敬語について
敬語について
こんにちは。いま謙譲語について勉強しています。謙譲語には聞き手へ敬意を表すものと話題に出る人物へ敬意を表すものの二種類がありますね。「言う」の謙譲語として「申す」と「申し上げる」、「知る」の謙譲語として「存じる」「存じ上げる」があります。前者はそれぞれ聞き手へ敬意、後者は話題人物へ敬意を表すと理解すればいいですね。でも、具体的になると、まだ分からないことがいっぱいあります。
(1)中島先生のことは、よく存じ上げております。
(中島先生へ敬意を表しているわけですが、もし先生へ敬意を表す必要がなく、もっぱら聞き手を敬う場合「中島先生のことは、よく存じております」とも言えますか。)
(2)仕事のほうはこれからますます面白くなっていくものと存じます。
(上の文とは違って、ここの「存じる」は「思う」の謙譲語ですね。「思う」の謙譲語としての「存じる」「存じ上げる」はただ丁寧度の違いがあるでしょう。この文をもっと丁寧に言うならば「~と存じ上げます」とも言い換えられるでしょうか。)
私はちょっと郵便局へ行ってくるから、先生がお見えになったら、そう申し上げてくれないか。
(この文における「申し上げる」は先生へ敬意を表していますね。「申し上げる」の尊敬対象は話題に出る「ニ格」人物ですね。もし「ニ格」人物が文に出ない場合、聞き手へ敬意を表すと理解していいでしょうか。)
例えば、「私は山田太郎と申します。」はもっと丁寧に言えば「私は山田太郎と申し上げます。」になるでしょうか。
ややこしい質問ですが、どうかよろしくお願いいたします。