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自閉症児への対応の仕方
以前、知的障害のある中高生をおでかけに連れて行くというイベントがあり、その引率ボランティアに参加しました。ボランティアは初体験でした。 自分が担当したのは自閉症の高校生男子Aくん。 Aくんは自分の世界を持つ男の子で、こちらからの話しかけにもまったく応じず、いつもフラフラとどこかへ行こうとします。 彼の腕をつかんで「今はここにいるんだよ」と言ったり、「こっちに行くよ」と手を引いたりの連続でした。 いつも独り言を言っています。何かと戦っているヒーロー物のドラマを演じているようでした。 そういうのが好きかと思い、彼と戦う格好をしてみたりしても、それには全くのってきませんでした。 あれこれと話しかけましたが、最後まで応じることはありませんでした。 おでかけ先はプールだったのですが、Aくんはあまりプールが好きではないようで、水の中に入ろうともせず、プールサイドをうろうろしたり、いすに座ったりといった感じでした。 「プールに入ろうよ」と手を引いていってもすぐに出てしまうので、Aくんの好きなようにさせてあげたのですが、彼は果たして楽しんでいたのかどうか。 一日終えて、あれこれ思い悩みました。 ・Aくんは今日一日楽しかったのだろうか。 ・自分のAくんに対する接し方はあれでよかったのか。 ・その他、ボランティアとして自分は何をすべきだったのか。 そこで、自閉症についてご存知の方にいろいろとアドバイスを頂きたくて書き込ませていただきました。 私の思い悩みに何かご助言いただければと思います。よろしくお願いします。
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こんばんは。 まずは他の方も述べておられますので簡単に申し上げますが、自閉症というのは、自分以外の他に対して柔軟に対応できない、という病気です。 従って、あなたが誠意を持って対応したとしても、あなたが求めるような対応が返ってこないのは当然であると言えます。 次に、ボランティア活動に(奉仕される側として)参加される、ということは、それでも他からの刺激を求めてやってきている、ということです。 結果、彼にとっては自分の世界を侵害されて辛い経験であったとしても、それは彼がこの社会で生きていくためには必要な試練だったと思います。 実社会では、もっと辛いこともあると思います。 ただ、ボランティアとして奉仕する側の人間に、それだけ気をつかってもらいながらも他と接することで、少しずつ彼は他の世界と折り合うことを学ぶと思います。 そう思って参加しているはずです。 ですので、ご自分の力を過信せず、また卑下せずに今後もボランティア活動に参加されればよいと思います。 ボランティア活動は、相手のためにするものではありません。自分がより豊かな社会に暮らすためにするものだと思っています。 相手のために何かできた、と考えること自体、それは「奉仕」ではなく「施し」だとおもいます。 私は、ハンディキャッパーの方々は、「施される」立場の方々ではないと考えますが、いかがでしょうか。
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- tera2002
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こんにちは 自閉症というのは程度の差こそあれとても対応の難しい障害だと思います。 でも楽しいかどうかは自分でわかっているので、少し距離をおいて見守ればいいような気がします。 私も10年ボランティアをやっていて、知的の方たちとは1泊旅行に行きますが、みなさんなれたもので自閉の方はそっと見守っているだけです。 一人で手をみてぶつぶつ言ったり、跳ねています。 でもちゃんと団体の後についてきて彼なりに楽しんでいるようです。 ボランティアって私は奉仕でも施しでもなく、双方向の人間対人間の付き合いだと思うのですよ。 あなたがそうして悩むということはあなたの人生において貴重な人としての成長に手を貸しているということ。 ちゃんとお返しはもらっているのです。 私が障害者だったら、施されたり、奉仕されたりはいやです。 対等に付き合って欲しい。 自然体でこれからもどうか自分のためにボランティアを続けられますように! 受ける側、やる側双方に、なかなか面白い人たちがいて楽しいですよ。 また親御さんたちは本当に感謝していますよ。 もし自分がこういう子を持ったらと考えててみるとまた違うものが見えてくるかもしれません。こういう相手の立場になってという考えは何の場面にでも必要ですが… では。
お礼
tera2002さんありがとうございます。 >ボランティアって私は奉仕でも施しでもなく、 >双方向の人間対人間の付き合いだと思うのですよ。 その通りですね。その時は、何かしてあげないといけないという思いが強かったです。
