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自動車生産の時の環境負荷について
地球温暖化問題では排気ガスが最初に問題になります。でもエコカーであっても車を生産する時には環境負荷がかかりますよね。 また廃車をリサイクルするエネルギーも必要です。それでも古い車からエコカーへ早く乗り換えた方が 環境に良いということなのでしょうか? いろいろ資料を見たのですが、ますますわからなくなってしまいました。 客観的な資料やデータ等ありましたら教えて下さい。 また感想や個人的な意見でもありがたいです。
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原材料の採取、製造、輸送、使用、廃棄・リサイクルといった製品のすべてのライフサイクルにおける環境負荷を定量的に算定・評価するLCA(ライフサイクルアセスメント)という手法があります。 日本では、公的には参考URLのような制度がありますが、この制度上で自動車を対象にLCAをやった例はまだありません。メーカーでは独自にやっているかもしれませんが。 ただし、この手法による環境負荷の算定結果ですが、たとえば使用時の環境負荷ひとつをとってみても、同じ車種でも週末だけ買い物のアシに使う場合と営業車として毎日走りまわる場合があるように、環境負荷が異なりそれぞれすべての環境負荷を実際に測定できないような場合には、平均的な条件を想定しその下での推計値としての環境負荷を含んでいます。 また、1ライフサイクルで算定・評価することになりますので、ご質問のようにまだ使えるものをライフサイクル半ばで買い換えた場合の結果はまた別物です。 ですので、車種別のLCA結果データがあったとしても、それが実際の個々の条件下での環境負荷とは直結しません。 したがいまして、今のところはどちらが環境に良いかというご質問に応えられる手法やデータはないのではないでしょうか(私が知らないだけ?)。 車に限らず、実際に良いかどうかはわからないものもありますので、環境に一番良いと思われるものを常に考え選び続ける姿勢は忘れずにいたいと思う今日この頃です。
お礼
丁寧にいろいろと教えていただき ありがとうございます。 新車販売という経済活動とエコが結びついたと考えれば よいのでしょうが、根本的にはどうなのだろうと いつも思っていました。 自動車メーカーにLCAについて質問してみることにします。