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ニュートリノで過去と通信できますか?
仮に、過去に情報を通信できるとすれば、過去のニュートリノ検出器にモールス信号などで情報を送ることでその機器を改良したり、有用な情報を送ることでアップデートして貰う事は出来ないでしょうか? これを繰り返せば今の時代には技術があり得ないほどまで発展したことになりそうですが・・・ または、ニュートリノは光の速度を超えても時間を遡ることあり得ないでしょうか? それとも、ニュートリノは特殊なものであり、今までの理論では解釈できないものなのでしょうか?
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ミューニュートリノが実際に時間軸を過去に向かって進んでいるのが確認出来れば、デジタル信号を過去に送るのは可能だと思います。 アルファベットのABC・・・などの英文で文章を作り、それをデジタル圧縮して短いビット信号の形で過去に送信するという計画を立てて置けば、それよりも少し前に同じ方法で未来から送られた信号を受信出来る可能性はあります。 相対性理論が破綻している以上、因果律の矛盾などは実験結果から判断しないとわからないでしょう。 60ナノ秒の時間差ではほとんど違いがないでしょうが、ニュートリノを数億回、通路を往復させて時間差を大きくすれば、タイムパラドックスも観測出来るかもしれません。 何よりも、現在、光速度を超えるニュートリノが観測されたという事実がある以上、すでに過去に向かって何らかの方法で情報が送られていて、過去で受信していた可能性も考えられるわけで、それも調べてみる必要があるように思います。
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- semikuma
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私は物理が専門ではないので、粒子が光速を超えると時間を遡れるのかどうか知りませんが、昔、素粒子で通信できないものかと夢想していたことがあります。 光や電波は地形や大気の状態に影響を受けるので、電波の周波数が高くなると山の向こう側と通信するのは困難となり、もっと周波数が高くなると、建物の中とさえ通信ができなくなります。 もっと周波数の高い光は、空間を飛ばそうとすると、霧や雪、雨粒にも散乱され、近距離でも通信が困難となります。 しかし素粒子の、とりわけニュートリノは他との相互作用が極めて小さいので、地球を素通りして反対側へさえほとんど損失なく到達することができます。 逆に言えば、受信が極めて難しいと言うことです。 電波は、金属棒のアンテナで簡単に受信できますが、ニュートリノの受信には、(現在の技術では)カミオカンデのような数千~数万トンの水と、数千~数万個の巨大な光電子増倍管が必要です。 まあ、技術が進めばもっと簡単な装置で受信できるようになるでしょうが、今は光ケーブルが世界中に張り巡らされているので、わざわざ素粒子を使わなくとも、地球の裏側とくらいは簡単に通信できますけどね。 ちなみに、ノーベル賞を受賞した小柴さんがカミオカンデで超新星爆発のニュートリノを観測したとき、光の到達時刻とニュートリノの到達時刻に、差はなかったとのことです。 小柴さんの頭に「高速を超える粒子はない」との固定観念がこびりついていたのかもしれませんが、高々700kmの距離で観測された時間差が何万光年の距離で観測されない筈はないので、今回の騒ぎは、実験上の何らかのミスがあったのではないかと個人的には想像しています。 つまらない話なので、ちょっとSF的な想像を巡らせて見ましょう。 もし小型の装置で過去や未来と簡単に通信できるようになったとしたら、その装置が完成した瞬間に、未来から「オメデトウ!」とか「ここはこう改造した方がいいよ」とかいろいろなメッセージが続々到着して、開発した人は、自分が開発した気がしなくなるでしょうね。 そのときに使われる情報伝達媒体は、ニュートリノかタキオン粒子か、はたまた今は想像もできない全く別の粒子か知りませんが、もしニュートリノで通信できるとしたら、スーパーカミオカンデに1個くらいメッセージが届いていてもおかしくないでしょう。 それが無いということは、小柴さんとそのチームが気がつかない、あるいは隠している可能性もないことはないですが、それ以外に次のことが考えられます。 1. 時間越え通信は物理的に不可能 2. 未来では時間越え通信は、ニュートリノ以外の粒子が使われている 3. タイムパラドックスを防ぐため、未来では時間越え通信は禁止されている
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回答いただきありがとうございます。 確かに言われてみるとそうですね。 しかし、今回の実験は更に高精度のようですし、追試データを待ちたいですね。
お礼
回答いただきありがとうございます。 ニュートリノ実験の追試が実に楽しみですね。