」って考えるようになりました。 どこにも載っていませんけど。

  • chiha2525
  • ベストアンサー率10% (245/2384)
回答No.2

素粒子というのは、その内部構造を持たないものです。もし内部構造を持てば、それは”素”粒子ではないからです。ところが、大きさがあるならばそれは内部構造があるということです。それで素粒子は大きさのない粒子ということになるのです。このあたりが人間の想像の限界に近いようです。 現実の素粒子は、粒子性と波動性を併せ持つものです。人間には”粒子”や”波動”は想像できても、”粒子と波動を併せ持つもの”を想像するのは、大変困難です。 大きさを持たない素粒子同士がぶつかるというのも、おかしな話になります。ビリヤードの玉なら、コツンとぶつかって跳ねればよいのですが、素粒子だとコツンとぶつかれません。しかし実際には近づくと衝突したように跳ねます。その大きさを衝突断面積といったりしますが、そこで素粒子同士が直接ぶつかるのではなく、ある粒子を受け渡しすることにより、それぞれ2つの素粒子が力をやりとりすると考えています(実際にそういう考えで計算すると、結果が合うのです)。受け渡しする”ある粒子”は仮想粒子と呼ばれています。仮想粒子が反物質なら働く力は引力になります。 仮想粒子も素粒子なのだから、粒子を受け渡しするなどと言っても、結局は素粒子どうしが直接ぶつかるということではないのか、と言われればそうなのかもしれないのですが、じゃその素粒子はどこにあるの?というと、これが量子力学的な話になって、どこにあるか分からない。つまり、大きさの無いもの同士がどこにあるか分からないような状態で”ぶつかって”いて、それが現実なんだけど、やっぱり私たちにはそれが想像できない。 だから色々調べて、数式つかって、起こる現象を計算できるようにしよう、そうすれば少しは理解できるんじゃないか、と頑張っているのです。 # と書いてみたけど、合ってるかどうか自信ないなぁw

akmyu
質問者

お礼

やはり実験に合致する計算式からの要請により、粒子という表現をとらざるをえないということでしょうか?ありがとうございました。

回答No.1

ボーズ粒子は、例えばフォノンなんかもそれに当たります。 電子がこのフォノンを交換して電磁相互作用をします。この場合、ボーズ粒子であるフォノンの放出、吸収過程で運動量の授受があり、電子に吸収されるのです。 これと同じで、フォトン(光量子)もエネルギー粒子(エネルギーを持つボーズ粒子)であるため、電子にエネルギー(運動量)を与えるものになるわけです。エネルギーの塊が実体のある電子に吸収され、電子は吸収した一瞬のうちに高いエネルギー準位に遷移します。他にボーズ粒子として、グラビトン、グルーオン、W粒子、Z粒子なとがあり、これらは物質間の相互作用時に交換されます。 大きさを議論できないのは、エネルギーの塊だからです。振動数を単位としたエネルギーを光量子は持つため、一つの光量子が電子に吸収された瞬間、電子が飛び出すだけのエネルギーを得ているのかどうかが、光電効果の本質です。 なぜ粒子かというと、万物は粒子か波かでしか考えられないからです。(ニュートンの運動方程式:粒子、シュレディンガー方程式:波) ものがぶつかって、弾き飛ばされる時に考えるような運動量保存則は、粒子の考え方です。光電効果も、光からエネルギーをもらって弾き飛ばされるので、粒子と呼んでいるだけです。それは、あたかも鉄球同士の衝突が起きているかのように"考えられる"からです。 しかし、ふたを開けてみたら光は実態のないエネルギーの塊。しかし、粒子と書かれているがために、このような質問が出てきてしまうのです。もっと良い表現があれば良いのですがね。 ということで、光の実態は実はなんだかわからないのです。ある考えで考えると、実験結果はそうなった。じゃあその考え方は正しいって言うのが、世の流れ。 だって、光や電子がなんなのか。完全に解明した人はいないし、どういう実態かを見た人もいないからです。 ですので、大きさと言う概念を持たないものがエネルギーを電子に一瞬にして渡すっていうことがイメージできないのも、粒子という言葉に惑わされているからかもしれませんね。

