SOG零相変流器とは?地絡事故の電流判断方法とは?

このQ&Aのポイント
  • SOG零相変流器は地絡事故に対して電流の向きで判断し動作する装置です。
  • 地絡事故において、電流は負荷側から電源側に流れ込むか、電源側から負荷側へ戻る方向に流れます。
  • 地絡電流は地絡した相以外の電線の対地静電容量を通して流れ、電流バランスが崩れるため、零相変流器の2次側に電流が流れるのです。
回答を見る
  • ベストアンサー

SOG 零相変流器

方向性SOGとは、地絡事故が発生した際に零相変流器(ZCT)に流れる電流の向きで判断し動作しているとお聞きました。 具体的には、負荷側で地絡事故が起これば,電流は電源側から負荷側に流れ込んでいく方向に流れ、電源側で起これば、対地との静電容量の関係で負荷側から電源側へ戻っていく方向に流れる。 これがよくわかりません。もう少しわかりやすく教えていただきたいです。 また、地絡電流は地絡した相以外の相の電線の対地静電容量を通って流れ、これにより3相に流れる電流のバランスが崩れ零相変流器の2次側に電流が流れるらしいですが、なぜ元の相の対地静電容量を通ることはないのでしょうか? 長々すいません。よろしくお願いします。

noname#144197
noname#144197

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • sou_tarou
  • ベストアンサー率51% (196/381)
回答No.1

まず、6kV系の話と仮定して 6kV系統は非接地系として書きます。 非接地系の地絡は参考URLを見てください。 非接地系の地絡の場合は 例えばA相地絡→大地に→同じ系統の全体の対地静電容量で配電線へ→配電線から変電所へ→合成されて事故配電線へ というループが主たる流れになります。 GPTを通っても帰還しますが、これは少ないと思ってください。 >地絡電流は地絡した相以外の相の電線の対地静電容量を通って流れ、これにより3相に流れる電流のバランスが崩れ零相変流器の2次側に電流が流れるらしいですが、なぜ元の相の対地静電容量を通ることはないのでしょうか? 例えば話を簡単にするためにA相の完全地絡を考えます。 完全地絡ですから大地とA相は同電位となります。 同電位では電流は流れません。 B,C相は対地電圧が√3倍になります。 いま、A相完全地絡と仮定しているので、接続されている配電線の全体のBC相の対地静電容量を通して、主回路に戻ります。 変電所のなかで変圧器で合成されて、地絡のA相に向けて流れることになります。 次にZCTの付いている位置ですが、A,B,C3相を一つにくくる形で設置されています。 事故の配電線で考えると 地絡相のA相に6kV系全体のBC相の帰還分が事故点に向かって流れ出し、 B,C相には1回線のB,Cの対地静電容量に見合った分だけが流入します。 (6kV全体のBC相の対地静電容量による)-(事故回線のBC相の対地静電容量による)この差分をZCTは配電線のIoとして検出するのです。

参考URL:
http://www.actv.zaq.ne.jp/gaagc102/frame1.htm

関連するQ&A

  • 柱上高圧気中開閉器(PAS)とSOGについて

    通常、ペアで使われる柱上高圧気中開閉器(PAS)とSOG制御装置の動作についてご教授お願いします。 下記のPAS及び、SOGを例に質問します。 それぞれのカタログ(PDF)を参照下さい。 (PAS) http://www.togami-elec.co.jp/products/04kouatsu/01rock/klt_lt/index.html (SOG) http://www.togami-elec.co.jp/products/04kouatsu/01rock/ltr/index.html 1)SOGはPASを動作させる継電器と考えればいいのでしょうか。 そして、PASは、その継電器(SOG)により動作する開閉器及び、継電器(SOG)に信号を与えるVT、CTが入っている装置という理解でいいですか? 2)方向性タイプのPASにおいて、地絡の場合は、ZCT及び、ZPDの入力により、TCを励磁して、開閉器を動作させるのだと思いますが、SO動作のときのOCR(過電流ロックリレー)の動作がわかりません。 3)VT(制御電源用変圧器)は、SOG用の電源を供給しているのだと思いますが、PASがトリップしたら、この電源も落ち、SOGはダウンするのではないでしょうか。 それでいいのですか? 4)SOGカタログの方向性仕様に地絡方向検出位相特性図があります。 PASは、需要家側(つまりPAS負荷側)の地絡で動作するはずですが、その位相がなぜLag60°~Lead120°になるのかわかりません。 以上、もろもろお教えいただけるとありがたいです。 よろしくお願いします。

