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減価償却について
確定申告の為に質問させていただきます。 S62 3月建築の木造戸建てを去年の4月に購入し賃貸しており、今回確定申告しなくてはいけません。 建物価格が600万円だったのですが、減価償却の計算を教えていただきたいと思います。 よろしくお願いします。
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中古資産を取得し業務(賃貸)用にした場合、 1.中古資産取得時の耐用年数の見積計算、 2.賃貸後の償却費の順で計算をします。 1.中古資産取得時の耐用年数の見積計算の計算式 (1).法定耐用年数の全部を経過した資産の見積耐用年数、 見積耐用年数=法定耐用年数×0.2。 計算結果の1年未満の端数は切り捨て、2年未満は2年とする。 国税庁>タックスアンサー>No.5404 中古資産の耐用年数 http://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5404.htm 木造住宅用の法定耐用年数は22年です、 経過年数はS62年3月新築~H22年4月取得で23年2ヶ月で、法定耐用年数22年の全部を経過しています、 見積耐用年数=22年×0.2=4.4年(1年未満の端数は切り捨て) → 4年です。 2.賃貸後の償却費の計算、平成19年4月1日以降取得の定額法の計算式、 償却費=取得価額×定額法の償却率×使用月数÷12、 使用開始1年目の使用月数は開始月と決算月の両方を含めます、2年目以降は12とします。 期末残高=取得価額-償却累積額。 上記の計算式で毎年償却し、 前年の期末残高が前年の償却費を下回る年が最終年です。 最終年の償却費=前年の期末残高-1円、 最終年の期末残高=1円。 国税庁>タックスアンサー>No.2106 定額法と定率法による減価償却(平成19年4月1日以後に取得する場合) http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2106.htm H22年4月に600万円で中古建物・見積耐用年数4年を取得し、定額法で減価償却し確定申告する場合の計算例、 定額法4年の償却率0.250。 H22年分の償却費=6,000,000×0.250×9÷12=1,125,000円、 H22年分の期末残高=6,000,000-1,125,000=4,875,000円。 H23年分~H25年分の償却費=6,000,000×0.250×12÷12=1,500,000円、(3年間同一金額) H23年分の期末残高=6,000,000-1,125,000-1,500,000=3,375,000円、 H24年分の期末残高=6,000,000-1,125,000-1,500,000×2=1,875,000円、 H25年分の期末残高=6,000,000-1,125,000-1,500,000×3=375,000円。 H26年、前年の期末残高:375,000円が前年の償却費:1,500,000円を下回る年で最終年です。 H26年分最終年の償却費=375,000円-1円=374,999円、 H26年分最終年の期末残高=1円。(償却完了) 税金に関する事は国税庁以外の、ウェブ上の記載を私の回答も含めて全てを信じてはいけません、必ず国税庁のサイトで確認しましょう。 (取得価額-残存価額(取得価額×10%))×定額法の耐用年数に応じた償却率=償却限度額 (←この計算式はH19年3月31日以前の購入に適用する計算式です)
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- black1971
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(取得価額-残存価額(取得価額×10%))×定額法の耐用年数に応じた償却率=償却限度額
お礼
ありがとうございます。 この場合どういう計算になりますでしょうか? 土地建物合わせて1100万円で、その内建物価格が600万円です。 具体的に数字をいれていただけると助かります。
お礼
大変参考になるお答えありがとうございました。 このお答えを基に国税局のHPを見ながら進めさせていただこうと思います。