akmyu
質問者

補足

電磁相互作用を媒介するゲージ粒子がフォトンで、フォノンは音響量子と記憶していますが…。

関連するQ&A

  • 光電効果について

    光電効果について 光電効果は昔習ったことがあります。 ただし深く考えず鵜呑みにしました。 最近になって文献を読みなおし、疑問が沸き ました。 まず、光電効果では金属に光を照射したとき飛 び出す電子の運動エネルギーは照射する光の 「波長」に依存する。 「波長」と言っているのでひとまず光を「波」と 見ている。 一方 光をE=hvのエネルギーをもつ粒子と見 なせばこの現象が説明できる。 その後、光の波は位置的確率分布の波であ ると判った。(電子も同様) つまり光子の位置的確率分布の波が電子の 運動エネルギーに関与している。 また光子は質量が0なので、E=1/2mc^2=0 で速度Cの運動量はあるが運動エネルギーは 無い。 つまり関与できない。 では、直接電子の運動エネルギーに変換でき る光のポテンシャルエネルギーは何か?と考え ると光子の位置の確率的変化可能性(一種の 位置エネルギー)ということでしょうか? つまり光子が位置の確率的変化エネルギーを失 って電子の運動エネルギーになる? 以前の質問で、磁場中の磁性体は質量と重力 に関係なく位置エネルギーをもつことが判った ので同様かな?と思いました。

  • 光電効果についての疑問

    ある振動数以下の光ではまったく光電子が発生しないことは、光が波で あるとすると説明できず、光があるまとまったエネルギーをもつ光子で あるとして考えないと説明できないとよく書いてありますが、別に波でも じわじわ待てばいい気がします。この考え方はどうして却下なのでしょう? (よく、星がすぐに見えることで説明されますが、光電効果の実験のみで 説明することはできるのでしょうか?) また、光子で考えても、弱い振動数の光子を複数もらえば、電子は十分 飛び出せる気がします。このあたりの説明はどうなっているんでしょうか? さらに、光電効果が起きない場合、金属に向かって行った光子はどうなるのですか? 全部反射するのでしょうか? また、光電効果が起きる場合、残ったエネルギーは どこへいくのでしょうか? まさか、波長が長くなって反射して戻ってくるのですか?

  • 光電効果とコンプトン効果について

    光電効果やコンプトン効果は直接電子と相互作用しているのですか?それとも原子と相互作用しエネルギーを電子に与えているのですか? 以下のような説明が混在しており理解できません。 1.光子が物質中の電子(軌道電子)と衝突し、光子が持っていたエネルギーを電子が獲得して。。。(中略)電子が物質(原子の軌道)から飛び出す現象のこと。 2.光子が原子により吸収され消滅し、そのエネルギーを受けて軌道電子が放出される。 もし、2.なら光子は原子のどこに吸収されているのでしょうか?軌道電子?原子核? また、光電効果は内殻の電子のほうが放出されやすいとなっておりますが、なぜかわかりません。光子のエネルギーが束縛エネルギー以上であれば、K殻でもL殻でもさほど変わらないように思います。外殻にいくほど束縛エネルギーが低いのでコンプトン効果がおこりやすいから、でしょうか? コンプトンについても直接電子と相互作用しているのでしょうか?また、なぜ外殻の電子のほうがはじき飛ばされやすいのかがよくわかりません。 あと内殻の電子が空位になった結果特性X線が発生するのはなんとなくわかるのですが、オージェ電子を放出したときは内殻の空位のところはどうやって埋められるのでしょうか? 質問ばかりですがよろしくお願いいたします。

  • 光電効果

    波長1000Åの光によって波長4.2Åの電子が光電効果によって放出された。電子が放出される際にどのくらいのエネルギーが必要か? という問題の解き方教えてください。 私の方針は、hν>W ν=c/λを用いてW(仕事関数)を求めにいけばいいのかなぁと思いますが、4.2Åとかをどこで使うのか悩み分かりません。 お願いします!

