- 締切済み
高校 極限
lim[x→-∞](x^2-1)e^x=0 これの過程分かる方いらっしゃいますか? どうか教えてください><
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
lim(x→-∞)df(x)/dx<0のとき、lim(x→-∞)f(x)=-∞が成り立つはずない。 {x|x<T(<0)}においてf(x)は狭義な単調減少になるからlim(x→-∞)f(x)=+∞に なる。これは{x|x<T(<0)}でf(x)<0であることに矛盾。どちらにしても lim(x→-∞)df(x)/dx<0とlim(x→-∞)df(x)/dx>0はとらないので lim(x→-∞)df(x)/dx=0 g(x)についても同様。 lim(x→-∞)dg(x)/dx>0なら lim(x→-∞)g(x)=+∞は成り立たず lim(x→-∞)g(x)=-∞になるから{x|x<S(<0)}でg(x)>0に矛盾。 よってlim(x→-∞)dg(x)/dx<0とlim(x→-∞)dg(x)/dx>0はとらず lim(x→-∞)dg(x)/dx=0 このような議論からlim(x→-∞)x^2e^x=0で元の極限はlim(x→-∞)(x^2-1)e^x=0 と成立。
- alice_44
- ベストアンサー率44% (2109/4759)
感覚的な話として、t が大きいと e^t は t のどんな多項式よりも大きい ことは押さえておいたほうがよいです。それを、数式で示すには、 e^t をテイラー展開して、e^t = 1 + t + (1/2)t^2 + … + (1/n!)t^n + … t > 0 のとき右辺の各項が正なので、適当なところで打ち切ると、 たとえば、e^t > 1 + t + (1/2)t^2 + (1/6)t^3。ここから、 t > 1 のとき 0 < (t^2 - 1)e^(-t) < (t^2 - 1)/{ 1 + t + (1/2)t^2 + (1/6)t^3 } が出ます。t = -x と置いて、x→-∞ の極限でハサミウチをすれば完了。
lim(x→-∞)e^x=0であることは明らかなので、lim(x→-∞)x^2e^xについて考えてみる。 まず、その極限を調べるために次の関数を導入してx→-∞での挙動を考える。 f(x)=xe^xとおき、これは df(x)/dx=e^x+f(x)・・・・・(ア) という微分方程式が成り立つ。 ここでx=-1で極小値(x<0では最小値)-1/eをとり f(x)>-1/e (x<0)が成り立つことは増減表により認めてもらうことにする。 そしてさらに T(<0)を十分に小さく取って、任意のx<Tに関しても(ア)が成立することは微分方程式の解の一意性定理から分かる。lim(x→-∞)df(x)/dx≠0とすると x<Tならf(x)<0より lim(x→-∞)df(x)/dx >0ならば (ア)よりlim(x→-∞)e^x>0となる。しかしこれは矛盾。 逆にlim(x→-∞)df(x)/dx<0とすれば、 lim(x→-∞)f(x)=-∞ にほかならずf(x)>-1/e (x<0)が成り立つことに矛盾する。 したがって lim(x→-∞)df(x)/dx=0で(ア)よりlim(x→-∞)f(x)=0 ・・・・(イ) 次に g(x)=x^2e^xとおいて同じような考察をする。 dg(x)/dx=2xe^x+g(x)・・・・・(ウ) が成り立ち、g(x)はx=-2で極大値(最大値)4/e^2をとることは認めて lim(x→-∞)dg(x)/dx≠0とし矛盾を導く。 S(<0)を十分小さくとって任意のx<Sについても(ウ)が成り立つことは分かるので x<Sならg(x)>0より lim(x→-∞)dg(x)/dx <0ならば(ウ)より lim(x→-∞)2xe^x<0 これは先ほどの(イ)より矛盾。 lim(x→-∞)dg(x)/dx>0とすると lim(x→-∞)g(x)=+∞にほかならず g(x)はx=-2で極大値(最大値)4/e^2をとることに矛盾。 よってlim(x→-∞)dg(x)/dx=0 で(イ)と(ウ)からlim(x→-∞)g(x)=0 以上からlim(x→-∞)x^2e^x=0であることから lim(x→-∞)(x^2-1)e^x=0
