• ベストアンサー

永久磁石モータの制御

こんにちは、 永久磁石モータの制御について下記を教えて下さい。 1.永久磁石モータの弱め磁界制御とは、 2.瞬時空間ベクトルとは?

noname#161363
noname#161363
  • 科学
  • 回答数2
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.2

#1補足に関連して。 1. 遅れ位相だと、逆に強め界磁になります。(同じ回転数で、電圧が高めになる。) 2. 通常、vu+vv+vw=0なので、ベクトルVは平面上を移動する(要素が2個)のベクトルになります。 3次元空間でVを考えたときも通常の零相電圧が0の条件(vu+vv+vw=0の場合)には、Vはu+v+w=0の平面上を移動することになります。 (ただし、最初から平面で考える場合と、3次元内の平面状を動くベクトルとでは、大きさの扱いに違いが出ることがある(係数がかかることがある)ので、ちょっと注意が必要です。) v1=(1,0,0)とする表記もいくつか捉え方があるので、それを書かれている書籍を見てみないと、なんとも言えません。3次元空間でベクトルを表し,1,0,0がそれぞれの要素とする場合もあるし、1,0,0がスイッチングの状態を表す(スイッチング関数)こともありますので。 電圧ベクトルが平面上の六角形になっているようなら、後者のスイッチング関数としての表記のように思います。 実空間と呼んだのは、磁束は「実際に物が存在している空間」でベクトルとして扱えるから。電圧や電流のベクトルとはちょっと様相が違うので。 電圧や電流を二次元の空間ベクトルで表す方法には二通りあって、 空間ベクトルのu,v,w軸への射影がそのままu,v,wの電圧や電流に対応させる方法と、電圧ベクトルと電流ベクトルの内積の電力が三相の電力と一致するように係数倍する方法とがあります。(本来3次元になっている軸を二次元上に投影する都合上、両者で差が出てしまう。) 後者は、不変量として電力を置いている、ということになるかもしれません。

noname#161363
質問者

お礼

お詳しいご説明有難うございます。 本来、図や数式を使用しないと説明出来ないような内容のご説明を、文字のみで表現頂き、誠に申し訳御座いません。 >1. 遅れ位相だと、逆に強め界磁になります。(同じ回転数で、電圧が高めになる。) 了解しました。 >2. 通常、vu+vv+vw=0なので、ベクトルVは平面上を移動する(要素が2個)のベクトルになります。 要素が2個なので、平面で表せるのですね。 >3次元空間でVを考えたときも通常の零相電圧が0の条件(vu+vv+vw=0の場合)には、Vはu+v+w=0の平面上を移動することになります。 了解しました。数学的には2次元で表せるのに、使用上3次元で表した方が都合が良いためですね。(スイッチとの絡みなど) >v1=(1,0,0)とする表記もいくつか捉え方があるので、それを書かれている書籍を見てみないと、なんとも言えません。3次元空間でベクトルを表し,1,0,0がそれぞれの要素とする場合もあるし、1,0,0がスイッチングの状態を表す(スイッチング関数)こともありますので。 電圧ベクトルが平面上の六角形になっているようなら、後者のスイッチング関数としての表記のように思います。 本は、電圧ベクトルが平面上の六角形になっており、その下にスイッチングのONOFFの対応表が記載されてます。従いましてスイッチング関数としての表記なのですね。 >実空間と呼んだのは、磁束は「実際に物が存在している空間」でベクトルとして扱えるから。電圧や電流のベクトルとはちょっと様相が違うので。 了解しました。 >電圧や電流を二次元の空間ベクトルで表す方法には二通りあって、空間ベクトルのu,v,w軸への射影がそのままu,v,wの電圧や電流に対応させる方法と、電圧ベクトルと電流ベクトルの内積の電力が三相の電力と一致するように係数倍する方法とがあります。(本来3次元になっている軸を二次元上に投影する都合上、両者で差が出てしまう。) 了解しました。 >後者は、不変量として電力を置いている、ということになるかもしれません。 不変量はエネルギーなのかもしれませんね。 ベクトル制御とか、座標変換は、本当に理解しようとしたら、数式で理解する必要があると思います。私は、数式はほとんど理解しておりませんが、文字のみでご丁寧にご説明頂き、何となく、イメージが掴めたような気がします。有難うございました。

