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糖尿病患者に対する飲酒の説明(低血糖)

循環器病棟に勤めて4カ月になる看護師です。 糖尿病患者に飲酒の危険性について説明しました。 そうすると患者より「酒は高カロリーなのに低血糖おこすとはどういうこと?どっちが本当?」と質問されました。 アルコールにより肝臓がブドウ糖放出を抑えるため低血糖になる。アルコールは1g7Kcalと高カロリーである。また焼酎に比べビールは糖質を多く含む・・・ アルコール、カロリー、糖質・・・ 患者にどのように説明すればよろしでしょうか?自分自身もうまく理解できていません。 ご教授お願いします!

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  • USB99
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回答No.2

アルコールの代謝には、直接的な糖代謝への影響はありません。よって、アルコール摂取直後の血糖への直接的な影響はありません。ただ、アルコールによって、酒の肴など食習慣への影響があり、コントロールされた食事ができないなどにより高血糖をきたしやすくなります。 しかし、食後数時間経過して、消化・吸収が終了して、血糖が下がりはじめ、肝臓から糖を放出(糖新生)して低血糖を防がないといけない時間帯が来た時に、肝臓はアルコール代謝の過程でできる毒物(アセトアルデヒド)を分解するのに必死なので、糖をだす余裕がなくなり、低血糖をきたしやすくなります。 特に、これは飲酒による肝障害→肝硬変になった人に顕著となります。肝臓内に貯蔵している糖の原料(グリコーゲン)量が少ないので、低血糖になった時の補充に必要なグリコーゲンの量が不足し、血糖をあげれなくなってしまいます。同時に、食後の血糖の肝への取り込みが少なくなるので、食後高血糖をおこします。すわなち、糖尿病のコントロールが著しく困難になります。 また、慢性膵炎になると、インスリン分泌自体が抑制されてしまうことになります。 循環器領域ですと、脂質代謝への影響もあります。飲酒者では中性脂肪が高くなる傾向があるからです。 ただ、血糖コントロール、肝機能障害がない、飲酒量がコントロールされている、などの条件を満たせば、ある程度はいいのかなぁと思います。

gekisouOXY
質問者

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回答No.1

食後血糖値をすぐに上げるものは糖質(炭水化物)であって、カロリーではありません。 アルコールは肝臓からのブドウ糖放出を抑制するので、血糖値を下げる方向に働きます。 Q.917 アルコール性低血糖について教えてください。 http://www.dm-net.co.jp/qa1000_2/2006/05/q917.php#more 栄養素が血糖に変わる速度(図3) http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/obesity/pamph74.html

gekisouOXY
質問者

お礼

回答ありがとうございます(*^_^*)

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