アメリカと日本の書籍の違い

このQ&Aのポイント
  • アメリカでは学術的な書籍が日本ほど細分化されていない
  • 日本では初心者向けの書籍が多く、難易度や切り口が多種多様
  • アメリカでは書籍の価格が高額で内容も高度なものが多く、新書の出版数も少ない
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アメリカと日本の書籍の違い

先日、海外からの留学生と話していた際に聞いたんですが、アメリカでは、マネージメントや経営といったような学術的な書籍が日本のように細分化されていないと聞きました。 日本では、初心者が読みやすいように、理論などエッセンスをわかりやすくまとめたものや、マネージメントや経営、マーケティングなどを色々な視点で扱っているものなど、難易度も切り口も非常に多種多様だと思います。値段も安いものから高いものまで色々です。更に、毎月、沢山の新書が出版されますが、アメリカでは、価格は高額で内容も高度なものが多く、(日本円で10000円以上のものが多いと聞きました)、新書の出版も日本ほど数はないとか。 アメリカでは、例えば、マネージメント初心者でも最初から難しい高額な書籍を読み進めるとのことでした。 一体、この日本とアメリカの違いはどこから来ているんでしょうか? もともと、そういった発想がないからなのか(文化の違い?)、あるいは本の流通のしくみなどが日本と全く違っているからなのか、何に起因しているのでしょう?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

誰もが似たような価値観を持ったり、似たような本を読んだり、という文化ではないのだと思います。 本来、経営学やマーケティングーー実践であれ理論であれーーは、誰もが必要な知識ではなく、専門知識だと思います。なので、書籍は専門書で、本屋さんの特定のコーナーにあります。関係のない一般の人は読みません。だから高いのです。日本でも、マニアックな分野の専門書は、高いでしょう。たとえば宗教書とか。 あまり世界のあちこちの事情に、詳しくはありませんが、脳科学者でも経済学者でもいいのですが、その手の学者さんが、一般向けにわかりやすい本をばんばん安価に出版するのは、日本人特有なのでは。本来は、茂木さんのような方は研究に没頭して、専門書を書く人なんではないでしょうか。アメリカと日本の書籍の違いというよりも、日本が特殊で、専門的な分野でも、噛み砕いてわかりやすく一般向けしすぎ、と思っています。みんなが同じ価値観を共有したい、気持ちの表れなのかなあ。 >アメリカでは、例えば、マネージメント初心者でも最初から難しい高額な書籍を読み進めるとのことでした。 初心者といっても、大学で経営学を学ぶとか、いまから本格的に学びたいとか、そのくらいきちんと学ぼうとしている人のやることであって、まったく関係のない人が、新聞でも読むみたいにする、というのではないのだと思います。読む人も限られていて、教養人なら読むかもしれないけれど、職人とか体を使うような職業の人は、読まないでしょう。大工さんでもパン屋さんでも、官僚でも、みんなが似たような本を読みたがる日本が、変わっているように思います。

tanakataro2010
質問者

お礼

ありがとうございました。 やはり日本が特殊なんでしょうかね。 書籍文化もガラパゴス社会「日本」をあらわす一つの例かもしれないですね。

その他の回答 (2)

  • ID10T5
  • ベストアンサー率31% (732/2313)
回答No.3

No.1です。追加。 日本にいるとき、知り合いの大学の先生がたまに本を書いていました。その先生は自らの授業で学生用のテキストとして使うつもりで書いていたのですが、何冊も書いているんですよね。それでなんでそんな似たような本を何冊も書くのかと聞いたところ、出版社に書いてくれと頼まれるのだとか。 でも、その大学の先生によれば、「自分などはまだいい方で、ちゃんとテキストを書くという目的があるし、何よりもちゃんと自分で書いている。ひどい大学の先生になると、金欲しさに副収入目的でしょうもない本を書いたり、講義休んでテレビ出たり地方で講演したりする。こういうのを"タレント収入"というのだそうです。しかもそういう本って自分では書かずに学生に書かせたりする。学生がいない人はゴーストライターに書かせる。そうやって本が仕上がっていく」と聞いたことがありますね。 アメリカだとあまりそういう話しは聞いたことがありませんね。あんまりタレント収入を追求しすぎると本業をクビになっちゃうんじゃないかなー。ゴーストライターはアメリカにもありそう。サラ・ペイリンやローラ・ブッシュあたりはゴーストライターだろうな、多分。 こちらで開業しているその業界では有名な日本人の弁護士が、自分の名前でいろいろなアメリカの制度の解説記事を日本の雑誌などに投稿したり、自分が著者として内容はともかく見た目は立派な本を何冊か出しているけれど、実はそれは若手弁護士に書かせているだけって話しは聞いたことがあります。

tanakataro2010
質問者

お礼

おっしゃられるよう、ゴーストライターの存在もこの問題には大きく関わってそうですね。 新しい視点です。ありがとうございました。

  • ID10T5
  • ベストアンサー率31% (732/2313)
回答No.1

よく分かりませんけどね、アメリカには日本の「ビジネス本」と言われる類の本があまりない気がします。 勝間何某のように評論家なんだか物書きなんだか経営者なんだか分からないような人ってあまり見当たらなくて、BA系の本を書く人って一応大学の先生だったりシンクタンクに勤めている人等々それなりのバックグラウンドを持っている人が多いと思うんですね。 勝間何某ばかり攻撃するわけではありませんが、日本だと別にちゃんとしたバックグラウンドがなくてもテキトーなこと書いてハイいっちょ上がりって本が多いですよね。そういう本はアメリカには少ないです。 要するにアメリカって、書いたモノに対してもうちょっと責任を問われる社会なのかなと。 ま、サラペイリンとかブッシュ大統領夫人みたいな、わけ分かんないやつでも本書いたりしますから、50歩100歩ですが。 日本でよくある、30代には何とかしろ、とか、その手の本ってそもそもアメリカにはあり得ないし。 彼ら30代とか40代とかってあんまり気にしない連中なので。

tanakataro2010
質問者

お礼

「書いたものに対して責任を問われる社会」というのは興味深いですね。 あと、日本では、書籍自体のコンテンツと同様に、自分を売り込むためのマーケティングツールとして出版文化があるということも影響しているかもしれませんね。

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