- ベストアンサー
梁の持ち上げ方
木造住宅を新築しようと思います。しかし敷地の全面道路が狭く、クレーン車は入れたとしても旋回は無理かと思います。このような場合どのようにして梁等を持ち上げるのでしょうか?まさか人力ですか? 同じように興味を持ったのですが、昔クレーン車等が無かった時代は人力で持ち上げていたはずです、どのようにして人力で大きな梁や柱を持ち上げたのでしょうか。またお城のように複数の階数のある建築物はどのようにして梁、柱を持ち上げたのでしょうか?こちらの方も御回答、参考URLをよろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私,大工の棟梁の息子です。 クレーン車が入れるのならば,旋回することは可能です。障害になるのは電線です。旋回が可能であっても,電線に資材が当たって切ってしまう危険性がある場合はクレーン車を使うのを躊躇します。(実際,電話線を切ってしまったことがあるもので。。。) 木造住宅であれば,2階建かせいぜい3階建でしょう。人力で充分上げられます。無論1人では無理ですよ。職人総掛かりで上げることもあります。 お城や五重塔のような大きな物でさえ,人力です。テコと滑車の原理の応用です。参考URLを見つけられなくて申し訳ないですが。
その他の回答 (4)
- jeek5
- ベストアンサー率33% (4/12)
言葉で説明するのは難しいですね。 まづ1階部分ですが柱を2本寝かせておきますこれに桁を取り付けて門の形にします、柱の長さは3m以内です、桁にロープをかけておいて引き起こします、柱の根本を2人で押さえておきます、これはそんなに重くありません。この門形のものを順次組み立てていきます、この時に門形では不安定なので仮の筋交いを入れます、倒れないように門と直角の方向にも入れます。1階部分が組み終わった所でこの桁の上に人間が歩けるように道板(足場板)を充分に並べてデッキ状にします。2階部分の柱を人力で2階に上げます桁、梁も2階に上げます。必要に応じてロープで引っ張り上げます。 2階のデッキ状の部分で1階で組み立てたように門形を作り順次組み立てていきます。特に重たい梁などはデッキ上に脚立を立ててそれに載って下から持ち上げるのと桁の上に載っている鳶職がロープをたぐって引き寄せます、二人の呼吸で所定の位置に納まるようになります。 全て人力です、この方法でみな家を作っていました。 上棟中での転落はよくあり、死亡事故も多かったです。 また、今では考えられないことですがこの上棟の時点では足場はありません、上棟後に足場を組み立てました。 この質問を説明できるようなURLは有りませんでした。
>もう少し木の起こし方の説明をお願いします。 言葉では説明の限界なので.これ以上は不可能です。 10代後半から20台の人間1名(滑車を引っ張る。持ち上がったらは.台などを運び押さえる) 押さえる人間(滑車から出たロープを縛り付ける.縛り方さえ覚えられれば体力のない女子供・老人でも可能・横に動かないように根元を押さえる) の3人がいれば大体持ち上げられます。根元を軽く押さえる人間(棟梁クラス)が力加減を支持します。 >だから上棟式などをするのかな? わかりません。 ロープを引っ張って.緩んだロープを絡めて縛りなおす.縛り終わったらば.再度引っ張る...をクりかえしてある程度の高さまで持ち上げます。 ただ.最初の柱(と柱を支える棒)を立てる時は押さえる棒でも同様なことをしますので.押さえる人間は柱+棒分.つまり.3人は最低必要です。ですから結果的には5-6人いたほうが楽にできます。 城は小さな丘のような小地形を利用して木造建築をします。建築用資材は「丘」の伐採で確保します。木造建築が終わったらば.その場への移動用通路を壊して.急傾斜の土手に直したり.急傾斜の土手に石を積んだりして.進入絽を絶ちます。だから.通常の木造建築にみられるような「全体に共通な土台を作ってその上に建物を建てる」のではなく.「小さな土台とその上の建物」を作って.「間の連絡通路を別の土台で作って.これらをつなぎ合わせる」という.土木建築の工法(複数土台の存在)を取ります。古い城では建設時期が部分的に異なるのはこのような工法を取っているからです。 火事で燃えたりすると.建築資材輸送用通路を作って.家を建てて.通路を破壊して...ということになります。たから.1回燃えると直さずに新しく作りなおしたほうが早いのです。
昔住んでいた親父の家は親父と祖父とで作ったセルフビルドの木造一軒家でした。 柱を立てる日は私の小学校の運動会のときに、親戚一同を招待して集めて、運動会終了後にみんなで人力で立てました。そのときの光景はいまだに覚えています。 基本的にはロープ、滑車などで引き上げていきます。あの時は大人の男性が7~8人だったと思います。 懐かしい思い出です。ちなみにその家はいまだに健在で、親父は隣に新しい家を建てましたが、その家も貸してまだ人が住んでいます。老朽化もしていないし十分まだまだ使える家です。
お礼
具体的なお話ありがとうございます。 大人の男の人が7~8人、これは昔からこれぐらいの人数がかかったと言うことですね、とても参考になります。 やはり日本の昔からある在来工法は強いと言うことですね。 ありがとうございました。
木材の方一歩うをちょっと手で持ち上げて(持ち上げられなければ穴を掘って)ロープ(麻縄とか藁縄に布を巻きつけてよった縄)をかける隙間を確保します。 ロープをかけて.滑車である程度持ち上げます。 滑車でもちあげた隙間に木をつめて.いったんおろします。 別の場所に滑車をつけて..... と繰り返して.木を起こします。軽い木ならば人力でたてられますが。 これに3本倒れないように押さえの柱を縛り付けて.柱にします。場合によると.ある程度組み立ててから起こす場合もあります。 このようにして柱を立てます。 この柱が立ってしまえば.他の木は軽いですから.人力で持ち上げて.立てかけて.一端を固定し.反対側をきのうえを滑らせながら.滑車であげます。 手で持ってはしごを上り下りできる程度の軽い柱ならば.はりの上から手で引っ張れば上に上がります。 城の場合には.別の立て方があります。最初に木造部分を作って.周りの土砂を取り除き.石を組ん(はって)で城にする場合です。 なれないとはりの上から落ちたり.ロープが切れて木材に挟まれて圧死したりします。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 なるほどロープのかけ方が分かりました。もう少し木の起こし方の説明をお願いします。 柱や桁をある程度組み立ててからと言うのも分かりました。 お城に関しての説明があれば助かります。 昔はたくさんお人が亡くなったようですね。だから上棟式などをするのかな? どうもありがとうございました。
お礼
クレーン車の話ありがとうございます。大丈夫ですね。でも電話線らしきものがありますね・・・・・ やはり昔は人力ですよね、てこの原理は分かりますが、昔の日本で滑車があったんですか?疑問に残りました。 どうもありがとうございました。