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マグネシウムとベリリウムについて
今、高校生の化学を教えていて、ふとこんな質問をうけました。 「なぜアルカリ土類金属にはマグネシウムとベリリウムは含まれないんですか?」 この質問が分からず、自分なりに調べてみたところマグネシウムとアルカリ土類金属の相違点がいくつかみつかりました。1.常温での水との反応性2.水酸化物の塩基性の強さ3.硫酸塩が水に溶けるか否か4.炎色反応を示すか否か の4つです。 これ以外にちゃんとした定義みたいなものはありますでしょうか?
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定義という訳ではありませんが,「化学辞典」(東京化学同人)に基づくと,「アルカリ土類金属」とは『周期表2族のうち,カルシウム(Ca),ストロンチウム(Sr),バリウム(Ba),ラジウム(Ra)の4元素の事』だそうです。 これらを何故アルカリ土類金属と呼ぶのかですが,『Ca, Sr, Ba の酸化物を,アルカリ(アルカリ金属酸化物,水酸化物)と"土"(酸化アルミニウムの様に水に溶けず,火でも融けない土の様なもの)との中間の性質を示す事に基づいて,アルカリ土と称した事に基づいている』そうです。 で,問題のベリリウムとマグネシウムですが,お書きの様に他の2族元素と性質が異なる点があるため「アルカリ土類金属」に入れない事が多い様ですが,「アルカリ土類金属」に含める場合もある様です。その高校生の質問に対する答えとしては「他の2族元素と性質が異なるから」と言った処でしょうか。
その他の回答 (1)
昔かきょうしに出ていたような気がするので.関係サイトを http://com.nifty.com/forum/FCHEM/top.go 化学と教育のどこかを探してみてください。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 参考サイトを使って、納得のいく答えを探して説明してみます。ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり、はっきりとした定義はないようですね。質問に書いた相違点も使って説明してみます。ただ、アルカリ土類金属に含める場合もあるというのには少し驚きました。このことも、余談として説明してみます。