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カラヤンの演奏について

カラヤンの指揮する音楽はとてもきれいだと思います。私の聴いた感じでは、響きがあり、浮揚するような感じがします。他の指揮者よりあきらかに違う感じがします。 カラヤンがどうしてオーケストラからこういう音を引き出せるのか、教えてください。 ちなみに私は音楽のことをまったく知らない初心者です。最近クラシックの聴き比べをはじめたど素人です。

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noname#204885
noname#204885
回答No.3

カラヤン、懐かしいです。 おっしゃる通り、カラヤン以上に「音色の美しさ」をオーケストラに求めた指揮者は居ないと思います。音色の秘密は、徹底したレガート奏法(音と音を切らないで滑らかに連続させる)をオケに要求したことと、弦と管、高音と低音のバランスを極限まで追及したことが大きかったのではないかと思います。 もちろん、下の方がおっしゃるように、当時のベルリンフィルも名手揃いのオケで、特に1980年代の木管のトップを受け持っていたフルートのジェームズゴールドウエイ、クラリネットのカールライスター、オーボエのローターコッホ、ファゴットのギュンターピースク、ホルンのゲルトザイフェルトは、それぞれが世界最高のソリストとして通用するそうそうたるメンバーでした。カラヤンは演奏者の質を高めるために、オケのメンバーが室内楽のアンサンブルを組むことを奨励しましたので、この5人も木管五重奏団を組んで多くの優れた録音を残しています。 ただ曲の解釈については、結構当時から「表面的だ」と言う批判も強く、私も生意気ざかりの若いころは「カラヤンはベートーベンとブラームス以外は素晴らしいね。」とか偉そうなことを言ってたのを思い出します。当時は「クラシック通」を自認する連中は圧倒的にカールベーム支持で、ベートーベンの7番を聖典のように崇拝してました。 レコードの録音にも非常に熱心で、これも下の方がおっしゃるようにグラモフォンから莫大な録音を出してます。ただ、私個人は当時も音質的にそれほどカラヤンの録音が良いとは思わなかったですね。華やかだけどなんだか人工的な感じが鼻についてしまい、EMIから出ていたクレンペラーの古い録音の方を遥かに気にいってました。まあこの辺は人の好みの問題ではありますが。

kaibuti
質問者

お礼

回答ありがとうございます。お時間をとらせてしまってすみません。レガート奏法、弦管高低のバランスこのあたりとても勉強になります。音楽を中高以来勉強したことがないのでこういう技術的なコメント助かります。なんとなくわかったような気がします。 「曲の解釈が表面的」「華やか・人工的」、なるほど。音はきれいだが心の中に響いてくるものが曲によっては足りないという感じでしょうか?ドヴォルザークの新世界やブラームスのヴァイオリン協奏曲を聴き比べてみて何かそんな感じかしました。(私の意見は初心者なのであてにはならないと思いますが、あくまで私の好みということで…) ベームとカラヤンの交響曲全集を持っています。さっそく聴き比べをしてみたいと思います。 カラヤンも通の人には評価がわかれるようですね。ただ音がきれいということでカラヤンに魅了されている私ですが、もっと詳しくなって大きな視点(聴点?)からクラシックを聴けるようになりたいです。そのうえでやはりカラヤンがいいと思うかどうかですね。 ちなみに他にはフリッチャイ・ドラティ・パーヴォヤルヴィなんかが好きですが。曲によって好きな指揮者が変わります。初心者なもんで…。

その他の回答 (2)

回答No.2

彼の来日公演のスタッフだった兄が、 「頑固ジジイ」と言ってました。 確かにスコアを片手に聞いていると、あれっ?っというところもありました。 彼に限らず、同じ曲を数多くの指揮者がそれぞれのアイデアで好演しています。 おとを引き出すためには、まず、色んな演奏を聞くこと。 そこから好みのものの真似をするところから勉強していけばと! 昔の徒弟制度。見習うことから始めるのがよろしいかと。

kaibuti
質問者

お礼

回答ありがとうございます。御礼申し上げます。 カラヤンのある一面がうかがえて面白いです。 カラヤンをはじめ優秀な指揮者は人よりもよりたくさんの演奏を聴いていて、私のような鑑賞専門の初心者の場合、もっとたくさんの演奏や録音を聴いていけば、カラヤンの他に自分にとって魅力的な指揮者や演奏に出会えるということでしょうか。これからもいろいろ聴いてみます。 アドバイスありがとうございました。

  • jupitan
  • ベストアンサー率36% (227/616)
回答No.1

オケはかつての手兵ベルリン・フィルでしょうか? ウィーン・フィルと並び世界最高峰のオケであるベルリン・フィルは他のどのオケも真似の出来ないゴージャスな音を持っていますし、色彩感豊かでドラマチックな演出効果を最大限にオケから引き出せるカラヤンならではの魔術師のような指揮が仰るような音を出すことが出来るのでしょう。 レーベルはグラモフォン? グラモフォンの録音(音)は伝統的にうっすらとベールのかかったような上品で絹のような音です。 カラヤン+ベルリン・フィル+グラモフォンならお書きになったような音がするかと思われます。 尚、同じベルリン・フィルでもEMIやデッカ(ロンドン)ならもう少しシャープな音ですし、ウィーン・フィルなら柔らかい中にも芯のある音でしょう。

kaibuti
質問者

お礼

回答ありがとうございます。御礼申し上げます。 私の聴いたカラヤンはオケもレーベルも様々で、カラヤンの指揮演奏ならみんな同じに聞こえているという感じです。今の私のレベルはこの程度なのです。 ベルリンフィルとウィーンフィルの音のでかたの違い、レーベルの特徴、指揮者とオケとレーベルの組み合わせ、う~ん と初心者の私は思わずうなってしまいます。奥が深いですね。 この回答をメモして今度から気をつけてクラシックを聴いてみます。違いがわかるようになりたいです! ありがとうございました。

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