ある種の特定分野に限られたことかも知れませんが、私のいるような場所では、単なる大学名は関係ありません。どの教授或いは助教授についていたかということで、専門分野に関する理解度や姿勢がわかるので、そういう面は気になります。
大学院や大学を出ていない人でも、分析オペレーターとして、或いは、統計学的手法を用いてのデータ処理能力が優れている、動物や植物に造詣が深いなどの能力があれば、立派な武器として認め、評価します。さらに、本人にやる気さえあれば、論文発表の機会などを与え、学位取得に向けてバックアップします。
学問や研究の世界にも確かにT大系、K大系、O大系といった派閥があったりします。また、関東の方がそういう系列・派閥というものに対して敏感で、関西は比較的、本人評価を重視する傾向があるようですネ。
学歴社会が顕著なフランスでは名刺に卒業大学名を書いていることも多く、大企業の社長が零細企業の役員の名刺を見たとたんにヘコヘコしだしたところを実際に見たことがあります。
日本は世界的に見ると、厳密には学歴社会とは言えないでしょう。特に、入学選考は厳しく、卒業は甘いという現在のシステムでは、大学を出たからといって、決してエリートではありませんから。
少し論点がずれてしまいましたが、偏見に満ちた、老化した企業でない限り、それ程の重要性はないのではないでしょうか。人を見る目がない人ほど、そういうラベルや飾りだけで評価しようとするのでしょうネ。
もっとも、少なくとも常識程度の基礎学力が求められることは事実ですが。
kawakawaでした。
補足
みなさまありがとうございました。 たいへん勉強になりました。