• ベストアンサー

量子力学の価値

今、学校で量子力学をやっています。 が、なんのためにある学問なのかわからず、 イマイチやる気がでません。 量子力学の価値ってどんなものですか? たとえば、この学問をこういうふうに利用しているとか、 これのおかげで今の人間はこういうとこで助かっているとか。 なんでもいいので教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • uichi1229
  • ベストアンサー率100% (1/1)
回答No.7

量子力学の価値は、量子力学に与える価値は自分が与えるのです。 実際に目に見える価値を知ることによってのみ、量子力学を学ぼうというモチ ベーションを持とうというのは、量子力学そのものを学ぼうとしているのなら あまりよくないことでしょう。もっとはっきり言うと、そうだとしたら量子力 学をその応用に対する単なる基礎だと完全に割りきって勉強するのが利口です。 量子力学という、普通の感覚で言えばとうてい受け入れがたい世界の学問は、 必然性があるから存在しているのです。この量子力学の必然性はどこかのえら い学者さんによってではなく、自然がおしつけてくるものです。量子力学は目 に見える価値などのために存在しているのではありません。 量子力学が自然によっておしつけられたものでないのなら、古典物理学だけで 自然が記述されるはずです。 量子力学は、教科書流に言うと古典物理の破錠でしょうが、光学などにも見い だすことができます。物理実験というのは自然法則を知るために行われます。 実験により、量子力学がもたらされた経緯は教科書に詳しく載っていることと 思います。つまり自然が量子力学をもたらしたわけです。 自然法則にどのような価値を与えますか? それに価値を見いだせないのなら (少なくとも今は)割り切りが必要だと思います。 本当は割切らずに勉強した方がずっと身につくのですが。

その他の回答 (7)

  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.8

siegmund です. 前の回答では,量子力学が具体的にどういう身近なものに関係しているか, を主に書きましたが,物理屋の私としては量子力学自身の価値を認識して もらいたいな,と思っています. 他の方々もそう思っておられるようですね. 特に uichi1229 さんの趣旨には全く同感です. でも,量子力学による自然認識に価値を感じないのでしたら, 「量子力学をその応用に対する単なる基礎だと完全に割りきって勉強するのが利口」 かも知れません. 私としては,残念ですが... ついでですから,「LSI,NMR,IRってなんですか?」 にコメントしておきましょう. LSI (Large Scale Integration)は大規模集積回路. 部品数十万個程度に相当します. もっと規模の大きいのは VLSI (Very Large Scale Integration). マイクロチップもこの類. NMR (Nuclear Magnetic Resonace)は核磁気共鳴. これを応用して生体などの断層画像を得ているのが MRI (Magnetic Resonance Imaging)です. 医療現場で診断に利用されています. IR は Infrared Raman (赤外ラマン)でしょう. ガスなどの分析に力を発揮します.環境分析などで重要です.

noname#1499
noname#1499
回答No.6

現物で何に使われているかとかは他の回答者さんが上げられている通りで、敢えて付け足すものは無いです。専攻は違いますが、私的には20世紀の科学は量子力学ですと言っても過言ではないのと思います。 ハイゼンベルクの本に書いてあったのですが、もともとボーアが古典量子論を考察し始めたきっかけは、「例えば鉄という原子は化学反応の前後で大体においてその性質を変えない。これは非常に不思議なことに思える。」っという所にあったらしいですよ。そんな小さな疑問から始まった理論が、21世紀の初頭ではその理論を基とした物が溢れんばかりにあって人々の生活様式も様変わりしてしまってることを考えるだけで僕は感動しますけどね。 理論的にも量子力学の数学的構造はとても美しいです。物理系の本からではなく数学系の本からもう一度読み直してみると違った味が感じられますよ。また、量子力学で習ったMathmatical Methodは他の学問をやる際にもかなり役立ちますよ。

  • keronyan
  • ベストアンサー率25% (31/122)
回答No.5

学問は何のためにあるかというと、自分自身を知るためにあるのですよ。 もちろん道具としての学問もあります。そう言う面からも量子力学は非常に有用な道具です。 どうして、なぜ?と言う疑問は身近にも多くあると思います。 人間はそれを解明せずにはいられない生物らしいです。 それを一つ一つ解明していったものを体系づけた物が学問です。 昔ニュートンがなぜリンゴが落ちるのかと思ったところから力学が生まれ、 光の速度で走った時、光はどう見えるのだろうかという疑問から相対論が生まれ、 物の根本は何だろうかと追求して言って得られた答えが量子力学です。 これにより、すべての物がそれがあること自体を示すことが出来るようになりました。 もちろん、量子力学でさえまだ解明できない現象はあります。しかし、そのほとんどが量子力学を土台に進んできています。 そう言った意味で人間の一つの成果であり、知識であります。 知らなくても生きていけますが、知らないでいるにはもったいないと思いますが。 そう言う意味でかなりの疑問に答えてくれる学問なので助かっています。

mickmick2
質問者

補足

量子力学でさえ解明できない現象ってなんですか?

