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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:NatureのHeadCaseの訳)

脳神経科学者たちの法廷での主張とその意味について

このQ&Aのポイント
  • 脳科学者キールは、脳の画像法を法廷で使用することを主張しましたが、認められませんでした。
  • 脳科学者のGraftonは、今回の事件でキールが主張する脳データの立証のあいまいさを主張するように頼まれましたが、それを断りました。
  • Graftonは陪審員が他の情報を信頼できないと言う中で、脳のスキャンも同じ基準で判断されるべきだと述べました。

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noname#175206
noname#175206
回答No.2

>"You can live in the ivory tower for your whole career, and never really have a practical influence. This was a chance to help" says Kiehl. ------------------------ 「一生、象牙の塔に閉じこもっててもいいだろう。世間に何も影響を及ぼさなければね。これは、(陪審員や公衆の)手助けになるチャンスだったんだが」、そうキールは言う。------------------------ 「象牙の塔」とは、自分の分野だけに閉じこもるなど、世間から離れた暮らしをすることを指します。特に、芸術や学問について、言われることが多いようです。  キールは、サイコパスについての自分の研究が、陪審員や公衆への教育になる、それが自分の「道徳的義務」と考えているようですので、自分の研究を採用しない人々を指して、「象牙の塔の住人」=「世間知らずの人間」と言いたいようですね。 >Grafton has testified against imaging in many cases, but this time he declined, saying that even potentially shaky scientific evidence should be allowed during the sentencing phase of a trial. ------------------------  グラフトンは多くの裁判で、脳スキャンに反対の立場の証言を行っている。しかし今回は、科学的にはあてにならない可能性のある証拠であっても、裁判の量刑宣告の時点では、それを用いることもやむを得ないのかもしれないと言って、(証言を)辞退した。 ------------------------  この前段でメイバーグがキールの手法を激しく批判しているわけですが、グラフトンのように、批判を躊躇するような場合もあるということですね。  前者が、「疑わしきは用いず」という科学重視の立場、後者が「否定しきれないなら、場合によっては使わざるを得ない」という「疑わしきは罰せず」の立場なのでしょう。 >"I've had judges tell me, 'Look, everything else everybody's bringing into a mitigation hearing is extremely unreliable, so why should we hold scans to a different standard?'" ------------------------ 「私は裁判官らに、こう尋ねた。『いいですか、皆が量刑減軽の審理に持ち込んだ、その他の全てのもの(証拠)は、全くもって信頼性がない。ならば脳スキャンを、それらとは別の、正式の基準として用いるべきではないですか?』とね。」 ------------------------  グラフトンは被告の弁護人ですから、弁護するのは当然です。彼の争点は、被告がサイコパスで、自分ではどうしようもない心理状態での犯行だった、それならば減刑されるべきであるということのようです。  そこで、サイコパスであることを示唆する脳スキャンデータを、正式な証拠として採用すべきであるという意見を述べているようですね。

ligase
質問者

お礼

前者が、「疑わしきは用いず」という科学重視の立場、後者が「否定しきれないなら、場合によっては使わざるを得ない」本当にその言葉自体を訴えるかのような文章構成で解説を伺ってなるほどーと感動しました。 というかこのジャーナルのほとんどを一緒に訳してもらって間違えをすべて的確に指導してくださり本当にありがとうございました。 それにもかかわらずお礼が遅くなり大変申し訳ございません。 いつも一人で訳をしているので本当に心強い先生がいるかのようでうれしかったです。 教えていただいたことをしっかりと頭の中に入れられるようにもっともっとがんばります。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3506/7250)
回答No.3

> "You can live in the ivory tower for your whole career, and never really have a practical influence. This was a chance to help" says Kiehl.  『一生を学問の世界に閉じこもって、現実の世界とは無関係に生きることも可能かもしれないが、今回のこの件は、単なる研究ということを超えて、イメージングの何たるかを社会に認識してもらう機会になり得ると思うのです』 とキールは主張する。 > Grafton has testified against imaging in many cases, but this time he declined, saying that even potentially shaky scientific evidence should be allowed during the sentencing phase of a trial.  グラフトンは多くの公判においてイメージングの有効性について否定的な見解を述べてきたが、今回は違った。量刑を決定する段階においては、たとえそれが科学的に立証されたものでないとしても、証拠として採用されるべきであると述べた。 > "I've had judges tell me, 'Look, everything else everybody's bringing into a mitigation hearing is extremely unreliable, so why should we hold scans to a different standard?'"  『減刑要請聴聞審に持ち込まれるものといったら、とてもまともとはいえないものがいくらでもある。基準の異なるスキャン画像を提出してはならないという理由がどこにありますか?』 と言ってる判事たちもいるんですよ。  * ここの hold は 「抑制する」 みたいな意味で用いられており、「固定する」 と訳すと意味の分からないことになります。

ligase
質問者

お礼

ありがとうございます。いつもこのようなジャーナルでは理論的な場面でholdが多々出てきて役に困るときがあります。 的確な焼くと脚注までご親切にいつも解説くださりまことにありがとうございます。 今後ともご教授のほど、よろしくお願い申し上げます。

  • alqaadim
  • ベストアンサー率67% (39/58)
回答No.1

まず、英語の文脈がもう少しあれば、正確な解釈ができると感じました。以下のニュアンスで筋は通ると思いますが、信憑性は85%程度です。ご了承ください。 1.「キャリアを通してずっと象牙の塔(現実社会から離れた学問の世界)に生き続けることはできるだろうが、それでは本当に実践的な影響(「現実社会への働きかけ」、程度の意味)は決してもちえない。これは役立つためのチャンスなんだ。」とキールは言う。 2.グラフトンは多くの事例でイメージングに反対する証言をしてきたが、今回は引き下がった。曰く、いくら(イメージングが)潜在的に根拠薄弱な科学的立証であるとしても、公判の判決(宣告)の局面では、許容されるべきだ、と。 3.私は判事にこう言わせてきた、「皆が減刑聴聞に提出してくる他のもの(=資料)はどれもとんでもなく信憑性の乏しいものだ、してみると、とりわけスキャン(=イメージングの資料)を別の基準(「科学的には不確実だから却下」という基準)に保持しておかなくてもいいのではないか?(「他のとんでもなく信憑性の乏しいものよりもずっといい資料としてイメージングを使うことを避ける理由はなかろう」という趣旨)」。 参考になれば。

ligase
質問者

お礼

お礼が遅くなりまことに申し訳ございません。そしてご親切に解説まことにありがとうございます。 また英語のリファレンスの少なさにもかかわらず各センテンスごとに的確な訳をしてくださりまことにありがとうございます。 象牙の塔が専門分野の世界を指すのですね。本当に英語は不思議です。 今後ともよろしくお願い申し上げます。

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