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外壁の色が黒いので夏の暑さを心配しています。
外壁の色について心配があるります。 外壁のデザインは、全体的に白のサイディングで、部分的に黒を使うツートーンのデザインです。 東側の縦長窓2つと玄関がある壁面の1階部から南側リビングの掃き出し窓と腰高窓の1階部が続いたデザインでこの部分が木目調の黒の窯業系サイディングです。残りの壁面は白、屋根が濃いグレーのデザインです。 見た目はシャープで素敵なデザインなのですが、1階窓の周辺が全て黒なので、夏の暑さを心配しています。黒=表面温度が高いのでは?Low-Eガラス、ペアガラス使用なので室内はそれほど心配していませんが、風通しを意識して南北と東西に風が通るような位置を考えて窓をつけました。 出来ればクーラーに頼らず、窓を開けて自然の風を取り入れたいと思っているので、窓を開けた場合、窓の周りが黒いと壁面の高温がそのまま室内に伝わってくるのではないかと心配しています。 同じようなデザインの方、いらっしゃいますか?ご意見をお聞かせ下さい。
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- Mokuzo100nenn
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熱の伝わり方は 1.伝導 2.対流 3.輻射 の三種類に分けて考えないと混乱します。 ご質問のケースでは、対流と輻射を区別して考えるとクリアになります。 ご存じのように夏の太陽光による熱さを避けるには(太陽光の)輻射熱をさえぎることです。この場合、外壁材であれば白でも黒でも壁面温度は概ね同じ温度になります。砂漠のベドウィン族が真っ黒な衣装を着ても真っ白な衣装を着ても同じな理屈です。 屋根面のように面積が広い場合は、わずかな温度差も無視できないので屋根を白く塗装すると多少とも暑さが和らぐと言われています。 しかし、外壁材は垂直に配置されるため、太陽光線と直角の面積に換算すると屋根とは比較にならない小面積になります。したがって家全体の快適さに与える影響は無視して良いと思います。 なお、外壁はどんなガラスよりも輻射熱を遮断するわけですから、Low-Eガラスの掃き出し窓を腰高窓に替えて、下部を外壁が蓋う設計にすれば夏の過ごしやすさが増すでしょう。特に西日が当たる壁面がある場合、その壁面での窓面積は最小化するようにします。 さて、真夏に窓を開けた場合ですが、この場合は問題は輻射熱ではなくて、空気による対流になります。 窓を開けて外気を通したとたんに、空気の対流によって外気と同じ温度・湿度になりますので、空気自体の温度・湿度が不快な日本の夏では、不快になります。せっかく太陽光の輻射を防いでも無意味になります。
太陽光は物の表面温度を上昇させる「発熱源」です。 黒い塗装はその中で最も光を吸収し表面温度を上昇させます。 お住まいの地域によっては夏は耐え難いでしょう。