  • 対地静電容量

    下記の図を見て下さい。これは、下記URLページに記載の図で、地絡電流が、対地静電容量を通って、変圧器に戻っている図です。 http://denkinyumon.web.fc2.com/denkisetsubikiki/tyuuseitennsetti.html 文中でも、「地絡が発生すると対地静電容量によって進み位相の電流が流れます」と記載しています。 しかし、図の対地静電容量の部分は、空気という誘電体の部分で、実際は、電流は流れないのではないでしょうか。(交流のコンデンサーでも、プラス、マイナスの極版が定期的に交互に変わり、その関係で、極板から継続的に負荷に電流が流れているわけで、電流が誘電体を流れているわけでないわけで。 だから、地絡電流が、接地を通って、対地静電容量を流れて、変圧器に戻るのが理解できません。 すみませんが、良ければご教授お願いします。

  • 非接地方式線路の地絡電流について

    くわしいかたいましたらお願いします 線間電圧Vの三相非接地式配電線路で、地絡抵抗Rgの一線地絡事故が発生した場合、対地静電容量Cを通じて地絡点に地絡電流Igが流れる と、参考書には書かれているのですが、わからないことがあります 非接地式線路における地絡抵抗とは具体的にいうと何の抵抗といえるのでしょうか? あと、「対地静電容量を通じて」という意味がわかりません。 すいませんが、おねがいします。

  • 零相変流器について

    零相変流器についてですが、これは各相の電流が不平衡だとそれを、地絡電流と検知して、保護継電器を動作させるものと聞きました。ですが、例えば、キュービクルに3相トランスと単相トランスが各々一台ずつ設置されていれば、三相が平衡であっても単相も接続されている訳ですから、2つの相のに流れる電流は、もう1つの相に流れる電流より大きくなると思います。 このような場合どうやって、地絡電流と区別されるのでしょうか?

  • 高圧CVTケーブルのシールド線の充電電流ばらつきの原因は?

    CVTケーブルの各相シールド線の充電電流は通常ほぼ同じですが例えば大容量の単相トランスが入っているなどしてRSTの電流がかなり異なる場合シールド線の充電電流もそれに比例するかのように大幅に異なるということを経験しております。 これは何故でしょうか?私は各相の対地静電容量が同じなら対地電圧が同じだからほぼ同じだと思っておりました。充電電流が湖となるのは何故なのでしょうか?

  • 対地静電容量って

    電気について勉強しているもの(電工2種の知識程度)です。 質問1 漏電と地絡は同じと解釈していいでしょうか? 質問2 対地静電容量という言葉がどうも理解できません、架空電線は大地から空気絶縁されていると思うんですが、本などでは大地から電線へコンデンサの記号を介して電流が流れるように見えるんですが、意味がわかりません、よろしくお願いします。

  • 変圧器の中性点接地

    変圧器(Δ-Y結線)の中性点を接地している回路があります。 私の解釈としましては、負荷に正常に流れている時にはこの接地線には電流が流れず、負荷の機器が漏電したり、変圧器2次側が地絡したりした場合に大地を経由してその接地線(ZCTと地絡継電器を設置)に電流が流れ地絡検出できる。と認識しています。 が、その接地は抵抗を間にかんでいます。直接接地したらいいと思うのですが、抵抗をかますことでのメリット等はあるのでしょうか?? また、教科書などで変圧器(Δ-Y結線)は昇圧に適していて対地電圧は1/√3倍になると書いてあるのですが、なぜ1/√3倍になるのでしょうか??

  • 電験3種過去問 地絡電流について

    いつもお世話になります。 電験3種、法規の過去問で質問させて頂います。 電圧6600v、50hz、中性点非接地方式の三相三線式配電線路の地絡電流に関してです。 解答の等価回路を見ると、三相に対しての対地間静電容量に対して、相電圧がかかる回路になっています。 そこで疑問なのですが、例えばR相が地絡したとしたら、S相とT相の対地間静電容量に対して電圧がかかる様な気がするのですが、R相の静電容量に対しても電圧がかかるというのが理解できませんでした。 上記の解説をよろしくお願いいたします。

  • 変流器

    1.変流器に記号(K、L)がついてますが、何の略なのでしょうか? 2.また、変流器の二次側には、接地がとられていますが、接地線を   とおして地絡事故にならないのはなぜですか?(なんとなく電流が  接地線にながれるような気がするのですが) 以上よろしくお願いします。

  • SOGの事故事例について

     つい先日、自構内のSOG開閉器本体内部の短絡過電流により、電力会社変電所過電流による停電(近隣需要家約1000件)、再閉路供給再開(SOG開路動作後)という事象を経験しました。  今回、SOG開閉器本体の短絡事象というのが、非常に特異な事象のようにおもえましたので、同様の事故事例の経験、または事例データベース、又は不具合の情報等お持ちの方がみえたら、教えてください。 【故障開閉器】  三菱電機製、型式PST、型番2GLDU、品名:屋外用過電流ロック形ガス負荷開閉器耐水形(耐重塩)、1995年製。