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魚の干物
魚の干物って、干し椎茸のように、生よりも栄養価が高まるって思っていたのですが、最近、酸化した食べ物だからあまり体に良くないという話を聞きました。これって、どうなんでしょう?本当なのかな。教えてください!
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どこからの情報か知りませんので、その内容について検証はできませんが・・・。 最近の健康食品ブームで,ある食べ物を「毒」か「薬」かで二極化しようとする風潮がありますが、この点に関しては非常に好ましくないと考えている者です。食べ物に対して非常に失礼だと思うからです。 食べ物というのは毒でもあり薬でもあるということを覚えておいて下さい。どのような状況で食べるのかでどちらにでもなりえます(添加物などの人工物は別ですよ)。 魚の干物はもとは昔の人達が漁に出られないときの保存食です。紫外線によって殺菌されるのと、表面のタンパク質がアミノ酸に分解することで旨味が増します。脂肪・糖・タンパク質は三大栄養素といいますが、定期的に取らないと体の活動に支障をきたします。昔の人たちは酸化がどうのと言う以前に、必要だからたべてたんですね。 タンパク質(アミノ酸)の摂取の面では分解している分、消化吸収の効率はあがるので栄養価が高くなります、しかし反面、脂肪は酸化してしまうので、生の新鮮な脂肪よりは劣ると解釈できます。しかしながら、畜肉からは摂取しにくい種類の脂質も多く含んでいます(DHAとか聞いたことあるでしょう)。たとえ多少酸化していようが、全く取らないよりは良いという考え方もあります。 体によくないものを排除したい気持ちはわかりますし、最近のTVの影響もあるので、判断は難しいと思います。 mapletownさんがどの位干物が好きか知りませんが、家庭によっては毎朝食べる人もいます。それで早死にしたという話は聞きません。いくら好きでも1日に十枚も食べたら、そのうち酸化脂肪によって病気になるかもしれません。因みに伊豆の方では「くさや」を常食しますが、昨今の「毒」か「薬」かの議論に載せたら、くさやは明らかに猛毒でしょう(笑)。酸化した脂肪を最も多く含む内臓に漬けて、さらに干すわけですから。 昔から食べられている食品については、変な添加物等が用いられていない限り、健康上の保証はあると考えて良いです。ただし、栄養過多が進む現代では、単一の食品を極端に多くとることは慎むべきで、少量をおいしく食べる分には栄養は体に吸収され、毒は分解排泄されますよ。
お礼
お返事とても遅くなってごめんなさい! 大変ご丁寧な回答、ありがとうございます。 私も、こんな質問をしていながら、食品を毒・薬に二極化し、食べてはいけない!とする考え方は好きではありません。なにしろ食べることが大好きですので・・・(^^; ただ今現在ちょっと健康に不安がありまして、あまり良くないものはしばらく控えようかなと思っているため、たまたまこの話を聞き、良くない面もあるのかなと思って質問させていただきました。 好きではありますが一週間に一度食べるか食べないかくらいなので、気にする必要はないですね。どうせ食べるならおいしく食べたいですし。 どうもありがとうございました。