フェノール(p-クレゾール)の抽出方法とは?
- 化学初心者のために、HPLCで濃度測定を行うためのフェノール(p-クレゾール)の抽出方法について説明します。
- 論文によると、フェノール(p-クレゾール)の抽出は以下の手順で行われます。まず、濃塩酸を加えてフェノールを脂溶性にし、次にジエチルエーテルを加えて抽出します。その後、メタノールと水酸化ナトリウムを加え、窒素ガスで乾燥させます。最後に水を加えてHPLC測定に備えます。
- メタノールの加える理由については、フェノール(p-クレゾール)と水酸化ナトリウムが反応して生成されるナトリウムフェノキシドは水に溶けにくく、メタノールを加えることで溶解性を向上させるためです。また、乾燥させている間に結合したフェノール(p-クレゾール)とナトリウムは、水に溶けている状態ですが、HPLCで測定する際には問題ありません。
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フェノール(p-クレゾール)の抽出について
化学初心者です。HPLCで濃度測定を行うためにp-クレゾールの抽出を行います。 論文には、 まず、濃塩酸を加えて脂溶性にしたあと、ジエチルエーテルを加えます。その後、メタノールと水酸化ナトリウムの中に加え、窒素ガスで乾燥させ、最後に水を加えてHPLC測定。 と書いてあるのですが、最後のところでメタノールを加える意味がわかりません。最後の溶液中ではナトリウムとp-クレゾールが結び付いて水溶性になっていると思うのですが、なぜメタノールを加えるのでしょうか? また、乾燥させた後は、最終的にp-クレゾールはナトリウムと結び付いた状態で.水に 溶けていることになると思うのですが、これはHPLCで使用するのがp-クレゾール用のカラムの場合正しく測定されませんよね? わからないことだらけで混乱しています。どちらかだけでもわかる方お答えいただけたらうれしいです
- Chaki731
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数値は忘れましたがNaOHは結構メタノールに溶けますよ。 http://218.223.29.73/msds/015/37184.pdf
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- gohtraw
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フェノールのジエチルエーテル溶液は水とは混じり合わないので、メタノール中でナトリウム塩にするのではないでしょうか。メタノールならばジエチルエーテルやフェノールと混ざるはずだし、生成するナトリウム塩も溶かすことができるでしょう。 HPLCの条件(カラムや移動相の種類)にもよりますが、いずれにせよ既知濃度のサンプルに対して同じ操作をしたものを作ってHPLC分析を行い、その結果との比較で濃度を算出する(検量線を引く)ことになるので塩になっていることは問題にならないと思います。
お礼
>gohtrawさん 回答ありがとうございます^^ わからないことが多く混乱していたのでとても助かりました。 追加で質問したいのですが、水酸化ナトリウムはメタノールにほとんど溶解しないと思うのですが、それでもメタノール中でナトリウム塩をつくることは可能ですか?
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