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3/11の震災直後の経済動向に疑問があります。
- 3/11の震災直後の経済動向について疑問があります。
- 震災後の円の上昇や日本株のバリュエーション、企業の資金余剰などに関して、理解を求めています。
- その他の地震の影響や日本政府の赤字についても意見を聞きたいです。
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No.4です。 >「急激な引き出しに耐えうるため」というマスコミの誤った解釈は、具体的にどのようなも >のなのでしょうか? 震災で数多くの建築物が破壊され、また建物だけでなく、人命的にもものすごい被害が生まれ ましたね。保険屋や銀行に対して、ものすごい引き出しが起きると想像し、これを補てんする ために資金供与が行われたのではないか、と報道されたのです。 金融機関が保有する資産のうち、国債や社債、地方債、株式など、いわゆる「証券」と呼ばれ る資産は、ある一定の期間が過ぎなければ現金化することができない為、そのままの形では 利用することができません。自由に動かすことができないので、「流動性の低い資産」と呼ば れます。 逆に現金はそのままの形で、自由に動かすことができ、支払い等にも充てることができるの で、「流動性の高い資産」と呼ばれます。日銀の行った行動は、「証券」を「現金化」し、 市場の流動性を高めることが目的ですから、そう報道されても仕方のない部分があるのです。 >株式相場を支えるための資金を、短期間で、一気に大量に流入させた→ >この結果、1週間を待たずして日本の株式相場は安定し、再び震災前の水準にまで値を戻 >した。 >・・・この論理を具体的に教えて下さい。何故、こうすることで日本の株式相場は安定す >るのですか? 前回の回答にも記したように日本の株式は、売り市場、買い市場、それぞれの相場の各 30%を超える割合を日本人ではなく、外国人が保有しています。もちろん、それぞれ残り 70%弱は日本人が保有するわけですが、日本人はその国民性から、株式をあまり売買せ ず、長期間そのままの形で保有する傾向があります。 結果的に株式市場の中で動きがある株式は、そのほとんどが外国人であることから、全体の 70%近くを外国人が動かしている事になるのです。 日本の銀行の金利は、世界最低水準ですから、リーマンブラザーズが倒産するまで、外国の 投資家たちは、日本の銀行でお金を借り、アメリカのリスクの高い商品を購入して資産運用 する傾向がありましたが、リーマンが崩壊したことにより、金融商品の価値が一撃で激減し たわけですから、外国人投資家たちは金融商品を一気に手放し、日本の銀行に対して利息を 払うことはリスクになりますから、外貨を急激に日本円に両替し、日本の銀行に対してお金 を返す動きが広まりました。 このことで、日本円の価値は急速に高まったわけですが、この時価値の高まった日本円はそ のまま日本の株式の購入に向けられました。当時の政府が明確な景気回復のための手を打っ ていたので、日本株は評価が高まったのだと思います。 そしてギリシャショックの折、さらに日本円に通貨が集まる傾向が生じ、日本の円相場は1 ドル90円台半ばから、一気に80円台を切る水準にまで高まったことはご記憶に新しいか と思います。 ところが、日本円とて、日本円のまま保有していたのでは、為替相場を上回る収益を得るこ とができませんし、昇降状態に陥ると、為替相場でも儲けることができませんから、次に外 国人投資家たちの資金は、日本の株式に向かうのです。 そして、普通円が値上がりすると、為替で儲けることができますから、外国人投資家たちは 日本株を売却して円を売ろうとします。円が値上がりすると株が値下がりする理由はこれで す。円を売却するわけですから、続いて為替市場は円安にシフトします。 円安にシフトすると、円が安くなるわけですから、続いて外国人投資家たちは円を買いに来 ます。そしてやはり円をそのままで保有していても何の利益も生みませんから、再び日本株 の購入にその資産を充てます。円が安くなると株が値上がりするのはこれが理由です。 ところが、今回の震災では、この「円相場」と「日本株」が同時に値下がりをする傾向を見 せました。日本の市場から外資が逃げ出そうとしていたのです。本来であれば、日本政府が 迅速に対応し、「日本企業の株を支え続ける」と断固たる決意を見せるべき時ですが、これ を行ったのは日銀。 日銀が続けざまに大量の資金供給を行い続けたことで、普通外国人投資家は、「日本の株は 値上がりするぞ」と言うことを考えるはずです。 そこで、日銀が明確な意思を示したことにより、外国人投資家は日本円を売るのをやめ、再 び日本市場に舞い戻ってきたのです。そして円を再び株式の購入に充て、結果的に日本の株 式は下げ止まり、さらに9000円台前半~半ばで安定するにいたったのです。 >(3)実際にその資金を運用しているのは市中銀行ですから、このことが企業業績に何らか >の影響を与えることはまず考えにくい・・・市中銀行が資金を運用すると、企業業績に影 >響を与えることは考えにくいのは何故ですか? あなたは自分のお金をどこにしまっていますか? 小額であれば財布の中に入っているかも しれませんが、大体の資金は財布ではなく、銀行や郵便局に預けますよね。 銀行や郵便局などに預けられたお金の総額を「預金残高」と呼びます。 この預金残高。保有しているだけでは預け主に対して利息を払い続けなければなりませんか ら、銀行はこの「預金残高」を運用して、個人や企業に支払う利息より多額の資金を別の方 法で調達しています。 この時、預け手、つまり国民や企業は、自分が銀行に預けたお金がどのように運用されてい るか、何て普通関心を持ちませんよね。また、たとえ銀行が運用に失敗して元本が大幅に下 落したとしても、銀行は国民や企業から預かったお金ですから、どんな方法を用いてでも 預け主に返すことが義務付けられています。つまり、市中銀行が預金残高を任意で運用して も、その銀行がつぶれない限り、企業が何らかのデメリットを追うことはまずありませんよ ね。 >(5)日銀が市場に資金を突っ込んだことは、前記したように円高抑制より、むしろ円高を >あっせんするように働いています。 >・・・円高を何故あっせんする必要があるのですか?円高をあっせんして、どんなメリッ >トがあるのですか? メリットがあるわけではないですよ。「円安」と「株安」が同時進行するのはまずいから、 円高にシフトするデメリットをあえて放置してでも、たちまち「株安」を抑えるために日銀 は市場に資金を突っ込んだんです。ですが、結果として(と言うより案の定)円相場は急速 に円高にシフトしましたから今度は日銀が単独ではなく、欧米と協力して「為替介入」を行 うと、宣言し、そして実際に介入しましたから、円高は行き過ぎることくとどまり、震災前 の水準で円相場は安定したんです。 >円高の影響は、既にその膿をリーマンショックの折りに放出しています。 >・・・どのように放出したのですか? 派遣切りとか、企業の海外からの撤退とか、ニュースでもよく目にしたでしょ? そしてリーマンショック・ギリシャショックで利益の目標値も低い水準に設定しなおしまし たし、外資の影響を受けて国内企業の経済規模を縮小させるような原因はそのほとんどをつ ぶしていたのです。ですから、今更相場が少々値下がりしたところで、企業にはそれに耐え うるだけの体力が徐々に備わってきているはずです。 (10)政府の赤字は国民にとっての資産。 ・・・どのように資産として考えられるか、具体的に教えてください 政府の国債を、仮に外国に販売しているとしましょう。これは国が国として、他の国に有志 を受けている事になりますから、立派な「負債」です。通貨の番人、日銀の力でも何ともす ることができません。 ですが、実際には政府の国債を買っているのは外国ではなく日本。国内にいる金融機関が殆 どです。もし仮に政府が支払えなくなったとしても、最終的には日銀が支払ってくれるわけ ですから。破たんする可能性は、それこそ国債の金利と同じ、「1.03%」程度しかありませ ん。破たんする可能性の殆どない資産を保有しているわけですから、国民(正確には国民がお金を預けている銀行ですが)それは負債ではなく資産です。
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- s-blackswan
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こんにちは。 個人の円の売りポジション、、とはどのようなことなのでしょうか? これは、個人がFXなどで円を売ってドルを買うというポジションがたまっていた ということです。 ヘッジファンドが「今から円を買い上げるぞ」 とばかりに仕掛けると、何故、円高になるのですか? ヘッジファンドは、世界で2兆ドル近い資金を運用しているので 近年では無視できない存在です。 実際に為替は76円まで一気に進みましたが、76円で一気に突っ込んだ時間帯は 日本時間で朝の5時ですので殆どの日本人が寝ている時間帯を意図的に狙って 円を買い上げて、個人のストップロスを狙ってきた可能性が高いです。 (2)「会社の解散価値」、「それ以外の収益性」「ポジショントーク」とは各々どのようなことを指すのでしょうか? 会社の解散価値とは業務を辞めて解散したときの会社の価値ですが、これは日本独自の会計基準で 簿価会計ですので全く信用できません。 それ以外の収益性とは、ROEやPERなどの会社の利益率を言います。 100円の株に投資して年間いくら、その100円でお金を生んでくれるのか?とか 100円の自己資本で年間いくらお金を生んでくれるのか? ということです。 ポジショントークとは株を持っている人は、「株は上がります」としかいえない事です。 