IS-LMーBP分析の資本移動についての考察

このQ&Aのポイント
  • IS-LMーBP分析においては、BP曲線の動きも意味を持つが、大抵の場合は考慮する必要はない。
  • BP曲線が垂直の場合は資本移動がないため考慮する必要はないが、水平の場合で資本移動があって黒字化した場合は新しい均衡点はYのみ増加し、外形上の変化はない。
  • 外生的資本移動によりBP曲線が右シフトし、交換レートの低下により左に戻るが、外形上の変化は見られない。
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IS-LMーBP分析

IS-LMーBP分析においては、BP曲線が右上がりの場合には、資本移動も考慮 に入れたBP曲線の動きも意味を持ちますが、その他の場合には基本的に必要ないと 考えてよいでしょうか? BP曲線が垂直の場合には、資本移動がないわけですので、当然考える必要はないもの と思いますが、BP曲線が水平の場合で、資本移動があって黒字化した場合には、新し い均衡点は、国際利子率は変わりようがありませんので、Yのみ増加した点、即ち右 シフトするが外形上の変化なしと考えてよいでしょうか? まとめますと、外生的資本移動により、BP曲線は右シフトし、これに伴って交換レー トの低下により左に戻しますが、外形上はまたっく変化が見られない。

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  • gootttt
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回答No.1

>IS-LMーBP分析においては、BP曲線が右上がりの場合には、資本移動も考慮に入れたBP曲線の動きも意味を持ちますが、その他の場合には基本的に必要ないと考えてよいでしょうか? BP曲線が垂直でないなら資本移動は発生します。 >BP曲線が水平の場合で、資本移動があって黒字化した場合には、新しい均衡点は、国際利子率は変わりようがありませんので、Yのみ増加した点、即ち右シフトするが外形上の変化なしと考えてよいでしょうか? BP曲線に変動はありません。ただし資本移動は発生しますし、その結果最後まで見れば最終的にシフトするのはISLM曲線です。 BP曲線が水平だということは金利差がある限り、資金が流入流出が永遠に続くと考えます。 したがって、最終的には資金の流入流出によって自国の金利が国際金利と強制的に一致します。つまり、国内の金利が金融政策や財政政策で変動しても、国内金利が国際金利より高ければ資本が流入することで金利が引き下がり、国内金利が国際金利より低ければ資本が流出することで金利が引き上げられます。 つまり、BP曲線が水平ならば何をやろうとも、結局国内金利=国際金利となるわけです。

a1b
質問者

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