「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」
「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」について
国会の衆参両議院は2008年6月6日、それぞれ「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を全員一致で採択しました(衆議院・参議院)。
http://www.hurights.or.jp/news/t/0806/07.html
アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議案(第一六九回国会、決議第一号)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/ketsugian/g16913001.htm
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私は、かねてから日本政府のアイヌ民族に対する歴史評価、現実の政策に大きな問題があると感じてきました。それで、この決議はそれなりに結構なのですが、この決議文そのものに、日本の行政の問題と「ウソ」が隠されているちょうに見えてなりません。
国会は唯一の立法府です。だから、法律は片っ端から躊躇することなく作ればいいはずです。
アイヌ問題は、姿勢や思想信条ではありません。問題は、「法律」です。つまり、少数民族「アイヌ」を認めて、保護すべき法律的根拠がありません。これでは、何も変わりません。場合によっては、過去の賠償や土地の返還なども必要でしょう。
これらは、法律だけで解決できます。
つまり、この国会の決議案を読んでも、「・・・を求める。」などと、他人事の扱いです。
国会では、「アイヌ民族を先住民族とする決議」とし、関連法案を作成すべきだと考えます。
私は、アイヌ民族の保護を訴えているのではありません。二枚舌の国会手続きにうんざりしているのです。「求める決議」を百回行っても、何も変わりません。
そこで質問です。
質問1.「・・を求める決議」は、誰に求めているのでしょうか。
質問2.もし行政(内閣)に求めているのでしたら、法律で縛れば、即実行ではないのでしょうか。
質問3.結局、これは日本流の「たらい回し」、「時間稼ぎ」なのでしょうか。
以上、とりとめのない質問になりましたが、よろしくお願いします。アイヌの問題よりも、国会の議決の在り方により大きな問題を感じます。回答は遠慮なくどうぞ。