  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.4

134 さんは「一般の生活にはあまり関係ないかもしれませんね」 と書かれていますが,直接関連が目に見えるかどうかは別にしまして 大いに関係があります. 現代の半導体技術はすべて量子力学の上に立脚しています. 量子力学なしに,トランジスターもLSIもマイクロプロセッサーもありえません. 我々の周囲で,何かを電気的に制御しているものには ほとんどマイクロプロセッサーが使われています. コンピューターは言うに及ばず,テレビ,全自動洗濯機,自動車,電車や新幹線, いくらでも例は挙がります. 洋服だって,自動裁断にはコンピューターが使われているし, 縫製も電子ミシンでしょう. マイクロプロセッサー関係による制御を別にしても,医療のMRI,太陽電池, などいくらでもあります. nikorin さんの > 量子力学そのものがたいへん興味深いものだと、私は思うんですが.. は私も全く同感です.

mickmick2
質問者

補足

すごい大切な学問なんですね。 こんなに近くで見ていたなんて気づきませんでした。

  • nikorin
  • ベストアンサー率24% (47/191)
回答No.3

工学屋さんですか? 半導体の勉強をしてみるとよいと思います。 (量子力学そのものがたいへん興味深いものだと、私は思うんですが..)

  • ryumu
  • ベストアンサー率44% (65/145)
回答No.2

価値は・・・計り知れません。 たとえば・・・ ・なぜ正電荷の原子核に負電荷の電子が落ち込まないのか? ・なぜ原子核の陽子間は反発しあって壊れないのか? ・なぜ原子量2のヘリウムが存在しないのか? ・なぜ同種原子の結合、たとえばH2分子など、が存在しうるのか? などなど・・・ またこれは量子化学の分野になりますが、 ・化学反応において理論的には対象な2種の生成物ができるはずなのに、なぜ1種しか生成しないものがあるのか? というのにも量子論は答えてくれます。 つまり、物質の性質の理解には量子力学は不可欠です。 また、生命現象にもやはり量子力学的効果(電子のトンネル効果など)が重要な役割を行っています。

mickmick2
質問者

補足

ryumuさんの言ってることはわかります。 でも知りたいのはこういうことではないんです。 これは教科書などをみればすぐにわかります。 知りたいのは、 ・なぜ正電荷の原子核に負電荷の電子が落ち込まないのか? を知ることで、人間の生活(目に見える部分)が、 どう変っていくかということです。 「たとえば・・・ 」、のあとを説明する例えがほしいのです。

  • 134
  • ベストアンサー率27% (162/600)
回答No.1

 一般の生活にはあまり関係ないかもしれませんね。  超LSIなどの半導体技術とか、化学で分析に使うNMR、IRなどの理論的なところ、放射能に関わるところ(医療とか「ラジアルタイヤ」の処理法)とかに関連があるかな。  物質の根本構成物質は?という疑問の回答を与えるのでは…と期待されている学問です。  学校でやっているとご存じだと思いますが、レプトン族、バリオン族等で、様々な粒子が発見され、また、根本と言われる「クォーク」もその電荷などの数値データ以外で捉えられてはなく、まだまだ課題が残されているはずです。  大学で体系的には習わず、本などで、表面的に読んだだけで、十分な回答はできませんので、ほかの方の回答を参考にしつつ、今後に生かしてくださいませ。

mickmick2
質問者

補足

LSI,NMR,IRってなんですか?

関連するQ&A

  • 量子力学は暗記せざるを得ない?

     量子力学の概念が理解できません。というのも、方程式の中に確率が入っていたりと、これまで学んできた物理学と矛盾する点があり、考えても分からない点があるのです。量子力学は理解するというよりは暗記せざるを得ない 学問なんでしょうか?

  • 人間の脳と量子力学の関係について

    量子力学と人間の脳は関係ありますでしょうか? 量子力学に関する小説を読んでいたら、ふと、このような 考えが浮かびました。 現行のコンピュータは電子の「1と0」の二つの状態を利用して 計算しますが、これが量子力学になった場合、「32」の状態 を利用して計算ができることになり、計算技術が飛躍的に 増大する。ということが書いてありました。 人間の脳はコンピュータよりももっと複雑ではありますが、 量子力学を交えて語れば、もう少し近いところで脳を語れるのでは、 と思い、質問してみました。 素っ頓狂な質問かもしれませんが、よろしければ回答よろしく お願いいたします。