- takanasikaede
- ベストアンサー率0% (0/0)
なるべくわかりやすく解説してみたいと思います。 まず、 lim[x→-∞](x^2-1)e^x =lim[x→-∞](x^2*e^x-e^x) と変形します。 ここで、(x^2*e^x-e^x)について考察します。 -e^xはx→-∞は -1/e^xがx→∞のときと同じなので、 lim[x→-∞](-e^x)=0 です。 つぎにx^2*e^xは一つずつに分けて考えると x→-∞のときのx^2は x→∞のときのx^2と同じ値になるので、 lim[x→-∞](x^2) =lim[x→∞](x^2)=∞ x→-∞のときのe^xは eの乗数が常に負なので、 x→∞のときの1/e^x同じ値になり lim[x→-∞](e^x) =lim[x→∞](1/e^x)=0 つまり、 lim[x→-∞](x^2*e^x) =lim[x→∞](x^2/e^x) と書き換えられ、 x→∞のときx^2<e^xであることから 分母がx^2よりも大きくなるため、 lim[x→-∞](x^2*e^x)=0 つまり、 lim[x→-∞](x^2-1)e^x=0 といえる。 追記 何故x^2<e^xと言えるのか不思議に思うかもしれないので説明します。 まず、 x^2<e^xが成り立つと仮定して 両辺に対数を取り logx^2<loge^x 2logx<xloge 2logx<x 0<x- 2logx これはx→∞のとき必ず成り立つとわかるので(グラフで判断) x→∞のときx^2<e^xといえる。
- WiredLogic
- ベストアンサー率61% (409/661)
直感的には明らかですが、証明するのは、見たことが ないと、相当難問の類だと思います。ただ、入試に出る としても、何らかの誘導の小問はあるはずです。 まず、-∞ってのが、面倒なので、t = -x とおいて、 lim[x→-∞](x^2-1)e^x = lim[t→+∞](t^2-1)e^(-t) = lim[t→+∞](t^2-1)/e^t としておきます。 ここで、補題、x > 0 のとき、e^x > x^3/6 を証明します。 (ここんとこが、入試なら、小問1になるところ) (何で、x^3/6 なのかは、見てると、段々解ってきます^^) f(x) = e^x - x^3/6 とすると、 f'(x) = e^x - x^2/2 f"(x) = e^x - x f'"(x) = e^x - 1 である、 y = e^x のグラフから、明らかに、x > 0 で、f'"(x) > 0、 よって、x > 0で、f"(x)は単調増加し、 f"(0) = 0 だから、x>0 で、f"(x) > 0、 よって、x > 0で、f'(x)は単調増加し、 f'(0) = 1/2 だから、x>0 で、f'(x) > 0、 よって、x > 0で、f(x)は単調増加し、 f(0) = 5/6 だから、x>0 で、f(x) > 0、 これで、補題が証明できました。 補題の文字をtに変えると、0 < t^3/6 < e^t この不等式で、e^t = s とおくと、t > 0 のとき、s > 0 だから、 0 < t^3/6 < e^t ⇔ 0 < (log(s))^3/6 < s ⇔ 0 < (log(s))^2/s < 6/log(s) ここで、t→+∞のとき、s→+∞、すなわち、log(s)→+∞ だから、 lim[s→+∞]6/log(s) = 0 よって、はさみうちの原理により、lim[s→+∞](log(s))^2/s = 0 すなわち、lim[t→+∞] t^2/e^t = 0 lim[x→-∞](x^2-1)e^x = lim[x→+∞](t^2-1)/e^t = lim[t→+∞]t^2*(1 - 1/t^2)/e^t = lim[t→+∞]t^2/e^t * lim[x→+∞](1 - 1/t^2) = 0 * 1 = 0