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肉食動物、草食動物の食事のバランス

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お礼率 13% (64/464)

さっきふっと思ったんですが、私たち人間は肉も野菜も穀類もバランスよく食べますし、食べるように気をつけています。それは何故かというと、健康を維持するためであったり、丈夫な身体をつくるためですよね。

その点肉食動物は肉ばかり食べますし草食動物は草しか食べません。

ここに矛盾を感じたんですが、何故人間は肉も野菜もバランスよくとらなくてはいけないのにその他の動物は食生活が偏っても健康で丈夫なんでしょうか?

同じ哺乳類であればさほど身体の構造も変わらないでしょうしすごく疑問に思います。

この手の知識は皆無なのでどなたか教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー

  • 回答No.3

 獣医師です。

 同じほ乳類でも身体の構造はずいぶん違いますよ。

 典型的なのは反芻動物で、彼らは胃を4つ持っています。4つの胃の内、私たちの胃と同じ働き(胃酸を分泌してタンパク質を消化する)をするのは第四胃で、第一から第三胃(前胃と言います)ではひたすら植物の繊維を粉砕する役割を持っています。
 反芻動物の前胃には原虫や嫌気性細菌が無数にいて、それらが繊維を栄養に生活しています。そしてそれらの微生物の死体を第四胃で消化することによって、反芻動物は植物の繊維から間接的にタンパク質等の栄養を得ているわけです。

 反芻動物ではない草食動物、例えばゴリラや馬などは、基本的に腸内細菌によって同様に繊維から栄養を得ています。
 ただし、ここでちょっと考えていただければ判ると思いますが、「腸内細菌による繊維の消化」では、繊維からタンパク質を得ることは基本的にできない、というより反芻動物と比較すると著しく効率が悪いです。腸内細菌の菌体は腸管から吸収することはできないですからね。
 反芻動物は胃で菌体を消化できるから効率が良いのです。胃で菌体を吸収するためには当然のことながら「胃の前」で細菌や原虫に繊維を食べさせなければなりません。そのための4つの胃なのです。

 つまり、「腸内発酵によって栄養を得る」タイプの動物は、その細菌類の代謝産物しか栄養として利用できません。つまりタンパク質ではなく低級脂肪酸が主体になります。
 先に挙げた馬やゴリラだけでなく、ヒトも同じタイプの動物です。
 その代わり馬は直腸(いわゆる大腸)が巨大で、そこが発酵タンクになっています。コアラなど盲腸が発達して発酵タンクの役割を果たしている動物も多くいます。牛の盲腸も巨大です。

 他に例えばウサギのように、腸内細菌に繊維を食わせて(発酵させ)、便(もちろんその細菌の菌体を多く含みます)を食べることによって二度手間ですが繊維からタンパク質を得ている動物もいます。

 歯の構造などは副次的なもので、例えばヒトがどれだけ大臼歯を発達させたところで繊維をタンパク源として利用できるわけではありません。(もともとヒトはセルロースの利用能力は高いのですが)
 腸内細菌も食べるものによって変わるのですが、複数の胃や巨大な盲腸や結腸といった消化器官の構造的な違いがなければ、多少効率に差が出る程度に過ぎません。

 あとは効率の差ということになるので、つまり「ゴリラは草しか食べないのに(実際は昆虫なども食べますが)なぜあんなに筋骨隆々なのか」という問いに対しては、最も単純な答えとして「食べる量が違う」ということになるでしょうか。
 効率(身体を維持するのに必要な体重あたりの餌の量)と言うことで言えば、肉食が最も優れています。
 次に反芻動物です。糞を食べるウサギ等は反芻動物とほぼ同等の効率です。
 馬などの単胃の草食動物が最も効率が悪いです。すなわち、多くの餌を必要とする、ということです。
 それでも馬はそれなりに草食に特化した消化器の構造を持っているのでまだマシなのですが、パンダ等のような肉食or雑食ベースの草食動物がさらに非効率的です。
 体重100kgほどのパンダは1日40kgの笹を食べるそうで。
 牛だと体重400kgの牛は1日4~5kgのワラで身体を維持できますから。

 ヒトを含めた類人猿は、基本的に雑食です。チンパンジーも草食が主体ですが機会があれば積極的に肉を食べます。

その他の回答 (全3件)

  • 回答No.1
レベル14

ベストアンサー率 30% (1855/6063)

>同じ哺乳類であればさほど身体の構造も変わらないでしょうしすごく疑問に思います
それが身体の構造が違うんですよ。

繊維質の多い植物を食べる動物は臼歯がよく発達して顎もすりつぶして咀嚼するような構造になっていますし、ウシ科の動物(ウシ、ヒツジ、レイヨウ等)は植物の葉でも茎でも十分消化できるように胃が4つに分かれています。
消化器管内の微生物に植物を分解してたんぱく質に変化させて吸収しています。
人間にごく近縁のゴリラなんかが植物しか食べなくても筋骨りゅうりゅうなのはその仕組みのおかげです。

※人間でもある地域にすむ人々はタロイモばかり食べていても筋肉量が非常に豊富で、その理由は町内の微生物が他の地域のの人々と違うからではないかと言われています。

肉食の動物は、多くは獲物を捕えた時に消化された植物や栄養が含まれている内蔵から食べ始めます。
また、それが十分でなくても肉のたんぱく質からビタミン等を合成する仕組みも持っています。
補足コメント
newaysandy

お礼率 13% (64/464)

回答ありがとうございました。人間にはそのような能力は無いのでしょうか?またはそうなることは出来ないんでしょうか?
投稿日時 - 2011-05-17 21:52:44
  • 回答No.2
レベル10

ベストアンサー率 42% (97/230)

考え方が逆です。

摂取食物の種類が少ない動物は、多くの種類を食べない分、多くの種類の必須栄養素合成系を持っています。
必要な有機化合物の量が少なければ少ないほど、それを合成する器官を維持するコストパフォーマンスが悪くなるので、さまざまな種類の動植物を食べることで多種多様な微量必須栄養素を摂取できる雑食動物は、微量栄養素の合成系を退化させていき、その結果の一つが現在のヒトという種です。

どちらかというと、様々な食品目を摂取しなければならない我々のほうがイレギュラーです。
  • 回答No.4
レベル12

ベストアンサー率 37% (179/472)

>>人間にはそのような能力は無いのでしょうか?またはそうなることは出来ないんでしょうか?

体の臓器の構造による能力は手に入れることはできません。
胃を増やしたり、盲腸を発達させたり、というのはフィクションの世界ですね。

ただ、腸内の細菌は食生活によって変化します。
一時期、寒天ダイエットが流行っていましたが、寒天を毎日食べていると1ヶ月くらいで腸内細菌が変化し、寒天から効率的に栄養を吸収できるようになるのでカロリーが増えます。
ほかの方がおっしゃっていましたが、一日にわずかな芋と野菜しか食べないのに逞しい体を維持する民族がありますが、日本人もその生活に適応は可能です。
1~2ヶ月ほど彼らと同じ生活をすれば腸内細菌が変わり、彼らと似たような体質にかわります。
ただし、適応できるまでは体に相当な負担がかかり、場合によっては栄養失調や病気にかかる可能性もあると思われます。
粗食だけで生活する禅僧の修行僧に同じ傾向がみられますね。
最初のころは急激に痩せ、ビタミンやカルシウムなどの不足による脚気、視力障害などにかかる人も多かったらしいですが、それに1~2
ヶ月耐えることができれば腸内細菌などが変化し、適応できるようになるようです。

まあ、そこまで苦しい目にあってまで体質改造をする気には個人的にはなれないですけど。
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