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高校時代の大学の進路指導(理系)について

その昔(数年前)、関西の高校生だった頃、進路指導の先生に 「岡山大学・広島大学・大阪市立大学・神戸大学の理工系は研究が互角、よって就職も互角だから、一番入りやすい岡山大学がいい」 「大阪府立大学理系は関西では阪大の次」 「鳥取大学工学部と同志社大学理工学部なら鳥取大学の方が国立だし予算もいっぱい貰ってて設備もいいから就職もいい、だから鳥取大学がいい」 「北見工業大学の方が芝浦工業大学よりいい」 「大学の研究力、設備の良さ=就職の良さ」 「東京理科大より愛媛大学の方がいい」 「四国の新設公立大>関西大」 などと、いろいろ嘘か本当かわからないようなことを言う先生がいました。 実際のところ、これらは全部間違ってる気がする(というより、国公立の合格実績を上げたいだけだったように思える)んですが、どうなんでしょうか。 よろしくお願いします。

みんなの回答

  • tekcycle
  • ベストアンサー率34% (1839/5289)
回答No.4

で、あなたは彼の話が理解できましたか? 私は何度聞いてもさっぱり理解できません。また、理解できるように書いてあるとも思いません。 あなたが理解できないのであれば、聞いてみると良いです。 ある人が、同じ学力帯の人が集まる大学同士で、設備の良い大学に行くべきだ、ということならよく理解できます。 しかし、学力帯がまるっきり違っちゃっている大学だと、いくら設備が良かったところで、講義のレベルが一定以上に保たれているという保証がありません。(まずそういうことはないでしょう) 分野にも依ります。 物理や化学のような、高校の続き、と、ひょっとすると情報や機械や電気電子(それらが本当に該当しているかどうか自信はありません)のような、大学でほぼ1からやります、という分野とがあるでしょう。 前者であれば、入学時の学力レベルが、例えば1歳差であれば、それが如実に効いてくるはずです。 もっと言えば、1歳差になってしまうような学習態度・生活態度で、更に開きが出てくるはずです。 後者の場合でも、学習態度・生活態度による差はほぼ避けられません。 物事には順序があり、実験やら実体験は確かに重要ですが、学部でまずすべきは、学力を鍛えることです。 実験や実体験は、大学院や職場でやればいいことです。 一方で、おそらく一流大学だと、学生の学習力>教員の講義力、という決定的な問題がありますので、一流大学の学生が伸び止まっている可能性が高いです。 教員のレベルが低いとか、教員の学力が低いとか、そういう問題ではなく、いくら教員に学力や知力があっても、それを伝える手段を鍛えていないし、淘汰もされていないために、学生の高い学習力を生かせていないのです。 従って、まともな進学校の学習内容なら身に付いているんだが、という二流大学の学生なら、「表面的な学力については」追いつくチャンスがあるわけです。 だからといって、あきらかにまともな進学校の学習内容が身に付いていない、三流以下の大学生にもチャンスがあるとは到底思えません。 そこが国立大学であろうが私立大学であろうが、設備が良かろうが悪かろうが。 上記の通り、分野によって差はあると思いますが、一通りの学習内容が身に付いていないことで、いわゆる大学レベルの学習内容には入れないはずなのです。 どうしたって講義の内容は幼稚なことから始めざるを得ず、しかもそうなるような学習態度ですから、一流二流大学レベルに追いつくべく講義を速めようとしてもそうは行かず、むしろ遅くしなければならないくらいでしょう。 従って、まるで違う学力帯の大学を比べて、設備でそれを補正しようという議論には、かなり無理があると思っています。 経験は大事ですが、それは基礎あっての物です。 野球の実戦経験は大事です。使って貰えずに伸びなかったが、移籍してレギュラーにして貰って伸びる選手は実際居るわけです。 しかしそれは、基礎力あっての物です。 明らかに基礎が欠けている、それも大幅に欠けているような人達に、環境だけ与えてみても。 と、私は見ます。