証券会社などはお客さんに株を売りたい立場ですので「下がります」という言葉を控えているのです。 だから、世界と比較して収益性で割高な日本株を無理やり割安と言っているだけです。 (3)企業は株というよりも現金ポジションが多い、、とは具体的にどのようなことなのでしょうか? 会社は利益が上がって生まれてたキャッシュフローを投資せずに 銀行に預金していることを指します。 ギリシャは大元は何が原因で、破綻してしまったのでしょうか? ギリシャは、ドラクマという通貨でしたが2001年にユーロを導入したおかげで ギリシャ政府が国債を発行するだけでGDPが高いドイツと同じユーロを手に入れることが出来るようになりました。 しかし、ユーロ導入の条件が財政赤字をGDPの3%以内に収めなくてはならないのですが、ギリシャは 出来なかったので粉飾決算を行っていました。ところが政権が変わり粉飾が暴露されてギリシャ国債が 叩き売られてからギリシャ問題がユーロ件に飛び火しました。 まあ、もっと簡単に言えばギリシャは自転車操業をして借金でユーロという通貨を貰っていましたが 粉飾がばれて倒産という事です。
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- s-blackswan
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こんにちは。 先ほどの日銀による資金供給の話ですが 実際に日銀は30兆円近くの資金供給をしました。 それで、日銀の当座残高が40兆円と過去最高を更新しました。 当座残高は、普段15兆円くらいから20兆円くらいで推移しています。 そして日銀の資金供給残高を示すマネタリーベースは120兆円クラスと過去最高を記録しました。 複雑で大きい数字で分かりにくいかも知れませんが、 日銀は実際に「大量の資金供給」はしましたので、 円高容認発言ということはありません。 ですので (5)万全を期してく方針。』 と発表し、円高抑制に働くようですが、 上記の発表は、金融、決済の安定なんで、そもそも円高要因発言ですよ(苦笑)。 インフレリスクを意識しすつつも大量の資金供給をするって言えば別ですが・・。 とコメント頂いた方のこの部分は、少々おかしいです。 実際に日銀は大量の資金供給をしました。しかも資金の量は過去最高です。 では、本題のハイパワードマネーとは先ほどの日銀の総供給量120兆円のマネーを言います。 しかし、広義流動性をあわせた総資金供給量は1500兆円を超えております。 預金通貨も約500兆円の預金があります。銀行の貸し出しも約400兆円あります。 ですので、中央銀行の資金量よりも市中にあるマネーの方が多いのです。 なぜ、こなるかというと貸し出しによって乗数の計算でマネーが増えていくのがマネーなんです。 ですので、貸し出しを増やせば増やすほどマネーが乗数によって増えて、 通帳に印字された預金マネーが増えてマネーサプライが増えるのです。 ですので、日本の中央銀行が資金供給したくらいではインフレ圧力が上がり円安になることは 考えずらいのです。 銀行が貸し出しを行わないことには、インフレ圧力はかからないのです。 しかし、日本の銀行は、これまた少々専門用語になるのですがスイスのバーゼルにある BIS規制という規制にかかるので新規の貸し出しを行うことができません。 だから、円高デフレのスパイラルが続くのです。 ですので、先ほどのコメントの 「インフレリスクを認識しつつ大量の資金供給をすれば話は別」 と記載されましたが、 (1)実際に日銀は実際に大量の資金供給を行った (2)中央銀行の資金供給だけでは、インフレや円安にはならない。 ということです。 これについて更に詳しいことは図書館などの書物にも詳しく記載されているものがありますので 図書館などもお勧めします。
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- covanonki
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株式と円相場は連動しています。 理由は、日本の株式相場の70%近くを動かしているのが外国人投資家であるからです。 震災直後、日本の為替相場は、円高よりもむしろ、円安に振れていたように記憶しています。 1ドル82円くらいまで下げたでしょうか。普通、円が値を下げると、外国人投資家が円を買っ てさらに株を買うという動きがみられるのですが、このときは円が下がるだけでなく、平均株 価も同時に値を下げました。 これは、つまり今まで円を日本株に換えて保有していた外国人投資家たちが被害を最小限に抑 えるため、株を売り、日本の為替市場からも引き上げようとしていたことを意味します。 この時、日本で最も速く動いたのが日銀です。 10日間で、合計115兆円もの資金を短期金融商品を買い取ることによって市場に供給し、一 気に資金の流動性を高めたのです。 