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塩酸と硫酸が及ぼす人体への影響
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濃硫酸のケースについて、若干補足させて頂きます。 脱水作用とは、組織内で単体で存在している「水分」はもちろんのこと、生体を構成している蛋白質などの化合物の化学結合からも、激しい反応熱とともに水分子として強力に脱水するため、即時に形状を保てなくなります。 そのため、眼に僅かでも入ると角膜が混濁して失明したり、鼻や耳なども溶け落ちる場合がある程で、そのまま放置して反応が進むと、最終的に炭化にまで至ります。 (砂糖(蔗糖)に濃硫酸を掛けると、炭化してしまいます) テレビなどで、濃硫酸を浴びせられた被害者の姿が映し出されたりしたことがありますが、非常に悲惨な結果を招きます。 そして、濃硫酸の場合は、組成を変化させないまま脱水触媒として働き続けるため、また硫酸は不揮発性であるため、すぐに大量の水で希釈してやらないと、その場に留まって徐々に体組織の深部まで反応が及んで行きます。 硫酸は、その濃度に関わらず、きちんと管理されなければならない、危険な化合物です。 希硫酸が衣服や皮膚に付いたことに気付かず放置すると、その場に留まったまま水分が揮発して濃縮されて濃硫酸となり、衣服に穴が開いたり火傷したりと、思わぬ被害を被る場合があります。
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- tpg0
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塩酸も硫酸も濃度によって人体に与える影響の程度は異なります。 濃度10数%程度の希塩酸は、便器の酸性洗剤として利用されるぐらいで、刺激臭のほうが人体(肺)に悪影響(肺気腫など)を及ぼす恐れがあります。 希塩酸程度なら素手で触れても多少染みるぐらいで化学火傷は起こしません。 (実体験してます) 濃塩酸には触れてないので化学火傷の程度は実感してませんが、短時間の皮膚局部付着なら致命的な化学火傷には至らないはずです。 次に、希硫酸ですが鉛バッテリーの電解液に使われてる濃度30数%程度(比重1.28)の希硫酸を少量皮膚で触れても特に目立た症状はありませんでしたし刺激臭もありません。 (実体験してます) しかし、濃硫酸(濃度100%近い比重1.8)は強烈な脱水作用があるので、皮膚に少量でも付着したら短時間で脱水による火傷を負います。 (濃硫酸を水で希釈する際は発熱する) 昔、腕にイタズラで入れた入れ墨を消す為に濃硫酸を入れ墨部分に振り掛けて意図的に火傷をさせた愚か者が近所にいましたが、火傷跡は引き攣れて見るも無惨でした。 この事から、少量且つ短時間で皮膚に重症の火傷を負わせるのは「濃硫酸」であるのは明らかです。 但し、眼球など粘膜の薄い部分に大量付着した場合は、希塩酸も希硫酸でも失明の恐れがあります。 (バッテリー電解液で片眼を失明した人を知ってます)
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