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世間胸算用
授業で世間胸算用の「門柱もみなかりの世」をしたのですが、その中で、夫婦げんかをして奥さんが「(家を)出て行くからには人が2,3人死ぬがそれはわかってなさるか」というところがでてきます。なぜ奥さんが家を出たら人が死ぬのですか。ご飯を作る人がいなくなって飢え死にするということですか。
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最後のほうで、一人残った材木屋の小物が、主人公の夫婦にアドヴァイスするところですね。いろんな注釈書を見てみましたが、これに直接触れているものはありませんでした。そこで、私の解釈を述べます。 これは、奥さんが出たら、その結果、人が死ぬと言っているのではなくて、自分(奥さん)が出て行く時に一騒動が持ち上がる、すなわち、自分は出るには出るがけっしておとなしく出て行くのではなく、大騒動の末に何人もの怪我人や死人を出してから出て行く、ということではないでしょうか。その上、これは本当にそうするのではなく、あくまで借金取りを退散させるための狂言ですから、これくらい大げさに言っているのだと思います。
お礼
そうなんです。現代語訳は書いてあるんですが、これについては触れられていないんですよね。 borneoさんの解釈なら筋が通って理解できました。 思わず納得してしまいました。ありがとうございました。