回答No.3

その「関西」で国公立の進学比率が高い高校が地域で評価されるのは一部の地域内ので、あまり関係ないと思いますよ。 様々な評価基準を、ご質問者さんは、同一の評価軸で考えて要るんじゃないなと思います。 あと、もうひとつ。「理工系」に絞った場合、研究環境では、ある観点では私立大は入り込む余地がありません。ある観点とは、その設備に触れるかどうか、誰でも教授陣が使うものと同じ研究施設を利用できるということです。この1点では、大規模学部は小規模学部に勝ることができません。そして、近畿地区に小規模な理工系の私立大に難関大は特定の分野をテーマにした大学くらいで、あまり多くないんです。ここが関東と違うところです。 「岡山大学・広島大学・大阪市立大学・神戸大学の理工系は研究が互角、よって就職も互角だから、一番入りやすい岡山大学がいい」 「研究が互角」というのは正しいと思います。地方国立大は、幅広い研究内容をしているわけではなく、その地域特有や、その大学でたまたま伝統になったもの、招かれた教授が強い分野の研究を行います。なので、互角というよりも、重ならない、ということですね。 なので、もし、岡山大にそのやりたい研究分野があったり、とにかく有機化学がやりたい のように特定のテーマがない場合、入りやすいところに入ろう、という考え方は間違いじゃないです。 ここの、大阪市立大は、大阪府立大の書き間違いですよね? もし、市立大ならば、この中ではひとつ劣ると思います。他の3大学、特に広島大は、地元産業と密着していますし、広島には、日本の工業のいくつかの分野の雄がある地域です。岡山大、神戸大も地場産業との連携が密です。岡山を補足しておくと、ここも重工業、軽工業が盛んで、軽工業のジャンルでは世界シェアトップやそれに近い企業がいくつかあるのと、倒産しちゃいましたが、林原研究所の存在が大きいですね。 何かかやで地域内に競争相手があり、その地域内でのトップ層を確保できない市立大は、一歩劣ると思います。 「大阪府立大学理系は関西では阪大の次」 「関西」という地域は正式なものではないので、この言葉を聞く相手によって変わります。大阪の一部地域では、大阪市内だけとか、大阪北部から神戸にかけての阪神だけという人も多いようです。で、この関西に意味に京都が入らなければ、この言葉は正しいです。 ただし、阪大から大きく引き離されての「次」です。この言葉の本来の意図は、関西の私立大の総合大学で理工系に力を入れている大学(関東の早慶のような)がないという意味ですね。 「鳥取大学工学部と同志社大学理工学部なら鳥取大学の方が国立だし予算もいっぱい貰ってて設備もいいから就職もいい、だから鳥取大学がいい」 これも、間違ってはいません。理系の週力は、どれだけ大学で技術の基本、作法を仕込まれているかです。これを「研究室と企業のつながり」という言葉でいいかえてもいいです。研究費そのものは学生には関係のない話です。このサイトでたまに研究費と学生にかける予算をすり替えた話をする人がいますが、ここでは、理系の学生にかける予算の話でいうと、学生1人あたりでは圧倒的に国立大が多いです。 私立大は、建物に多くのお金を、そして、研究を充実させます。国立大は、学生に使うお金が多いんです。例えば、国立大の学生では、普通にみんな実験をします。実験を「見る」講義はあんまりありません。そして、ゼミになるとある意味で「安い器具」「安い薬品」は研究ではなく講義としても使い放題になります。この経験の部分が大きい。 技術を活かす就職先というのは、有名企業は東大などに押さえられていて、旧帝大でもそうそうは入り込む余地はない。研究者になりたいふつうの子にとって、中小や大規模でも無名な企業で研究や技術職になれる、というのは「就職が良い」ということになります。 この辺の意図をはき違えないとすると、この言葉は正しいです。 