その他の回答 (1)

  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.1

1.永久磁石界磁同期機で、端子電圧を回転数*界磁で決まる電圧より低くして、進み位相で運転する方法。あるいは、進み無効電流を流して固定子に鎖交する主磁束を弱めて、端子電圧を下げて運転する方法。 2. (とりあえず、三相分を平面で表す場合について説明すると)平面に120度ずつ角度のついた3本の軸(それぞれu,v,w)を考えます。この平面内で移動するベクトルVを考えて、Vのu,v,w軸への投影がvu,vv,vwの瞬時値になるようにVを決めることができます。このVが電圧の瞬時空間ベクトル。同様に電流についてもベクトルを考えることができます。 電圧や電流の瞬時空間ベクトルを使うと、実空間上での磁束との対応を付け易くなるというメリットがあります。 (本当は、直交座標での3次元空間を考えて、xyzをuvwに対応させるのが正しいんですが、便宜的に最初から平面に対応させることが多いようです。)

noname#161363
質問者

補足

お返事有難うございます。 難しいですね。 >1.永久磁石界磁同期機で、端子電圧を回転数*界磁で決まる電圧より低くして、進み位相で運転する方法。あるいは、進み無効電流を流して固定子に鎖交する主磁束を弱めて、端子電圧を下げて運転する方法。 なんとなく、イメージはわかりました。 回転数*界磁で決まる電圧とは、固定子に発生する「誘起電圧(=逆起電力)」のことでしょうか? 進み電流とは、端子電圧の波形(正弦波?)と比較して、位相が進んでいる電流なのでしょうか? 進み電流ではなく、遅れ電流でも、同様の効果(弱め界磁)が得られるような気がしますが、進み電流にする理由は何でしょうか?遅れ電流にすると、強め界磁になるのでしょうか? >2. (とりあえず、三相分を平面で表す場合について説明すると)平面に120度ずつ角度のついた3本の軸(それぞれu,v,w)を考えます。この平面内で移動するベクトルVを考えて、Vのu,v,w軸への投影がvu,vv,vwの瞬時値になるようにVを決めることができます。このVが電圧の瞬時空間ベクトル。同様に電流についてもベクトルを考えることができます。 このVは、3つの値(3次元)を持っているのでしょうか?今見ている教科書「電気自動車工学」廣田先生他著P173は、v1=(1,0,0)とかになっています。 3次元なので、平面では、無いです。3次元でもベクトルに変わりがありませんが、ご説明の平面内に収まっていないような気がします。 >電圧や電流の瞬時空間ベクトルを使うと、実空間上での磁束との対応を付け易くなるというメリットがあります。 すいません。実空間って何でしょうか?虚空間みたいものもあるのでしょうか? ベクトル制御では、座標変換がよく登場しますが、物理では、その場合、不変量が存在します。瞬時空間ベクトルも、座標変換に対して、不変量が存在するのでしょうか? >(本当は、直交座標での3次元空間を考えて、xyzをuvwに対応させるのが正しいんですが、便宜的に最初から平面に対応させることが多いようです。) Xyzと、uvwの違いは何でしょうか? 3次元空間を2次元に出来るのは、ia+ib+ic=0 だからでしょうか? http://www.jeea.or.jp/course/contents/07118/

関連するQ&A

  • 普通モーターは、電磁石と永久磁石から作りますが、永久磁石同士で作った場

    普通モーターは、電磁石と永久磁石から作りますが、永久磁石同士で作った場合、どれくらい回り続けるものなのでしょうか。

  • 普通モーターは、電磁石と永久磁石から作りますが、永久磁石同士で作った場

    普通モーターは、電磁石と永久磁石から作りますが、永久磁石同士で作った場合、どれくらい回り続けるものなのでしょうか。 回りを磁気の通らないもので囲う前提で、回らないですかね。

  • 永久磁石式同期モータ ベクトル制御の1次側電流算出

    永久磁石式同期モータのベクトル制御に関するアドバイスを頂きたいです。 マイコンでインバータの2次側の電圧及び電流のベクトル制御を行い、モータを回しています。 モータのロータの水平軸方向をd軸、それに対して垂直方向をq軸として、各電流の制御を行い、3相に変換してIPMにて出力しています。 ここで、ベクトル制御で算出した2次側の出力(d軸電流、q軸電流及び電圧)値から1次側の電流値を算出する方法等ありますでしょうか。 考え方及び原理等助言を頂きたいです。内容がわからない若しくは不足部分もありましたら、ご指摘お願いします。

