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放射性セシウムの絶対量とは?
- 放射性セシウムについて質問です。放射線を出し続ける放射性セシウムの絶対量について知りたいです。
- 地上1mの場所で検出された放射性セシウムの絶対量を教えてください。1時間あたりの放射線量は3マイクロシーベルトです。
- セシウムは時間が経つと減少しますが、土に落ちたセシウムはなかなか流れずに長期間残ります。
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半減期の長いセシウム137についてです。(Cs137はチェルノブイリ事故の汚染基準元素です。) 現在で、3μsv/hであれば、600,000Bq/m2と思って頂いて間違いありません。 この値はチェルノブイリ事故における「強制移住ゾーン555,000~1,480,000Bq/m2」です。 今は事故発生後、2ヶ月が経過しましたので、半減期の短いヨウ素131等はほとんど地表面には存在しないと思います。放射性セシウムは他にCs134がCs137の8割位存在すると思われますので、セシウム全体では1,200,000Bqくらいあると思います。 もし、お子様がおられれば何らかの手立てが必要な値であると思います。 1sv/hで200,000Bq/m2というのが、私の大雑把な推算値です。(土壌採取モニタリングに75倍ほど乗ずると単位m2当りに換算できるはずです。私自身、文科省と米国DOEの航空モニタリング結果と土壌サンプリング値との相関関係から換算係数を推算しました。セシウムが主成分となる大気中放射線量との相関関係も推算しております。) 絶対量ですが、これは数値に表せないほど微量です。 Cs137は3,215,000,000,000Bq/g(1グラム当り3兆2150億ベクレル) ですので、 600,000 ÷ 3,215,000,000,000 = 0.00000018662グラムです。 恐らく、福島県全体で、Cs137が150グラム位ばら撒かれたと推算(35ギガBq/Km2×13782km2)しています。 国や東電、地方自治体もみんな収束に向けて必死に頑張っていますが、最終的には、個々や地域の判断で地域の除染活動等を行い、少しでもリスクを減らす努力が求められる値です。 家の周りの水洗い(一生懸命、ゴシゴシブラシなどで試してみてください!計測すると下水に「移動」させる事が非常に有効である事がわかるはずです。)や校庭の砂の入替は非常に行う価値があります。 黙っていれば、ほとんどそのまま数十年、行動すればその分結果が出る簡単な理屈です。 相手は、「モノ」なのですから。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。思いのほか少ない量のセシウムで大変なことに なってしまうのですね。なぜははやく口蹄疫がはやった時のような措置ができないのでしょうか?(ブルーシートに包んで表土を埋めてしまう)。ともかく、出来る事をいろいろやってみればいいですね。