このことを以て、バカなマスコミたちは「急激な引き出しに耐えうるため」と言うような報 道を行いましたが、実際は違いますね。株式相場を支えるための資金を、短期間で、一気に 大量に流入させたのです。 この結果、1週間を待たずして日本の株式相場は安定し、再び震災前の水準にまで値を戻し たのです。結果的に国外へ流出しようとしていた外資は再び日本の為替市場に舞い戻り、相 場はヨーロッパ市場で、一時1ドル76円の値をつけました。 ちなみに株の値など、相対的に決まるものでしょうから、いつの時代と比較して割安なのか を示していただけないと、そのような答えは出せないと思います。 (3)については、足元の企業の剰余資金とは、つまり内部留保金の事でしょう。これは一部 企業がタンス預金のようにして企業内に保有している例もあるでしょうが、普通は銀行等金 融機関に預けてあるはずです。これらのお金が銀行によって株式購入にも充てられているで しょうから、下支えしているともいえるでしょう。 つまり、実際にその資金を運用しているのは市中銀行ですから、このことが企業業績に何ら かの影響を与えることはまず考えにくいと思います。 (4)は飛ばします。 (5)について。『引き続き金融市場の安定と資金決済の円滑を確保する為、流動性の供給を 含め、万全を期してく方針。』と言うことと、円高抑制とは直接の因果関係はないと思いま す。むしろ日銀が市場に資金を突っ込んだことは、前記したように円高抑制よりむしろ円高 をあっせんするように働いています。 1ドル76円まで付けた円相場を再び80円~81円台にまで引き戻したのは日銀の流動性供給で はなく、G7各国と協調した「協調介入」。この姿勢を示したことが円高を抑制しましたし、 今でも尚、抑制し続けています。とはいえ、若干円高の水準ですが。 円高の影響は、既にその膿をリーマンショックの折りに放出していますし、前記したように 安定した水準で抑えていますから、何か特別な影響を与えることはないでしょう。 むしろ心配すべきは、震災で工場等を破壊されたIT産業の部品工場です。実際に日本の輸出 産業の根幹を支えている業種ですから、このことは危惧すべきでしょう。 (6)について。今の日本にとって何よりも大切なのはいち早く景気を回復させ、税収を回復 させることですから、これは早急な決断が必要でしょう。但し、少子高齢化に伴う「介護」 「医療」分野が将来深刻な財源不足に陥ると予測される分野に関しては財源が別に必要で す。 復興に関しては国債を充てるべきですが、恒久的に安定した財源を必要とされる「介護」 「医療」の各分野に関しては消費税を充てるべきでしょう。但し、増税を唄う前に、きちん と経済回復への道筋を明らかにし、何時頃に税収がどのくらい回復するのか。これを明示し た上で消費税増税については議論すべきです。経済復興の道筋を示さず、増税のみを先に決 めてしまうのは非常にナンセンスだと思います。 電力は専門外ですから飛ばします。 (9)については、(7)で若干述べた通りです。 (10)については、既に使い古された表現かもしれませんが、政府の赤字は国民にとっての 資産。国外に対して借り入れを起こしているわけではありませんから、これを大騒ぎするこ とこそナンセンスだと思います。
お礼
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補足
covanonki様 ご回答いただき有難うございました。嬉しいですし、博識な方で羨ましい限りでございます。。申し訳ございません、、大雑把で馬鹿にされてしまう質問かもですが、また質問させて下さい泣 ご回答は長文大歓迎でございます! 「急激な引き出しに耐えうるため」というマスコミの誤った解釈は、具体的にどのようなものなのでしょうか? 株式相場を支えるための資金を、短期間で、一気に大量に流入させた→ この結果、1週間を待たずして日本の株式相場は安定し、再び震災前の水準にまで値を戻した。 ・・・この論理を具体的に教えて下さい。何故、こうすることで日本の株式相場は安定するのですか? (3)実際にその資金を運用しているのは市中銀行ですから、このことが企業業績に何らかの影響を与えることはまず考えにくい ・・・市中銀行が資金を運用すると、企業業績に影響を与えることは考えにくいのは何故ですか? (5)日銀が市場に資金を突っ込んだことは、前記したように円高抑制より、むしろ円高をあっせんするように働いています。 ・・・円高を何故あっせんする必要があるのですか?円高をあっせんして、どんなメリットがあるのですか? 円高の影響は、既にその膿をリーマンショックの折りに放出しています。 ・・・どのように放出したのですか? (10)政府の赤字は国民にとっての資産。 ・・・どのように資産として考えられるか、具体的に教えてください
- s-blackswan
- ベストアンサー率46% (25/54)
