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古墳の埴輪
考古学カテだとも思うが、歴史学のカテのほうが回答してもらえると存じまして。 http://www.asahi.com/culture/update/0903/OSK201109020161.html での埴輪の人物: 1. 男性だと存じますが?当時の方はこのような服装でしたでしょうか?後世の日本人の服装とは違うような感じですね。 2. 身分や職業はわかりますでしょうか? 3. 座っている椅子は、一般的だったのでしょうか? どうぞよろしくお願い申し上げます。
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ANo.3です。追記ですが、平安時代の画像史料を見ますと、空海や最澄などの僧が椅子のような縁台に腰掛けています。また鎌倉時代の聖徳太子に関する画像でも同様の構図を見ることも出来ます。 このことから埴輪像のモデルは身分的に低からぬ人物の近くで従事していたとも考えられます。百人一首の絵札に描かれる人物に畳のようなモノの上に座っている構図がありますが、こうしたモノと同様、身分や職業あるいは秩序としての上下関係を象徴的に表現しているとも考えられます。従って「身分的に卑しからぬ人の側に仕えていた人物」と私は想像しています。
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- TANUHACHI
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確か1982年の歴研大会(駒澤大学)の古代史部会としての研究報告で武田佐知子氏が古代国家に於ける身分標識の機能として衣服をパンツ型とスカート型(パンツ型は確実な記憶がありますが、スカート型に関しては記憶の自信はありません)に区分しての考察を行っていた記憶があります(詳細は1982年度大会報告号、同氏の『古代国家の形成と衣服制』吉川弘文館刊、鬼頭清明氏による書評-歴史評論・1985年6月号、勝浦令子氏による書評-法制史研究・通号86、1986年を参照のこと)。 尚、被服に関する規定として現存する史料は養老律令の衣服令があり、そこには高位の者が着用する際の色や形などの規定がありますが、この通達が民間ではどの程度まで浸透していたかなどは確定し得ていません(また確定することにも意味はありません)。
お礼
有り難う御座います 養老律令に衣服令というのがあったのですか。 たいへん専門的なお話ですが、そこまで私も調べるようなものではありません。 研究ということをしなくても、素人にも段々埴輪のことが段々わかってくる時くるときまで、命があることを祈っています。 有り難う御座いました。
- 川原 文月(@bungetsu)
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こんにちは。 >>1. 男性だと存じますが?当時の方はこのような服装でしたでしょうか? 埴輪は、一般的に中央アジア(ペルシャとか)からシルクロードを経て中国に伝播したと言われています。 おそらく、中国から日本に伝わって、日本では中国を真似して造られたものでしょう。 従って、日本の着物の原型ではないでしょう。 >>2. 身分や職業はわかりますでしょうか? 椅子に座っていることから、NO1の方が言われるように、ある程度の身分のある人物像かと思います。 >>3. 座っている椅子は、一般的だったのでしょうか? 仏教寺院では、このように両脇が反り上がったものを台(机)として読経の経本などを置いていますね。 これらの椅子の名残かもしれませんね。
お礼
有り難う御座います。確かにお寺さんなどのお経机に似ておりますね。 まぁ、何かをいっぺんにいろいろ判ってしまおうとする私の根性はいけないことですね。 有り難う御座いました。
素人の推測です。 1)スカートのようにも見えますが、着物の原型というか、上からかぶって、ベルト(紐)で締める、単純なものでは。 2)足が地についていませんよね。身分の高い人なのでは。 3)足が地についていないのは、普通のイスとは考えにくいです。神輿のようにも見えます。
お礼
研究ということをしなくても、素人にも段々埴輪のことが段々わかってくる時くるときまで、命があることを祈っています。 有り難う御座いました。
補足
早速に有り難う御座います。 所謂る“貫頭衣”というもので、http://azby.search.nifty.com/imagesearch/search?select=2&cflg=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&q=%E8%B2%AB%E9%A0%AD%E8%A1%A3&ss=upにあります、弥生人の服(貫頭衣)を復元(上から4番目)なんでしょうかね。 座している備品も左右が反り返り、肘もたれも背もたれもなくて、常住的なものではなさそうに感じまして。 弓も刀ももっていませんで、武人ではなさそうですね。でも農耕などの従事者でもなさそうですね。 仰せのように高貴な座に鎮まりる貴人かも知れませんね。 みずらではなさそうですね。 有り難う御座いました。
お礼
有り難う御座います。 鎌倉時代の聖徳太子画像、百人一首や平安時代の空海や最澄などもこのような椅子に座していたのですか。 やはり農民や労働者というのではない、身分の方なんですね。様子から兵士や武人でもない。みずらではないことはもう、帽子をかぶる時代の方であり、文人的なんですね。 有り難うございました。