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遺跡の年代測定

becの回答

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  • bec
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回答No.5

ちょっとうる覚えなので、正確についてはいまいち自信が無いのですが、測定方法は確か以下のような原理だったと思います。 自然界では炭素をはじめとして、通常元素と同位体元素との存在比率は基本的に一定です。 このため、生物や植物が活動中に取り込んだ炭素化合物(二酸化炭素や食料など)も、その時点では存在比率は自然界と同じなのですが、 生物が死んだり、植物が枯れたりすると、炭素の供給がなくなり、その後は不安定な同位体が分裂していくので、通常元素と同位体元素の存在比率が異なってきます。 同位体元素の存在比率が異なる(減少)すると、分裂時に発生する放射線の量も少なくなるので、現在の放射線量と比較すれば、測定試料の同位体の存在率を求めることができます。 同位体元素の分裂する速度は半減期がわかっているので、同位体元素が測定試料の比率になるのにどのくらい必要か(どのくらい時間が経過したか)がわかります。 と、こういうような原理だったと思います。 なんせ大学の授業で習ったきりなもんで、 間違えてたらすみません。

kouzi
質問者

お礼

測定法の正確さよりも、むしろ測定法の原理そのものについて興味を持っていたので、大変参考になりました.ありがとうございました.

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