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次の俳句について教えてください。

「近江へは花見箪笥を背負ひ行かな」 藤田あけ烏 この句について次の3点教えてください。お願いします (1) 花見箪笥を背負って行くほどの近江は花見として有名な場所なのでしょうか。それとも作者の思いの場所なのでしょうか。 (2) 「背負ひ行かな」の意味について教えてください。 (3) 「行かな」は文法的にどのようになるのでしょうか。教えてください。

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回答No.1

(1)と(2)のお答えはこちらに書かれていましたよ。http://www.geocities.jp/karasuyama9/kkansyou.htm の022。 (3)「行かな」 動詞「行く」の未然形「行か」+終助詞「な」   <な>   (自己の動作・状態に用いて)意志・希望:~よう。~たい。~たいなあ。

chi-m
質問者

お礼

ありがとうございました。藤田あけ烏の資料まで提示いただき感謝いたします。

その他の回答 (1)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.2

この俳人は全くの初見で、句集なども未見なので、この句文のみでの当て推量でしかありませんが。 近江はなにより、万葉の昔から歌に詠み継がれた都としての心の古里であり、琵琶湖に広がる華麗な花筏の風情は無類でしょう。 楽浪や志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな      平忠度(千載和歌集) また、この句の季語でもある「花見箪笥」について、 昔の人のピクニック用バスケットである「提げ重」より、もっと大きくてしっかりと背負えるような「手元箪笥」をイメージすればよいのでしょうか。「慳貪蓋」式などは「岡持ち」の高級版のようでもあるでしょうか。 http://www8.plala.or.jp/omomuki/c6004paoto.html http://connote.jp/hana/back33.htm 近江といえば「水屋箪笥」の産地、その小作りながらも立派な工芸品を「手元箪笥」として担いででも行きたいという、詠み手の思い入れがこの句の骨格を成しているように思います。 http://co-restyle.com/?pid=30024925 「行かな」については、 「動詞・助動詞の未然形を受けて希望の意を表す上代語」(「国語大辞典」小学館) 過去録もご参考に。 http://qanda.rakuten.ne.jp/qa1949435.html?rel=innerHtml

chi-m
質問者

お礼

ありがとうございました。花見箪笥の資料まで紹介いただき感謝申し上げます。

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