  • 光電効果からの情報

    タングステン原子の1s軌道電子の軌道エネルギーは72keVでありタングステン金属結晶の表面に光量子エネルギー90kevのX線を照射した場合光電子放出により表面から波長021オングストロームのX線が観測された場合、このことからタングステン原子についてどのような情報が得ることができるのでしょうか? よろしくお願い致します。

  • 高校物理 光電効果と光の強さについて

    光電効果に関して教科書の記述にこうあります。 ・金属板を飛び出した光電子の運動エネルギーは様々な値になるが、最大の運動エネルギーは【光の強さ】に関係なく、光の振動数νだけで決まり、νが大きいほど大きい。 ・単位時間あたりに飛び出す光電子数は【光の強さ】に比例する。 【光の強さ】とありますが、これは大変おかしな記述だと思います。こんな安易な記述をしているからみんな物理が嫌いになるのではないかと・・・ それはさておき、そもそも光の強さをどのように定義しているのか全く説明がありません。たぶん明るい光ほど光が強いという意味かと思います。光は波であり、振幅や振動数という要素があり、振動数は分光器などで計測できることは習っているのですが、振幅についてはどのように求めるのかは習っておりません。 参考書で調べましたところ、波のエネルギーは「振幅の2乗と振動の2乗に比例する」とありますが、教科書で言いたいことを推測すると、光ではこれは成り立たず、光のエネルギーは振動数νに比例する、ということでしょうか?ということは、光以外の波のエネルギーは振幅の2乗と振動の2乗に比例し、光(電磁波)のエネルギーは振動数に比例すると完全に区別していいということでしょうか? つまり光は波であるが、音波のような波とエネルギーの式が完全に異なるという理解でよろしいでしょうか?

  • 二光子吸収の起こる条件とは

    アインシュタインが光電効果を発見したとき いくら光の強度を強くしても、ある波長より短い光を使わなければ電気が流れないというところから、光が波ではなく粒子であるということを発見したということは有名な話ですが では二光子吸収はどう考えればよいのでしょうか? この現象は2つの光子を吸収して普通では超えられない禁制帯を飛び越えるという現象ですが、これが起こってしまうと光電効果のような現象は起こらなかったのではないのでしょか? となると、2光子吸収を起こすためには何か条件があるということなのでしょうか? そのへんを詳しく教えて下さい。よろしくお願い致します。

  • 光子の大きさと波長の関係

    光には結構永い波長が有ります。光子の大きさは、かなり小さいと思いますが、 何粒かの光子で一つの波を構成しているのでしょうか。 電波なぞ光子の大きさに比べたら、ものすごく長い波長ですね。少しずつエネルギーの違う光子が多数並んで伝播するんでしょうか。

  • 光子の変換について

    光子についていくつか質問があります。 1.なぜ光子は陽電子と電子には崩壊できるのに、一個の電子には崩壊できないのか? 2.光子のエネルギーが5MeVだとすると各々の粒子の運動エネルギーはいくらになるのか。 3.また、それらの粒子が光の速度に近いことを示す。 以上3点です。2点目は何となくわかるのですが、詳しい解説を交えながら教えていただきたいです。よろしくお願いします。

  • 物理:電磁波,磁場,電場,光子について

     物理は勉強したこと無いです。ですから,マクスウェルの方程式みたいな数学的な説明は理解できません。語句的な知識は最低限あると思います。  質問です  電磁波は電磁場の波が伝播する現象ですよね!?  では,電場(電気的な力が作用する空間)とは何ですか??  電気的な力とは電子や陽子などの電荷を持った粒子が関わったものなんでしょうか??  磁場(磁力の作用する空間)とは何ですか??  磁力は想像できないです。磁力とは何なのでしょうか??  最後に,光とは波ですよね!?それは理解できるのですが(何となく...)。光子というのは,光が粒子のように振る舞うので仮想的に粒子とみなしたものなのか,それとも,その波のエネルギーが具現化(?)して粒子になったものなのかどうか分かりません。  簡単に・具体的に教えてほしいです。お願いします。また,そういった本があれば教えて下さい。