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原子力発電の放射線は今までどう処理されていたの?

原発が水蒸気爆発を起こし、飛散した放射線による多大な被害を及ぼした今回の事故ですが? 正常運転をしていても核分裂による破滅的な放射線が放出されると思います。 今までその放射線をどのように密閉もしくは処理していたのですか? 見たところ、点検中の原子炉内でプールの上で作業している風景がありますが、対して放射線の影響を受けていないように感じられます。 原発事故が起きて初めて福島にフランスとアメリカの放射線除去装置がとりつけられたのを聞き、不思議に思います。 放射された放射線がどこにどう処理されていたのか教えてください。

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はじめまして♪ 激しく反応している時は圧力容器と格納容器という二重の密閉空間で防がれています。 福島第一原発の1~3号機以外では、通常の冷温停止と言う状況に有り、其の状態で冷却水を循環しています。 循環している冷却水には放射性物質が含まれますので、フィルターで濾過し、フィルターに蓄積した放射性物資と交換したフィルターは高濃度汚染物質として厳重な密閉容器等に保管されます。 使用済みの燃料プールは、冷温状態で一定期間以上(数年)経過して放射性物質の飛散が一定以下に成ってからプールに移動し、その後も数年以上水を循環して冷やします。 この状態の場合、温度が上がらない事と、多量の水が有る事で燃料の放射線がほとんど出てこない状況となっているそうです。 福島第一原発の4号炉が事故に成ったのは、循環水が無くなったか、循環出来ずに温度が上がって水が蒸発して水が無く成ったため、とても危険な状況になったのでしょう。 例えば、通常のガソリン自動車、正常な時は排気に含まれる有害物質をマフラー内のフィルターで外に出ないようにしています。 このフィルター経路がこわれ、外部に有害物質が出ている様な状況と考えても良いでしょう。 ただ、原子炉の場合、運転停止=燃料の活動停止 とはならず、その後数年から数十年の管理が必要な事と、一度事故を起こすと、本当の故障箇所には人間が近付く事が出来なく成るので、本来は万が一の場合にも何重もの安全策が有ったはずです。 今回の事故は、安全策の根幹となる予備発電機が動かなかったため、中の釜も壊れたと考えます。 話題はそれますが、本当の圧力容器や格納容器など、設計当時はミサイルで攻撃されても壊れないとすら言われましたし、1千年ぶりの大津波には確率論として隕石がブツカル程度という論理的な逃げ場が有った事は間違いないようです。 フランスのアレバ社は原子炉の解体とか、そういう事業を世界で唯一請け負っているので、いろんな技術(ノウハウ)は有るでしょう。それでも、計画的に数十年単位で解体するのと違うので、今回の事故でとても多くの技術経験を得ると思われます。 アメリカは古くて排気する核弾頭の処理や、原子力船の処理等で、軍事に関してはノウハウが有るのですが、一般企業は部分的な情報しか無いかと想像出来ます。 ついでに、天文学的には超新星の爆発でガンマバーストと呼ばれるガンマ線が宇宙を駆け巡る事が解明されており、地球に降り注げばオゾン層の半分が消失し太陽からの放射線で地球上の生物絶滅の可能性が高いと考えられるそうです。地球にはオゾン層や磁場のバリアがありますが、それより広範囲な太陽フレアと言う害宇宙からの影響を抑えるバリアもあるそうです。しかしここ10年程太陽の活動が弱くてバリア効果も少なく成っているそうです。 それでも、人間が意図的に危険を知っていながら造り、それによる脅威とは別問題です。 そうそう、放射された放射線ですが、線の種類により、紙で防げるものや、水で防げるもの、10mのコンクリートでも通過するものなど、いろんな種類の線があります。 燃料棒を水に浸けて、その周囲を作業員が歩けるのは、そのような放射線しか出ていない状況になったからです。水が無ければ人は近づけませんし、水が無ければ冷却出来ずに危険な放射線が出てくる状況になってしまう可能性が高いのですね。 放射線と言う線は出てしまってもそれで影響を受けないようにすれば良いですし、放射線を出す放射性物質はその種類により一定期間放射線を出しますので、適した閉じ込め作業が必要でしょう。 先日から牛肉の放射線量が問題になっていますが、放射線を受けただけでは無くて、放射線を出し続ける放射性物質が含まれているから、非常に問題なんです。 ほんと、困ったことです、、、 長々と書いてしまい、申し訳有りません。 つい、熱く成ってしまいました、、、。

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昭和のおもしろエピソード
このQ&Aのポイント
  • 昭和時代の子供の頃の思い出を振り返ると、お茶菓子に関するマナーが違ったことがありました。
  • 当時はお茶菓子を出しても人々は遠慮して食べず、お土産に包んで持ち帰るのが一般的でした。
  • しかし、最近の世の中ではお茶菓子を自由に食べることが一般化しており、昔とは違うマナーが生まれています。
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