スピーカー選びで悩んでいます。

質問

ヤマハのMS101やMSP3,5,7シリーズなどと、BOSE 101MMなどとは根本的にどういうところが違いますか？
漠然とした質問ですが、いろんな切り口でご回答戴けると有難いです。

回答No.4

iBook 2001（@iBook-2001） · ベストアンサー

はじめまして♪

MS101は、フォステクス6301B-Hと同等の、放送設備等で音が正しく出ているかを確認する道具ですね。（音楽鑑賞用ではありません。）

昔の「MS-10」なら、スタジオのスモールモニターとして有名ですね。

MSPシリーズはアンプ内蔵と成り、昔の大型パワーアンプとラージモニターが設置されていないスタジオ向けです。　MS-10と同様に、実際の演奏音と同じ様な音量領域で実力発揮しますので、防音設備が整ったスタジオでは良いのですが、一般家庭では実力の「良い面」をほとんど発揮出来ない可能性もあります。

BOSE製品は、小音量では低音感も強く、嫌みな高音刺激も少ないので、ファンがたくさんいます。　しかし、本質的には大音量で聴きにくく成りにくい音声用のスピーカーで、トークやバラエティー番組、パチンコやお祭りイベントではアナウンス用に適した製品の一種ですね。テンポ用のBGMとか、仮設用にはとても重宝します。
　そこそこバランスよくガンガン鳴らせるので、音楽好きの人にも愛用者が多いのですが、残念ながら「正確な」音を出している物ではありません。

YAMAHA製品の場合は、嫌な音が出ていたら気付くように鳴っていますが、BOSEは嫌な音が感じにくい音です。

個人的には、どんな音も、マイクの使い方等の微妙な変化もわからない、BOSEサウンドは好まないので、イベント時以外では利用していません。（イベント時等は、とっても重宝なスピーカーの一つです。）

基本的な違いは、利用環境による目的が違うと思います。
どの機種も、一般家庭内で音楽を楽しむ目的製品ではありません。しかし、そういう製品でも理解した上で使いこなす人も居ます。

御質問者様が、どのような目的と運用でスピーカーを模索しているかで、適するかどうか、かなり変わってくるでしょうし、音の好みなども重要ですから、最終的にはご自身で判断してください。

お礼

いつも素晴らしいご回答をなさっているのを拝見しております。

BOSEとスタジオモニターの違いをしっかり押さえておられますね。

>YAMAHA製品の場合は、嫌な音が出ていたら気付くように鳴っていますが、BOSEは嫌な音が感じにくい音です。

この一言ですべてが言い尽くされたような気がします。
このご回答を読むまでは、ポイントをNo.3さん、No.4さん、どちらにしようかと迷っていたのですが・・・No.3さん、No.4さん、済みません。

スピ－カーに関しては、分からないことがまだいっぱいあります。
今後も質問させていただきますので、皆様、よろしくお願いいたします。

回答No.3

yosifuji2002

ヤマハのMS101はモニターとして恐らく無難に使えるものだと思います。
どうということはなくてもこういうのが長く使っても飽きないものかもしれません。

ＢＯＳＥは人気はあるようですが、あのサイズであの入力に耐える（または大きな音が出せる）ということは、中高音の質は期待できないと思います。私は音楽用としてなぜBOSEがこのように人気があるのか判りません。
頑丈なことは間違いないのでしょうが。

それにこういう10cm程度のユニットは、低音が出ているようでも本当の低音は出ません。どちらかというと中高音に偏った音ですね。
音楽の低音は100Hz以下から16Hzくらいまであります。
できれば50Hz程度は出したいものですが、この手の製品ではまず無理ですね。
そういう意味で低音楽器を使う音楽がお好きならば、もっとサイズの大きなもののほうが向いていると思います。

お礼

BOSEのスピーカーに対するご観察は鋭いと思います。

100Hz以下の問題ですが、これはそれを必要とするか、不要とするかで、バシッと割り切らないと、中途半端なことになってしまうのではないかという気がします。
ご回答有難うございました。

ご回答有難うございました。

回答No.2

Yorkminster

>> 根本的にどういうところが違いますか？ //

MS101、MSP3/5/7はアクティブスピーカー、101MMはパッシブスピーカーです。

>> いろんな切り口で //

では、偏見に満ちたカテゴライズを。

MS101シリーズは、たぶん、放送局や映像系、劇場などでの音声モニター用。ステレオよりはモノラルで、ディスプレイの横にちょこんと置いてあるイメージが強いですね。

MSP3は、キーボードやDTMのモニターを想定しているとか（某販売店の店員さん曰く）。

MSP5は、DTM～小規模音楽スタジオのスモールモニター。けっこう音量を出さないと低音の輪郭が見えにくい印象。実売価格（MSP5 Studioがペア5万円以下）を考えるとお買い得感があります。

MSP7は、メーカー曰くNS-10Mの後釜。少なくとも、現行モデルで比べる限り、MSP5 Studioとは一線を画する音質。もっとも、これも音量を出さないと詰まったような音になる印象があるので、個人ユースではやや厳しいかも。

MSP3はともかく、MSP5/7はリスニング用としては使いにくい音。音場が狭く、平板で、高音がかなりシャリシャリする上に、ローミッドの音圧が（おそらく意図的に）低めなので、一般ウケは良くないでしょう。個人的には、モニタースピーカーとしても音の広がりや奥行き、ミッドレンジの厚みが欲しいのですが。まあ、これは好みの問題ですね。

101MMは、スモールサイズのステージモニター、店舗BGM用スピーカー、ホームオーディオなど。原音とは明らかに異なる音調になるので、レコーディングやマスタリングに使うケースはあまり多くないでしょう。

・・・が、結果的に良い作品が作れるならどんなスピーカーでモニターしても良いし、いくら定評のあるモニタースピーカーでも作品がダメダメなら意味がないので、自分にとって使いやすければ、どんなスピーカーをどんな目的に使っても全然問題ない、とも思います。

お礼

大変豊富な内容のご回答で参考になりました。
特に感銘した箇所・・・

>MSP5は・・・けっこう音量を出さないと低音の輪郭が見えにくい印象。
>101MMは・・・原音とは明らかに異なる音調になるので・・・

これはわたしも、何となく気付いていました。
Yorkminsterさんのご回答で輪郭がはっきりしてきました。
MSP5/7の評価も分かりやすい表現で面白かったです。
有難うございました。

回答No.1

B-WING2

YAMAHAの方はどちらもアンプ内蔵のパワードスピーカー。
BOSEはアンプなしの普通のスピーカー。
音質的にはYAMAHAはモニタースピーカーなので可も不可もない音、BOSEはドコスカ低音がうるさいだけの音。