こんにちは。 タダ、ちょっと酷いなと思ったのがコメントいただいた方が余りにも間接的、暴言を言っておられるので 一言言わせて頂きます。 別の方がコメントいただいたみたいで読んでみましたが、私と殆ど同じこと言っていますので 双方参考まででお願いいたします。 根本的に大きい違いは、ありません。 コメントいただいた方は、恐らく私の円高の原因が投機筋による締め上げということに疑問を 感じていると思われます。 確かに、相手さんもおっしゃっていることも分かりますが、私の言っていることも十分可能性として 考えられるので一方的に「これがこうだから」と決め付けることは無いです。 真の原因なんて、追究していったら水掛け論になりますので・・ 最後に、日銀の資金供給の話ですが原則日銀がいくら資金供給してもインフレにはなりませんので 誤解しないでください。 日銀のハイパワードマネーでは殆ど意味がありませんので、ココは大きな間違いです。
お礼
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補足
s-blackswan様 ご回答いただき有難うございました。「日銀がいくら資金供給してもインフレにはなりませんので誤解しないでください。日銀のハイパワードマネーでは殆ど意味がありませんので、ココは大きな間違いです。」 ・・・は昔このようなことを聞いた覚えがございます。噛み砕いてご説明頂けないでしょうか?日銀はハイパワードマネーの効力を知りつつも、出さずにはいられないとも聴きました、、、日銀はハイパワードマネーをどう捉えてるのでしょうか? ご回答は長文大歓迎でございます!宜しくお願い致します
- tac48
- ベストアンサー率36% (339/932)
質問者さんは、程度の悪い評論家の話を聞きすぎです。あまりにひどい コメントを盲信すると、せっかくの探究心も知性を疑われることになり ます。気をつけましょね(*^_^*)。 (1)(多くの人は反対を予想しましたが)地震を契機に円が上昇したのは何故ですか? 阪神大震災では20%の円高です。外貨建て取引として資産の取り崩しを予想するから です。円安を予想した人は、過去の為替市場を勉強していない人だけだったと思い ます。円高と予想されていた割には、思いのほか落ちついている(動きが小さかった) のが現状です。 (2)「日本株のバリュエーションは割安水準にある」と言う人がいますが 同じ数だけ割高と思う人がいるから価格が成立します。マーケットの基本です。 (3)余剰資金が他社株の購入に回っているので 回ったら、投資資金で余剰にはならない(笑)。単に倒産リスクが小さいというだけの 意味です。 (4)他に下落したものを全て教えてください。 REITは単価は下落だけど利回りは上昇。為替だって円が高くなったか$が下落したのか ・・・下落の定義がわからないので答えようがありません。 (5)万全を期してく方針。』 と発表し、円高抑制に働くようですが、 上記の発表は、金融、決済の安定なんで、そもそも円高要因発言ですよ(苦笑)。 インフレリスクを意識しすつつも大量の資金供給をするって言えば別ですが・・。 (6)国債発行の増加」の是非について 借金で首がまわらない時でも、家族が大病すれば借金を積み増して入院して治療 させたいっていうのが人情です。でもやりすぎれば自己破産。国の財政も一緒 です。 (7)電力不足が解消されれば日本企業の成長は約束されるのでしょうか? 電力が足りなけりゃあ、国際競争に勝てるわけがありません。でも、あったから 勝てるってなわけではありません。お相撲さんの体重と一緒の論理です。 (8)電力不足以外の地震の影響は何がありますでしょうか? 土地、財産の消失、放射能汚染・・・etc (10)日本政府が抱える慢性的な赤字についてはどのように考えられますか? お気楽な言葉に流されてはいけません。経済用語では政府の赤字でありますが、日本国の 赤字であります。悲しい状況ですね。
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tac48様 ご回答いただき有難うございました。博識な方で羨ましい限りでございます。申し訳ございません。大雑把で馬鹿にされてしまう質問なのですが、また質問させて下さい泣 ご回答は長文大歓迎でございます! (2)同じ数だけ割高と思う人がいるから価格が成立します。・・を具体的に教えて下さい。(情けないのですが、どういう意味か理解出来ていません。。) (3)どうなると倒産リスクが小さいのか具体的に教えてください。 (5)万全を期してく方針。』 と発表し、円高抑制に働くようですが・・・に対し、 「インフレリスクを意識しすつつも大量の資金供給をするって言えば別」、ということを詳しく教えて下さい。 (7) 電力が足りなけゃ、国際競争に勝てるわけない。でも、あったから勝てるわけではありません。、、、具体的にどんな産業が特に電気を必要としてると考えられますか?
