GFR値の求め方とは?
- クレアチニンの血液中濃度と尿中濃度、尿量からGFR値を推定する方法について解説します。
- GFRは腎臓の機能を評価する指標であり、糸球体での血漿からの濾過量を示します。
- GFRの推定にはクレアチニンの血清中濃度と尿中濃度、尿量を利用し、特定の計算式を用います。
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GFR値の求め方
下記のQについて、参考書の解答が理解できませんので、どなたか教えていただけないでしょうか。 Q クレアチニン(Cr)は糸球体で自由に濾過され、尿細管で再吸収や分泌を一切受けることなくそのまま尿中に排泄される。いま、ある患者についてCrの血清中濃度が1.6(mg/dl)、尿中濃度が70(mg/dl)、尿量は1.44(l/日)であった。この患者の糸球体濾過値(GFR)を推定せよ。ただし単位は(ml/min)で示すこと。 A.1.6×GFR=72×(1.44×10³÷1440)であるから、GFR=45(ml/min) とありますが、イマイチこの式が理解できません。 どなたか、解説いただけると幸甚です。
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尿中濃度は70でいいのでしょうか。 糸球体を通った血清中のクレアチニンは濾過されて尿中のクレアチニンになります。そのクレアチニンの量が同じという方程式です。 濾過したクレアチニンの量=尿中クレアチニンの量。 クレアチニンの量=濃度×液量。 GFRは1分当たりの量なのでそれに合う等式を作っています。1分当たり尿量をV、血清クレアチニン濃度(Scr)、尿中クレアチニン濃度(Ucr)とすると。 Scr[mg/dl]×GFR[ml/min]=Ucr[mg/dl]×V[ml/min] GFR[ml/min]=(Ucr[mg/dl]×V[ml/min]) / Scr[mg/dl] 演習テキストはクリーム色ですか。
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お礼
こんばんは、回答はあきらめかけていましたので、大変助かりました。 また、解りやすく回答いただいたので、良く理解できました。 さてさて、文中には尿中のクレアチニン濃度は70mg/dlと記載がありますが、解答では72で計算されています。正しくは72なのでしょう。 >演習テキストはクリーム色ですか。 たぶん、お察しの通りだと思います。 thegenus様は塾か、あるいはどこかで学壇に立たれているような方なのでしょうか^^; あるいは、ポスドクのような方ですか。。。 生命科学は奥深いですね。