- sarupajama
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atsusakiさん、はじめまして。 私の弟も自閉症なので、この質問に興味を持ち回答しました。 atsusakiさんは、まじめな方なんですね。でも、そんなに悩まなくてもいいと思いますよ。だって、長年自閉症児の姉をやっている私だって、初対面の自閉症の方(に限らず、知的障害を持った方)への接し方なんて分かりませんもの。健常者同士でも、親しくなるためには何度か会わないとだめでしょう?それと同じです。 相手の反応がないと不安に思うかもしれませんが、自閉症の人って、自分の世界に入っているように見えても、周りの言うことはかなり正確にわかっていたり、その場の雰囲気に敏感だったりします。コミュニケーションのとり方や物事へのこだわり方が、私たちとちょっと違うだけだと思えばいいのではないでしょうか。長く付き合えば、必ずAくんのサインが分かると思います。気長に、自然に接していればいいと思いますよ。 「でも、とりあえずボランティアとして何をしたらいいのか」と、思われるかもしれません。私は、一番大切なのはボランティア自身も楽しむことだと思います。最初は戸惑うかもしれませんが、付き合ってみると面白い人たちがたくさんいますよ。 いろんな人と、いろんな経験をしてほしいと望んでおられる障害児の親御さんは多いです。障害に配慮することも大切ですが、それに縛られていてはAくんも楽しくないと思いますよ(彼らも結構相手に気を遣っていますから)。atsusakiさんらしさを忘れずにお付き合いしてみてください。
お礼
sarupajamaさんありがとうございます。 >一番大切なのはボランティア自身も楽しむことだと思います。 その通りですね。一度きりのかかわりでその子のことを理解しようとか、その子と親しい関係を作ろうと思う方が無理なのですね。それを割り切って自分が楽しむことが、結果的に相手も楽しめることになるのでしょうね。
自閉症の子とのお付き合いって本当に難しいんですよね。 (うちの友達にも自閉症だし、会社の同僚の一人だけ自閉症がいます。) >Aくんは今日一日楽しかったのだろうか。 楽しかったんだと思うよ。 貴方が一生懸命自閉症の子と一緒に何かしようと思ってあれこれしたんですよね。 多分その件については彼は伝わっているんじゃないかな。 ・自分のAくんに対する接し方はあれでよかったのか。 うーん。 難しいな。 悪いとは言いません。 やはりあの人らに任せるしかないな。(参考アドレスクリックして相談してください。) なんかまとまりのない文書でごめんなさいね。 今言える事は「今は貴方に対する優しさは受入れるが、カレはまだ警戒しています。 もう少し接する時間増やしていけばある程度、向こうから積極的に話しかけるかもしれません。 どうか無視されたくらいで見捨てないで下さい。」
お礼
honieさんありがとうございます。 >多分その件については彼は伝わっているんじゃないかな。 そうだと嬉しいです。 おっしゃる通り、時間をかけての関係作りが必要ですね。 ただ、この時は1日限りの関わりでした。ということは、自分なりにベストを尽くしたのだから、それでよかったのかな、とも思えてきました。
- 135AN
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こんにちは。自閉の方は、自分の世界を持っていて、自分の気分や興味があるものに対して自分のペースで行動を起こします。引っ張って連れて行ったり、ムリにこちらの行動に合わせようとすると混乱します。こちらが、楽しいのかな?と思って心配していても結構本人は満足していたり、逆の場合もあります。そのときの本人の行動や言葉に素直に反応してあげてください。コロコロ変わったりするのでそれにも柔軟に対応してみてくださいね。短期間では、ムリですので時間を掛けて接していれば相手も信頼してくれます。自分が居心地のいい相手だと自然と反応してくれますのであせらず自然体で「あれもしなければ」とあせることが一番良くないと思います。少し、距離をおいて一人にしてあげるのもいかもしれません。そばで見守ってあげるだけで安心できるようです。
お礼
135ANさんありがとうございます。 >こちらが、楽しいのかな?と思って心配していても >結構本人は満足していたり、逆の場合もあります。 そうなんですね。よく分かりました。
お礼
makoto-kizakiさんありがとうございます。 >相手のために何かできた、と考えること自体、それは >「奉仕」ではなく「施し」だとおもいます。 >私は、ハンディキャッパーの方々は、「施される」立場の >方々ではないと考えますが、いかがでしょうか。 おっしゃる通りですね。何かしてあげようという思いが強すぎたように思います。考え方がかわりました。