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古墳で木炭槨を使用する年代は?
古墳の木炭槨ですが、これはいつ頃の年代でしょうか? 近所にあった壊された古墳がこれで、横穴式だったらしいですが、竪穴式の場合でも使用されたことがありますか? また木炭槨を使用したもっとも古い古墳は何でしょうか。 よろしくお願いします。
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「木綿」について調べることがあって図書館に行ったついでに「木炭槨」についても、ちょっと 調べてみましたので、参考になさってください。 古墳には興味がありますが、知識はありません。 学生社『日本考古学用語辞典』(2004年9月発行)より以下抜粋。 木炭のもつ吸湿性を利用し早く腐食することを防ごうとする特殊な意図にもとづいたものであるが、この種のものは案外少なく、川崎市白山古墳、群馬県佐波赤堀の茶臼山古墳、千葉県長南町の能満寺古墳、福島県守山町古墳等に例があり、しかも東日本の地方に目立っている。 これを参考に検索しました。 ○神奈川の古墳 「考古学入門講座」 http://kaf.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2012/02/H191youkoso.pdf 25ページに「関東の木炭を使用する埋葬施設」の一覧表があります。 「竪穴系埋葬施設の種類」という表題がついていますが、私には意味不明です。 加瀬白山古墳は、古墳前期中葉の築造ですね。 ○多摩川中流域の古墳文化について http://www.chs.nihon-u.ac.jp/institute/human/kiyou/33/H-033-004.pdf 5,6,7ページに加瀬白山古墳の説明があります。 ○房総の古墳を歩く「長南町の古墳 能満寺古墳」 http://www.haniwakan.com/kenkyu/boso/tyonan.html しかし、ちょっと気になることもあります。 吉川弘文館「歴史考古学大辞典」(2007年3月発行)には下記のように説明されています。 近畿地方を中心に8,9世紀に行われた。木炭を大量に使用する墳墓構造。墓壙内に安置された木棺あるいは骨蔵器を木炭で被覆するもので、木炭は単に詰め込むだけでなく、立て並べたり、積んだりすることがある。(中略)この他、古墳の埋葬施設にも「木炭槨」と呼ばれるものがあり、東日本の前期古墳を中心に実例が見られるが歴史時代の事例とは系譜的な関連性は薄いと思われる。 私の知識ではこの後半の説明を理解できません。
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- moto_koukousei
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木棺を使う古墳は、比較的新しいもので、古い古墳ではないようです。 http://houki.yonago-kodaisi.com/F-K-Kohun.html 古墳時代でも、竪穴式石室は作られ、木炭槨も一部で使われていたようです。 どれがもっとも古いのかは知りません。 尼崎市南清水8の大塚山公園内にある大塚山古墳は、全長約45m、後円部径約24mの周囲に濠を巡らした6世紀代の前方後円墳で、竪穴式で、木棺を埋葬した粘土槨と木炭層があったそうです。 http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/bunkazai/siseki/ootukayama/ootukayama.html 群馬県でも竪穴式系の主体部がつくられた時代は、おおむね古墳時代の前半で、6世紀中頃まで続いたそうですが、炭木槨墓が作られたのはやはり主として横穴式石室をもつ古墳のようです。5世紀横穴式石室で炭木槨墓をもつもの http://ro119.com/archive/maebashi.cool.ne.jp/kuruchi/ancient2.shtml http://members3.jcom.home.ne.jp/yoshi-cp/gisesakichiku2.htm http://kotobank.jp/word/%E8%B5%A4%E5%A0%80%E8%8C%B6%E8%87%BC%E5%B1%B1%E5%8F%A4%E5%A2%B3 横穴式石室では、後代、木炭木槨墓がたくさん作られたようです。 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hinoki/6262/koseyamamurokobo.html