「北見工業大学の方が芝浦工業大学よりいい」 学費面では正しいです。あと、関西の学生に話すのなら、「遊ばない=遊べる場所が少ない」のも大きいですね。 そして、北見工大は、鉱工業、資源というジャンルだと、圧倒的な強みがあります。 対して、芝浦工大は、日本の産業に従事するための技術を身につけるという面での強みがあります。 要は強みが違う大学同士の比較で、就職を考える際や、研究力をみるときに競合しないものを比較しています。 そして、芝浦工大に入れないような学生でも北見工大には入れるので、進路指導での言葉で、芝浦工大なんで無理だぞ、とか、東京に行かせたら遊んで卒業できないぞ、と先生に思わせる生徒に言う言葉としては、なおさらじゃないかな。 「大学の研究力、設備の良さ=就職の良さ」 当たり前、としかいえないけど、あえて踏み込むと、設備の良さ、については、「学生が使える」ということが大きいと思います。 みかけの研究力、みかけの設備の良さは、就職の良さには通じません。関関同立やMARCHよりも、先に挙がった芝浦工大の方が圧倒的に就職率が高いのはご存知ですか? 企業名というよりも、企業名と職種を加味しての比較でも負けていないはずです。 関西の私立大で、芝浦工大よりも良い環境を提供できる私立大はないんじゃないかな。 「東京理科大より愛媛大学の方がいい」 これは簡単に回答しておきます。下同士を比べたら正しいです。上同士を比べたら誤りです。もし、ご質問者さんがこの言葉を先生から聞いたとして、その先生が進路指導を得手にしている人だとしたら、そうみなされたということです。 東京理科大の上位は、早慶に並び、関関同立や阪大に勝ります。多様な学部、多様な設備、カリキュラムがあり、多様な学生を集める大学なので、大学名をブランド的にとらえる学生にいう言葉としては、「東京理科大より愛媛大学の方がいい」というのは正しいです。 「四国の新設公立大>関西大」 これ、もし、3年前に高知工科大学のことを指していたなら、先見の明がある先生ですね。進路指導を長くやっていた先生でしょうか? 当たりです。現状が物語っています。文系で東北にある国際教養大学は、とうとう今年、入試の難関さで早慶に並び、関西にあるどの私立大よりも上になりましたが、高知工科大学はそこまでは行っていません。でも、入試の難度では、関西大には勝っていますよ。 キーになるのは、学費の安さです。単なる授業料だけでなく、いろいろな補助が出て、ほとんどお金をかけずに地元の国立大に進学するよりも低い費用で卒業できます。 日本の高校生の大学進学率は世界最低です。そして、進学できない理由のトップは、学費がないから、です。学力不足もほぼ同数ありますが、でも、どんなに学力が高くても進学できない子が多数います。大学進学率は5割しかなく、貧富で諦める層に優秀な子がいるだろうことは自明ですよね。 実際、模試では、早慶を志望するよりも良い成績の看護学校志望の高校生が全国に多数います。看護学校のいくつかは、系列の病院への就職を前提に、学資が準備できなくても学べるという学校があり、そういう中でも一流の病院と結びついている看護学校は、上位私立大並みの難関になっています。 高知工科大学は、設置タイミングと不況が合ってしまったことと、こういう頭がいいけど大学に進学できないという工学系男子の需要を見事に満たしたんですね。 この大学は、大学が良い、というのではなく、本来大学進学ができなかった層から、レベルの高い学生を全国から集めるのに成功しました。その初年度の比較的競争の少ない時に入れた学生はラッキーだったんじゃないなか。 いうまでもなく、世間では、ブランドとしては関西大の圧勝ですし、就職もいいですよね。なにせ、地元の寄付を学生に還元している高知工科大では有名企業の欲しい人材は育てられませんし、関西大に滑り込むような層は高知工科大にはもう受からないでしょうから。 今年は鳥取環境大が同じ意図で注目ですね。

