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ベクターの選択
遺伝子研究でベクターがよく使われていますが、どんな場合にどのベクターを用いるのかという選択の基準はどのようになっているのでしょうか? 具体的には 1クローニングベクターと発現ベクターはベクターの何が違うのですか? 2プラスミドベクターやファージベクターをどう使い分けるのですか? 3同じプラスミドベクターでもpucやpblueやPBRだどがありますがどう使い分け ているのでしょうか? 詳しい方教えてください
- taketaketakeo
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- mays
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1について 基本的に同じで、発現ベクターをクローニングに使うこともできますが、クローニングベクターとは一般的にカラーセレクションなどをできるものをいいます。 2について 通常のたんぱく質にはプラスミドで十分です。 大きなフラグメントの場合、テンプレート(cDNAなど)が少ない場合、高いタイターを得たい場合などファージを使います。 3について 発現ベクターについては、fusion protein作成用のtagやあるたんぱく質がはじめから含まれているようなものや、いろいろなプロモーターを持つものがあります。 あとからどのように精製したいか、(抗体を使いたいとか、GSTで精製したいとか、キレートカラムを使いたいとか)また、どの生物で発現させたいか(bacteriaならlac promotorとか、mammalならcytomegallovirusとか)によって、説明書をよく見て選択してください。
1,2については Recombinant DNA second edition ワトソン・組換えDNAの分子生物学 などの参考書を読まれた方がよくわかると思います。 ベクターを構成するそれぞれの部分、つまりoriやプロモーターなどをそれぞれ勉強していただければわかると思います。 例えばブルースクリプト(TA vector)に遺伝子組み込んでも正しく発現しませんよね。何でかな?これを発現用のpGEXに入れればちゃんとできる。目的にあわせて構造が違うのです。 3については上の二つがわからないと難しいでしょう。ホスト株の事や、コピー数、誘導条件などで選択します。それ以外にもいろいろありますけど。
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