- s-blackswan
- ベストアンサー率46% (25/54)
こんにちは。 全てお答えすると、文章が大変長くなってしまいますので簡単に要約して答えさせてもらいます。 まず、円高に触れる原因ですが一般的に言われているのが 「保険会社などが保険金支払いのために海外の資産を売却して円に戻すので円高になる」 といわれていますが、まあこじつけ理由ですね。 日本にある準備金だけで十分に支払い余力はあります。 では、なぜ円高になるかというとシンプルに みんなが円安になると考えて円を売るから、投機筋が逆に円の買い上げを入れて個人のストップロス を狙って円高に触れさせた可能性が一番高いと思います。 当時、ものすごい個人の円の売りポジションが多かったのでヘッジファンドが 「今から円を買い上げるぞ」とばかりに仕掛けてきた可能性が高いです。 まあ、相場は理屈どおりに動かないものですね。たいていは皆が思うことと反対に行くと思ってください。 しかし、マスコミやアナリアスとは必ず理由を探そうとするので唯一見つかったのが 先ほどの保険会社の円の買戻しを理由に挙げているだけです。 日本株の割安感も一般的に言われるのが会社の解散価値と比較して株価が解散価値を下回っている ことに注目して言っているのです。俗に言うPBRというものです。 言い方を変えると、それ以外の収益性は日本は世界でもっとも悪いので、それくらいしか薦める要因が ないので「割安」というのは、タダのポジショントークの可能性は高いです。 剰余金は財務が安定しているという反面、投資を控えている、または積極的な攻めが出来ていない 動かぬ証拠です。ちなみに企業は株というよりも現金ポジションが多いです。 リートですが、リート以外にもリスク商品は殆ど暴落しました。株、ドル、ウラン など。 円高の影響ですが一概に言えません、先ほどの日銀の円高抑制は一時的なアナウンスメント効果は ありますが根本的に、あんなものじゃあ円高抑制にはなりません。 赤字国債は今に始まったことじゃないので、ココではコメントを控えさせてもらいます。 電力不足が日本経済の成長を約束される事は全くありません。 地震の影響で原発が止まってしまい世界の原発産業に大きな影響を与えたことは間違いないです。 財政赤字問題は、日本だけではなくて世界中が同じ問題なので詳細を書くとまた長くなってしまうので シンプルに言ってこれは永遠に解決されることが無い問題です。 以上、でよろしければご参考に。
お礼
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s-blackswan様 有難うございました。 博識な方で羨ましい限りでございます。申し訳ございません。大雑把で馬鹿にされてしまう質問かもですが、また質問させて下さい泣 ご回答は長文大歓迎でございます! ご回答頂いた、 ・・投機筋が逆に円の買い上げを入れて、個人のストップロスを狙う、、というのは具体的にどんなことを言っておられるのでしょうか? 個人の円の売りポジション、、とはどのようなことなのでしょうか? ヘッジファンドが「今から円を買い上げるぞ」 とばかりに仕掛けると、何故、円高になるのですか? (2)「会社の解散価値」、「それ以外の収益性」「ポジショントーク」とは各々どのようなことを指すのでしょうか? (3)企業は株というよりも現金ポジションが多い、、とは具体的にどのようなことなのでしょうか? ギリシャは大元は何が原因で、破綻してしまったのでしょうか?
お礼
covanonki様 遅れてしまい申し訳ございません。有難うございました!大変助かりました!