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出雲国とはなぜ神様が関連しているのか?
- 神様が出雲国に関連している理由について疑問があります。
- 天照大御神様を祭るのは伊勢神宮ではなく出雲国なのはなぜでしょうか?
- イザナギ様、イザナミ様に関連する社や御札の存在についても知りたいです。
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(1) 神々はなぜ出雲に集まるか 国を譲ってもらう条件として、天津神の神々は全力をあげて出雲に日本一の大きさの神社を造って大国主命を祭る約束をして、実際に出雲に集まって日本一の神社を造っています(最近、出雲大社で3本の太い木をまとめて1本の柱にしたものが見つかった)ので、そのせいではないでしょうか。 (2) 天照大御神様はイザナギ様、イザナミ様の長女 という話もあります(日本書紀本文)が、そうではないという話もありますね。 古事記では、イザナギが黄泉の国でイザナミ(死骸)を見て恐怖して逃げ帰って、みそぎをして、左目を洗った時に生まれたのが天照大神です。あえて言えば、イザナギの長女、かな。生まれつき母のない子。 ついでに言えば、天照大神は高天原の運営を任されたのであって、豊葦原瑞穂の国の統治を任されたのではありませんね。 (3) イザナギ、イザナミを祀る社 私が行ったことがある所では「滋賀県の多賀大社」ですね。あとは、手元の本を調べた限りではあまり有名どころはないようです。 伊勢神宮の中にも小さな別宮があるようです。
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- michael-m
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最初にイザナギ・イザナミを祀る神社ですが、字を変えればあるので探してみてください。例えば伊邪那岐神社などです。 両神様は実質の天津神の親神とも言えるような神ですから、多くの神社で相殿などとして祀っていますから、二神様だけというのは少ないのかもしれませんね。そしてこの世の支配はアマテラスに任せたので御札もアマテラスがあれば善いのではと、私は考えています。 更に言えば明治時代に多くの神社が合祀令によって纏められてしまっているので、経過はよく判らないのです。 神無月に関しては諸説あるものの、「神の月」でこの「の」が古代は「ぬ」であり、「神」は「カム」と発音するので、「kam-nu-tsuki」となります。これが変化して「kam-nua-tstuki」となった。そして当て字が「無」となる事から「神の月>神無月」となったといわれています。 もう一つの説として、旧暦9月には神嘗祭が行なわれます。更に11月には新嘗祭が行なわれますが、10月だけには皇室祭事が無いことから「神事の無い月>神無月」となったとも言われています。 更に言えば、神々が出雲で集まって会議される内容は、第一に縁結び、第二に神代の事、第三に国の事といわれています(これも順番などはいろいろあります) つまりいずれも天の事ではなくこの世のあり方です。つまり集まるのは天津神ではなく国津神や地主神です。 生れた地の守り神を産土と言いますが、これは「生まれた土地」ではなく「地を産んだ」という意味なのです。 また氏神は氏族の先祖神という意味で、これも国津神が基本です。 つまり国津神の会議だから天津神の伊勢ではなく、国津神の長である大国主命の社に集まるという考えも出来ますね。 大国主命はスサノオの子孫に当たります。 私は個人的には神の月説をとっています。そして神在月というのは、要するに土用の鰻と同じ、出雲のキャッチコピーだと考えています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 神在月については同感です。 出雲地方で後から作られたものと聞いていますし、 すんなり合点がいきます。 >つまり国津神の会議だから天津神の伊勢ではなく、国津神の長である大国主命の社に集まるという考えも出来ますね。 とすれば、 天津神は出雲に集まらないのでは? でも、恵比寿様以外は出雲に集まるのですよね? 矛盾になりませんか?ちょっと不思議です。 少しずれますが、お恥ずかしながら、 最近、ツクヨミ様を知りました。 まったく聞いたことがありませんでした。><;; 月だから天津神にあたり、神無月や出雲へもあまり関係の無い神様なのでしょうか? 祀って社はあるのでしょうか? 余談でした。
- itanochan
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初めまして。 #!の回答者様が記紀に沿ったご説明をなされておられますので、私は異説を ご紹介したいと思います。異説と申しましても決して異端で眉唾な説ではなく 角度の高い内容だと私は思っております。 先ずは下記URLをそれぞれじっくりと熟読して頂ければと存じます。かなりの 文章量ではありますがとても読み応えのあるものです。 http://www.syamashita.net/history/kodai_pdf/3susanoo.PDF http://www.syamashita.net/history/index.html http://www.syamashita.net/history/susano/index.html 記紀は日本の古い歴史をおとぎ話の様な神話にしてしまい事実を歪曲させ、国造 りに功績のある出雲系の人々を国津神として低く置き、日向族を天から降臨した 尊い天津神として祭り上げ、反対に出雲族の働きを悉く貶め抹殺しているという 事がご理解頂ける事と存じます。 しかし、真実の全てを覆い隠す事は不可能で、その表れのひとつとして、一年に 一度、国中の神々が伊勢ではなく、日本国の始祖王が眠る出雲詣でをして国土経営 をご評議されていると語り継がれているのではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 諸説あるのですね。 ただ、なんだか意図的というか、批判的なものが見える気がします。 たとえば、あるサイトでは天照大御神様は、アマテラス・オオカミ? つまり、狼(オオカミ)であったとか? なんというか、釈然としない感じなのです。 大局の文献が全て正しいと思いませんが、元になっている文献など 出所などのソースが明らかになっているのなら、もっと深く調べて考えてみたいと 思います。 良いきっかけとなりました。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 大変良くわかりました。 イザナギ、イザナミ神から生まれた子としては、 淡路島など、島や土地だったと思います。 勘違いしていました。 なぜ国を譲ってもらわなければならないのか? その点はまだ解らないところではありますが、 自分で調べてみます。 貴重なきっかけとなりました。 ありがとうございました。