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なぜPETだけを再生するのか
いろいろなプラスチックの素材がある中で、なぜPETだけが、こんなにもさかんに再生活動が促されているのでしょうか。PETボトルのふた(PP?、PE?)や包装材(PE?)は、なぜ捨てられるのでしょうか。その違いは何なのでしょうか。
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過去の経緯が大きいと思います。 もともと日本では500ミリ以下の小容量のPET容器はごみを増やしすぎるということで業界が自主規制をしている時代がありました。 その後ごく一部の市町村でPET容器の回収が始まったことにより「PET=リサイクルできる」という図式が出来上がったため小容量のPET容器が解禁になりました。 PETは単一のプラスチックとしては流通量が最大なので比較的リサイクルしやすいのですが、実際のリサイクルのされ方は市町村によっていろいろです。 北海道には実際に分別して回収していながらリサイクルが価格的にペイしないため、可燃物として燃やされているところもありますし、プラスチック全般を混ぜて処理しているためプラスチックとPETを分ける理由がないところもあります。(本来はPETはプラスチックと混ぜて回収したほうがいいんだけど、なぜか瓶と混ぜて回収して、後で清掃工場でわざわざ分別してたりするんだよ _^^;)
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3です。誤解を呼ぶ部分があったので補足。 Petの量が多いのは重量では無く、排出時の体積です。 実際の量はあまり多く無くても、排出量としておおいので目立つということです。 他のプラスチックは混ざって排出されますし、体積はそれほど多くないので目立たないってことです。
お礼
補足をありがとうございます。再度疑問に思ったのですが、「PETの排出時の体積」とは、たとえばPETボトルの、中の空間を含んだ体積、ということでしょうか。それならば、素材の量に対して、莫大になりますね。自治体や、回収する業者(私の家の近所のスーパーがそうですが)によっては、ボトルをペシャンコにして出してください、と指示があるようですが。 よろしければ、コメントをお願いします。
- polymer1
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PETは、特にPETボトルであれば、各社の製品を集めても非常に均質性の高い回収が比較的容易に実施できるのと、回収したPETの用途として繊維(綿 等)のルートがはっきりしているからと考えます。 PETボトルのキャップは、実は、キャップ部分とシール部分(液漏れしないようにするパッキン見たいな物)からなり、きっちり見ると2種類の混合物になります。 また、一般でPET以外で回収が行なわれているのは、スチロール製食品容器も上げられます。 更に工場からでる、内容の確認できる樹脂も 多くは回収や再利用がされていますし、 自動車のバンパーみたいな大型樹脂製品も回収システムをどんどん構築してきているところです。
お礼
PET以外の樹脂、PETボトル以外の製品についてもご解説頂き、よく分かりました。ありがとうございました。
こんなとこかな、 1.無色透明 2.量が多い 3.分かり易い 4.使い途が明確、繊維かボトルに再生か。
お礼
単純明快なご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 > PETは単一のプラスチックとしては流通量が最大なので えーっ、そうなんですか? PEとかPP、PS(ポリスチレン)の方が、汎用プラスチックとして、量は多いように思いますが、実際は、違うんですね。知りませんでした。 自治体ごとの違いなど、いろいろくわしい話まで、よく分かりました。ありがとうございました。