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existence
フランス語で、existenceという単語がありますが、存在とか、実存とよく訳されていますが、語源についてご存知の方、お教えいただけますでしょうか。よろしくお願い致しますm(__)m。
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英語にも existence という語がありますが、これはフランス語から入ったもので、そのフランス語の existence は中期ラテン語の existentia が起源です。existere/exsistere という動詞から派生した語で、その意味は 「前に立つ、現れる (stand forth, appear)」 ということですが、別に 「存在する (exist, be)」 という意味もあります。分解すると ex- が 「前」 で sistere は 「立たしめる」 という意味だったとのことです (sistere は英語の assist の語源)。目の前に立っているものなら、確かに 「存在している」 ということが分かります。下記のところを参照しました。
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- Oubli
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英語のto be、フランス語のetre、ドイツ語のseinといった動詞は「AはBである(A is B)」という意味と、「Aがある(A is)」という意味をもっています。とはいえ、A is.という言い方は普通ではなく、There is A.とか、Il y a A.とか、Es gibt A.といったちょっと回りくどい言い方をします。ここで、あえて「Aが存在する」という時に使う動詞がto exist(英)/exister(仏)であり、その名詞形がexistenceです。ですから日本語の「実存」ほど特殊な単語ではないのですが、存在することを強調したexistentialismが「実存主義」と訳された経緯から(「存在主義」では意味解らないですからやむをえなかったと思いますが)、その関連の文脈では「実存」と訳します。普通は「存在」でいいです。
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お忙しい中、アドバイス下さいましてありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。
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すぐにお返事下さり、ありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。