  • tekcycle
  • ベストアンサー率34% (1839/5289)
回答No.2

>「大学の研究力、設備の良さ=就職の良さ」 この思い込みが全ての元かと。 研究するのは教員や「大学院に残った人」です。 就職するのは「卒業生」です。 大学院に残る人が、そこの学部の卒業生とは限りません。 極普通に考えて、企業が欲しいのは大学のバッヂではありませんから(東大京大ならどうか知りませんが)、学力が高い方が就職は良いはずです。 理系の就職の仕方って色々です。 教授のコネで、文系就職、理系就職、修士を出て文系就職、修士を出て理系就職、博士を出て文系就職、博士を出て理系就職、大学や研究期間に残る、等々。 研究室が効いてくることもないとは言いませんが。 でも、私が京都の山中研に潜り込んだとしても、私自身が大して優秀になるわけでもないでしょう。 勿論、貴重な経験は得られるんだろうとは思いますが。それだけで人を見るほど会社が甘いとは思えません。 博士号を取ってから就職するのであれば、研究実績だろうと思います。 研究の仕方もおそらく色々で、熱意のある優秀な学生が集まる研究室であれば、研究は学生、修士や博士課程の学生(今ならポスドクもかな)が実働部隊となるかもしれません。 ところが、色々な理由で(おそらく東大であっても)そういう学生が集まらないところであれば、研究の実働部隊は教員本人であることもありそうです。 後者の研究室で生み出された研究実績は、そこの学生とは何の関係もないはずです。 文系の場合は、理数から逃げずに地方の国立に行くような人の方が、「都会の派手なだけのアンポンタン私立に逃げた連中」より優秀なこともあるでしょう。 しかし、理系の場合は国立だからといって、増えるのは国語と社会だけですから、関関同立の学力レベルであれば、そこから国立を狙うのでもそれほどハードルが高いとは思えません。 「学生の」国私間差は、文系ほどではないだろうと想像します。 センターの国語と社会で半分取れば、他でカバーすれば受かる人はどこかに受かるわけです。 > 「鳥取大学工学部と同志社大学理工学部なら鳥取大学の方が国立だし予算もいっぱい貰ってて設備もいいから就職もいい、だから鳥取大学がいい」 もし比べるのであれば、教員に対する学生数でしょうね。 しかしそもそも、学部卒で就職してしまうなら、設備も糞もないでしょう。使う暇がない。 学生数も大して関係ないのかも。 http://ja.wikipedia.org/wiki/大学院進学率#.E5.A4.A7.E5.AD.A6.E9.99.A2.E9.80.B2.E5.AD.A6.E7.8E.87.E3.81.AE.E7.8A.B6.E6.B3.81 ぶっちゃけ、大学が二流三流になればなるほど、大学院進学率も下がっていくわけです。 みんながみんな研究に関わるわけではありません。 それでも設備の何の言い出すなら、大学院で京大阪大に行けば良いし。 それと、地方国立大学、というより、その地域のナンバーワン大学には(それが私立大学であることは殆ど無いでしょう)、家庭の事情等々でその地域を離れられない優秀な人が混じっています。 当然そういう人の就職が悪いはずもなく。 ただしそれは、都会に住んでいてそこに難関大学がいくらでもあるのに、そこから都落ちした連中の事情とは違うことが多いわけです。 > 国公立の合格実績を上げたいだけ いや、只の勘違いでしょう。

  • aoixy
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回答No.1

>「岡山大学・広島大学・大阪市立大学・神戸大学の理工系は研究が互角、よって就職も互角だから、一番入りやすい岡山大学がいい」 広島大学は、多少格が上に感じますが、地域的な理由(大阪を中心とした場合の距離)を考えると互角かもしれません。確かに成績がぎりぎりなら、私も岡山大学をお勧めします。 >「大阪府立大学理系は関西では阪大の次」 これは試験日程のせいであり、阪大を落ちた者が日程の都合で府大を受けるため、こういうことになります。ただし工学部系の話です。 >「鳥取大学工学部と同志社大学理工学部なら鳥取大学の方が国立だし予算もいっぱい貰ってて設備もいいから就職もいい、だから鳥取大学がいい」 この文章は、微妙です。国立大学は確かに格が上に扱われるのは事実です。しかし、地域的な差を考えると、同志社の方が人気があると思いますし、実際に偏差値的にも同志社になると思います。私なら、同志社に行くと思います。 >「北見工業大学の方が芝浦工業大学よりいい」 これも微妙です。地域性を考えると都心に近い芝浦工業大も捨てがたいです。ただ、個人的には両方ともにパスです。 >「大学の研究力、設備の良さ=就職の良さ」 ほぼその通りかと思います。旧帝大の良いところは、まさに設備の良さです。良い設備では良い研究が出来ます。良い研究ができると業績が上がり、教授の知名度があがります。すると、企業からの教授のところへ就職の依頼が来やすくなるので、就職の良さは上がります。 >「東京理科大より愛媛大学の方がいい」 上記で述べたように地域性に問題があるので、どちらもと言い難いです。ただし、総合大学は単科大学では得られないことも多々あります。理科大の評判が気になる点や国立大学は有利という点も考えて、愛媛大学に賛成です。 >「四国の新設公立大>関西大」 関西大の良いところはありません。しかし新設大学は今後どうなるか分からないという不安もありますので、一番難しい質問です。伝統校が就職には有利だという点もあります。非常に難しい選択です。 以上、当方の意見でした。

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