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頭部のCTについて
頭部のCTはなぜ単純撮影かという問題を出されたのですが、 これがよくわかりません。 調べたところ単純撮影は、造影剤を使わない撮影方法なので、一般的なスクリーニング検査に用いられることが多く、検査の目的によっては造影が逆効果になるものがあるため積極的に選択される と書いてありました。 つまり、頭部CTをとるにあたって、造影剤がなにか悪影響を及ぼすことがあるということなのでしょうか?それともほかの理由でしょうか? 回答よろしくおねがいします。
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- o-rin
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頭部のCTの目的によって単純撮影か造影撮影が選択されるので、全てが単純撮影とは限りません。 一般的に行われる頭部CTの多くは、頭部打撲などによって血腫ができていないかどうか、頭痛などの場合、脳動脈瘤破裂によりくも膜下出血などがないかどうか、高血圧による脳内出血がないかどうかなどを診るために行われます。これらは造影剤を使用しなくても診断が可能ですし、むしろ造影剤を使用することで分かりにくくなることがあります。 脳出血等の場合には、出血と造影剤の区別がつかないという欠点もあります。 まずは単純CTで病気やけがの状態を知り、必要であれば造影剤を使用して検査をする・・・という流れで行われます。 特に血管系の病変を見たい場合(動脈瘤、動静脈奇形、脳腫瘍など)に施行されることが多いです。 脳腫瘍に関しては造影剤が血液脳関門を通過しないため、そこが破壊されているかどうかみる、浸潤範囲をみる、血管による栄養状態などを見る場合に利用されます。 動脈瘤や動静脈奇形などは、三次元的に造影された血管像を構築して、異常のある場所を立体的に観察する方法が多く利用されています。 また最近では、造影剤を使用して、かなり早い段階での脳梗塞を調べる検査がありますが、一般的ではありません。 造影剤は、体にとって異物でしかないので、必要時以外は極力使用しないという理由もあります。 数万人・数十万人に一人の割合で、造影剤によるショックでなくなる方もいらっしゃいますので。
造影剤を使用すると、吐き気やアレルギー反応などの副作用があります。 最近は、副作用の少ない造影剤が使用されているそうです。 ただ、単純撮影と造影撮影と両方すると書かれているのもあります。
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