北朝鮮の今後

質問

北朝鮮の瀬戸際外交は10年余り前と現在では意味が違ってきたのでは。
北朝鮮の存在によってアメリカは武器を今後日本に売り続けられる。
アジアがとても平和になると中国、ロシアも軍に予算を割きにくくなる。→体制維持に障害が出る。

そんな理由で、北朝鮮は少し駄々をこねる国としてアメリカと周辺国の内々の支持を受けながら今後当分政権は安定するのではないでしょうか。

回答No.2

fujic-1990 · ベストアンサー

> 北朝鮮の存在によってアメリカは武器を今後日本に売り続けられる。

　中国は、南沙あたりでもトラブルを起こしていますし、今後ますますアチコチで重大なトラブルを起こすでしょう。

　沖縄も中国のものだ、などと言いだしかねない状況です。

　中国があれば十分に武器を売りつけられます。

> アジアがとても平和になると中国、ロシアも軍に予算を割きにくくなる。

　それも誤解だと思います。

　あの国々は、突然「あの場所は我が国固有の領土だ」とか言いだして、自力で緊張状態を作り出せる国々です。

　ミサイル落下に備えて自衛隊を配備すると「やり過ぎ、軍備配備の理由付けだろう。落ちてきたりしねぇよ」とか、高い堤防を作ろうとすると「高い電気料を取るためだろう、津波なんて来ねぇよ」とか言いだす人々がいない国です。

　そういう人々を黙らせられる国、というのが正解かな。

　しかりしこうして、予算は好きなだけ割けます。

> アメリカと周辺国の内々の支持を受けながら今後当分政権は安定するのではないでしょうか。

　アメリカが恐れるのは、北朝鮮そのものではなく、そこで開発された核兵器や生物兵器がアメリカに対して使用されることです。

　だから、それらの兵器が国外へ出ないと神様が連帯保証してくれるならお書きの通りですが、そんな保証はあり得ない以上、1日でも早く国外流出の可能性をゼロにしてしまいたいというのがアメリカの真意であろうと思います。

　但し、北朝鮮の崩壊はアメリカがもたらすのではなく、内部から始まるでしょう。

　ちなみに韓国は、そんなことより難民が押し寄せるほうを怖がっていますので、内々の支持を与えていると思ってよいでしょう。

お礼

大変勉強になります。ありがとうございます。

西ドイツが東ドイツを併合した後の苦境を見て韓国では統一に慎重になったと聞きますが、それどころか一度に難民が押し寄せると大変なことになりますね。

9.11は確かに戦争だったと感じます。核兵器や生物兵器がアメリカに対して使用されるとアメリカが崩壊する可能性はありますね。

あの国々は、まわりくどいことをしなくても何でもありなんですね。←ここを日本人はよく認識しておかないといけませんね。ありがとうございます。

中国の動向には要注意なのですね。

大変ありがとうございました。深謝いたします。

回答No.4

isoken

＞北朝鮮の瀬戸際外交は10年余り前と現在では意味が違ってきたのでは。

ソビエト連邦という庇護者を失くし、中国が援助を出し渋る様になったベルリンの壁崩壊以降、北朝鮮の基本方針は首尾一貫しております。
即ちアメリカという北朝鮮のそして金王朝の政体維持を担保してくれる、ライオンの尻尾を踏まないという点に於いて。

外貨を獲得出来得る産業を持たない北朝鮮にとって外交こそがまさに飯の種、一見無茶な様で全て計算され尽くされている北朝鮮外交は非常にしたたか、アメリカが容認出来る範囲内でチキン・レースを繰り返し、自国の経済的メリットを引き出している訳で、平和ボケした日本の政治家・外交官など足元にも及びません。

一方のアメリカにとっても、極東という限定された地域内で常に緊張状態を醸し出してくれる北朝鮮は、自国の軍需産業或いは沖縄の米軍基地のプレゼンスを高める意味に於いて、誠にありがたい存在であり、当面両者の利害は一致しているのでしょう。

＞北朝鮮は少し駄々をこねる国としてアメリカと周辺国の内々の支持を受けながら今後当分政権は安定するのではないでしょうか。

周辺諸国の共通した思惑として、金王朝崩壊時に予想される難民の受け入れや統一に掛かるコストの負担は、御免蒙りたいというのが本音でしょう。

特に中国は、アメリカ軍が駐留する韓国、或いは韓国主導で統一された朝鮮半島の新生国家と、直接国境を接する事態は避けたい訳で、東北３省に存する数百万人と言われる朝鮮族への影響・コスト負担の可能性を顧慮すれば、現政権に対する資金援助・物質的援助の方が、より安価で現実的な選択肢であるはずです。

依って６ヶ国協議という生命維持装置を通じて、周辺諸国が寄って集って金正恩体制を支え続けた結果、その最大の被害者は、今後も食うや食わずを強いられる哀れな北朝鮮国民という構図は暫く変わりそうもありません。

お礼

ありがとうございます。

切迫感のある北朝鮮という国家の外交官の緊張は確かに相当なものでしょうね。
地理的、歴史的に大変難しい位置にある国家なのですからね。

地下資源はあると聞いていますので遠い将来においては発展の可能性はなくもないのではとも思います。

自助努力によって農業生産が向上して北朝鮮国民に食料がいきわたることを願ってやみません。

回答No.3

hekiyu

日本にとってもメリットがあると思います。

北を口実に軍拡が可能になります。

北の核保有が明らかになった時、米国のマスコミは
こぞって
「日本も核武装か？」
とかき立てました。

六カ国協議や、オバマ大統領の核軍縮発言は
日本の核武装を阻止するためだとみています。

お礼

あらたな切り口からのご意見ありがとうございます。勉強になります。

先入観なく事実に基づいて日本の防衛を考えないといけない時期なのですね。

ありがとうございました。

回答No.1

bettybanana

今は、そういった悠長な状態なのですか?

日本の都市圏や沖縄に配置されてるPAC3は、核武装したテポドンを打ち落とそうとしてるのですよね。?

日米チームは、迎撃を宣言してしまっていますから、コースも当然変えてくるものと考えられますし、もとよりフィリピンの海域には落とせそうもありませし・・

テポドンもPAC3も共に大気圏外、可能ですから、排他的エリア・国境を越える前に、大気圏外にいる可能性と、油断していると、マッハ20近い速度で、頭上から、まっすぐ落ちてくる可能性ありますよね～。

南北が共に歩むことが出来れば、極東に平和も訪れるのだろうと思いますが、歴史的な経緯からみても簡単には無理そうですよね～。アメリカの大使が交渉を続けていますし、中国も間に入ってくれているようですし、しかし、当の北は、話し合いでは既に解決できない現実を抱えてしまっているように思います。

恐らく交渉はすべて外交がらみで何かのカードとして行われるのが通例のようですし、私たちは頭上に注意しながら、大戦に発展しないことを望むだけなのですが、・・原発の近くの方は特に(爆)

衛星も、PAC3も発射させてはなりませんよね。

お礼

早速にご回答ありがとうございます。
文章の端々から軍事に詳しい専門家の方と推察しますが、分かりやすく平易にお答えいただきありがとうございます。勉強になりました。