  • 量子力学について・・・。

    ちょっと小説でかじった程度なんですけど。 量子力学の分野から見ると、私たちが今現在住む世界(宇宙)とは別な世界(宇宙)が存在するって本当ですか? そして時々、何らかの拍子で影響しあうって本当ですか?考えるとドキドキします。 また、人間というのは、量子の集まりで構成されていて、(もし専用の機械があれば・・・)情報として伝達できるのですか? そうなると、人間の意識も量子として見ることができるのですか? たくさん質問してすみません。

  • 量子力学

    カントによって人間の思惟にアプリオリに与えられた因果性は量子力学における不確定性によってどのように破壊されているのでしょうか。

  • 高校生で量子力学

    クリックありがとうございます。 私は現在高校1年生です。 先日、ちょっとしたきっかけで量子力学に興味をもち、 その少し前から物理という学問に興味をもちはじめました。 そこで、インターネットで色々と量子力学についてのサイトをあさってみたところ、簡単に(外枠だけかもしれないですが)説明してあるサイトをみつけそのサイトを一通り読み、そしてもっと理解を深めたい、と思いました。 しかし、私の高校では物理の履修は2年生からで今はまったく物理の知識がありません。 これを切欠に、物理も2年生になる前に勉強してみたいな、と思い始めました。 そこで、皆様のアドバイスを頂きたいのです。 物理を独学(いずれは履修するのですが)するにあたって、初心者むけの参考書を教えて頂けませんでしょうか。 また、量子力学を少しでも理解するためには高校物理の範囲は全て網羅してからでないと難しいのでしょうか? アドバイスよろしくお願いいたします。

  • 量子力学を学ぶための教科書

    独学で量子力学を学びたいと思っています。大学一年です。 今使っている教科書(アトキンス物理化学要論)が初心者向けなのか、内容は読みやすくスラスラ進めるのですが、そのぶん正確さに欠けるというか、難しいところは誤摩化して先へ進んでいるような感じがします(そもそも量子力学の教科書ではないのであまり深くは突っ込んでいないのかもしれません)。 そこで、一人でもなんとか読めるような量子力学の教科書(参考書?)を教えてほしいです。 今、候補に挙がっているのは「ファインマン物理学」で、僕もI(力学)はもっていて、内容が面白くて読みやすいので、できれば使いたいのですが、いきなり量子力学に入って内容を理解できるものなのでしょうか? やっぱり順番にやっていかないとダメですかね?

  • 【量子力学を一言で言うと?】困ってます!

    量子力学を一言で言うとどうなるでしょうか? 門外漢なのでまったくわからず困っています。 今までに得た表面的な知識で考えてみると、 量子力学とは「多数の世界が共存する???」 なんだか、変なことになってしまいました。 どうか、もっともシンプルな言い方で教えてください。 (長くなっても結構です) また、ニュートン以来の古典力学に対してアインシュタイン/ ボーア/シュレディンガーなどの物理学はなんと呼ぶのでしょう? 最後になりましたが、20世紀最大の発見は一般相対性理論と、 量子力学でよろしいのでしょうか? 教えてください。 よろしくお願いします。

  • 量子力学の良い演習書を教えてください。

    量子力学の良い演習書を教えてください。 今、小出昭一郎の「量子力学1」を読んでいるのですが、理解を深めるために問題を解きたいと考えています。 一応院試も視野に入れて典型的な問題と本質が理解できているかを問うような問題を解きたいのですが演習書は何が良いでしょうか? 本質が理解できているか問うような問題とは、今読んでいる「量子力学1」が誤解なくきちんと理解できているか確かめれるような問題という意味です。 小出昭一郎の「量子力学演習」を少し読んでみたのですが院試向けではないような印象でした。 大学演習シリーズや詳解シリーズも少し手をつけたことがあるのですが量が多いのでどの問題をやればいいか困るので挫折しました。 できれば一冊をすべてやるのにちょうど良い分量のがいいです。

  • 量子力学 本 

    量子力学の本で、行列力学、ブラケットについて、詳しく書いてある本を教えてください。今まで、読んだ本は、小出、清水です。

  • 量子力学の教科書選び

    今年から量子力学の授業が始まります。 使う教科書の指定はありません。 現在先輩や友達、親から何冊かの本をもらってます。 学校の先生はどれか1冊を通読しなさいと言っています。 持っているのは以下の本です。 ・初等量子力学 原島鮮 ・量子力学1 小出昭一郎 ・量子力学1 江沢洋 ・初等量子力学 P・Tマシューズ 原島さんのと小出さんのを先生は結構すすめていました。 自分は江沢さんという人の本はシュレディンガー方程式にいたる導入部分が丁寧な印象を受けました。 原島さんのは概念がつかみやすそうでした。 小出さんは少しわかりにくかったです。 僕は天下り的に式が出てくるのが好きではないのですが、量子力学においては仕方ないと先輩に言われました。 江沢さんの本はあまり先生はすすめていなかったです。 これらの本でどの本がなぜおすすめなのか、またどの本のどこが欠点かを教えてください。 お願いします。