  • 永久磁石型同期モータのV/F制御について

    永久磁石同期モータ(SPM)を回転させたいのですが、誘導型モータのようにV/F制御で三相交流波形を入力しただけで回転するのでしょうか?それともホール信号を見ながらでないとスムーズに回転できないのでしょうか? 卒業研究の課題について下調べしているため、基礎的な知識が乏しいのですがどなたかご教授下さい。

  • 永久磁石同期モータの素晴らしい点

    こんにちは 永久磁石同期モータは、巻線形同期モータおよび誘導モータなどの永久磁石を使用しないモータと比較して、励磁電流を流す必要がなく、励磁回路損失が無いので効率が良いと考えて問題ないでしょうか?誘導モータの回転子に流れる誘導電流も励磁電流と考えて問題ないでしょうか? 但し、埋込永久磁石同期モータは、表面永久磁石同期モータと比較して、磁気抵抗の非対称性によるリラクタンストルクも利用できるので、更に高出力、高効率な運転が可能であることは、除きます。

  • 永久磁石について

     ドライバー先端の磁力が弱くなり、永久磁石にこすり付けて復帰させていますが、ネットで「コイルを巻きつけ大電流を流すと永久磁石が作れる」 とありました。具体的にドライバークラスのものを永久強力磁石にしたいのですが、具体的に方法を知りたく。  また、上の例で作れるのなら三相誘導モータのロータは、何故永久磁石にならないの?(電流値が、低いから?)  宜しくお願いします。

  • SRモーターはなぜ永久磁石を必要としないのですか?

    スイッチドリラクタンスモーター(SRモーター)のロータコアはなぜ永久磁石を必要としないのですか?電磁石を使うのですか?教えてください!お願いします!

  • IPMモータのベクトル制御について

    こんにちは、 下記HPを見ますと、 ベクトル制御の特長 従来方式(120°通電方式)はモータに印加する電流が方形波であるのに対しベクトル制御は回転子の位置(磁石の角度)に対して正弦波になるような電圧を印加してモータ電流を制御することが可能になります。 と書いてます。 ベクトル制御によって、なぜ方形波が正弦波になるのか?その仕組みを教えてください。 http://www.tosei-s.co.jp/technical/tech_lifter02.html

  • 非常に強力な超伝導磁石の使い途は?

    強磁性体を用いた永久磁石は表面磁界が約1T程度の磁界が限界の強さですが,超伝導体に磁束をトラップした磁石は17Tもの磁界を発生できるそうです。(ただし29Kという低温ですが)。下記に参考のURLを記しました。 http://www.istec.or.jp/Operation/LateNews/Div30301-J.html このような強力な超伝導磁石にはいったいどのような使い途があるのでしょうか?超伝導だから冷却しなければならないと思うのですが,これを補って余りあるほどの用途が存在するのでしょうか?モーターやフライホイールなどのこれまで永久磁石で実用化されていた用途はすぐ思いつくのですが,強力な磁界でなければ達成できない用途があったら教えて頂きたいと思います。よろしくお願いします。

  • 誘導モータ間接ベクトル制御の位相について

     DSPに、誘導モータの速度センサ付間接ベクトル制御の実装を行うとしている者です。 座標変換に必要な位相角 θr について、質問をさせてください。  永久磁石同期モータのベクトル制御では、ロータ角度 θr = 0 は、 磁束が最大になる点(誘起電圧 = 0)という物理的に検知可能な点になりますが、 誘導モータでは、θr の原点は、具体的にはどこになるのでしょうか?  教科書の間接ベクトル制御のブロック図では、θrを、単にモータ回転速度を積分して 求めていますが、 ・どのロータ位置から速度の積分を開始しても問題ないのでしょうか?  ・ずっと速度を積分し続けていると、速度センサの誤差が蓄積して、θr 値が狂ってくるような  気がするのですが、問題ないのでしょうか?   どうも永久磁石同期モータのイメージで理解しようとして、何か間違っているような 気がします。 よろしくお願いします。