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印刷のズレ交差について
1:オフセット輪転印刷 2:オフセット枚葉印刷 3:グラビア印刷 4:シルク印刷 5:凸版フレキソ印刷 上記の印刷方式の印刷ズレ交差を 教えていただけないでしょうか。 よろしくお願い致します。
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- shige117
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色々皆さんがお答えしているのですが、紙の伸びについて若干の補足したいと思います。 紙には抄紙方向により縦目と横目があります。 輪転印刷の場合は、全て縦目の紙に対する印刷です。 枚葉印刷機の場合、縦目の紙では印刷方向に対し後ろ(くわえ尻)の方が前(くわえ)より広がりやすくなります。また、横目の紙では全体的に後ろに伸びが出ます。この現象は、単色機、2色機等はもちろんですが、4色機でも出ることがあります。ほぼ網点1個分の小さなズレですが。 また、不思議な現象ですが、6枚、7枚おきに伸びが発生する紙もあります。これは、ロール紙からシート出しするときのロール本数によるものと思われます。 また、オフセット輪転機の場合、シリンダの回転に紙が付いていく現象(デラミと呼んでます)が発生し、絵柄によって見当がずれることがありますよ。
- ejison16
- ベストアンサー率46% (124/264)
とても難しそうなご質問で、答えなどはわからなかったため、傍観していましたが、とりあえず回答が出たようですので、私の経験談をひとつご紹介します。 印刷後の製本加工は、画像が刷られている紙を基準にして行われるのでなく、トンボと呼ばれる目印が基準になります。従って各版のトンボさえぴったり合っていれば、刷り位置が紙のセンターからずれていようが、特に問題にはなりません。 四隅のトンボの形をみると、3ミリ幅の複線になっています。たとえば画像を本の端(小口)までもってくる場合は、仕上がり寸法から3ミリはみ出したところまでデータを作ります。この意味合いは、製本工程では、完璧にぴったり仕上がるはずがない、仮に全体で3ミリまでずれてしまっても失敗にならないように、という意味が含まれているそうです。katomさんが心配されている印刷の位置ずれも、製本ずれのことを考えれば、無視できるほどのものではないでしょうか。 私も紙の伸縮には苦労しました。特に水溶紙と呼ばれる、水に溶ける紙に印刷したときは、シルク印刷ではA2判で2~3ミリの伸びが起こりました。トンボが合う合わないどころか、A2判がA2判ではなくなってしまうのですから、大変なものです。オフセットにしても、インキと一緒に水も供給されるため、そのときはドライオフセットという、水を使わない印刷方式も用いました。もちろんデザインの面でも、仮に3ミリずれても大丈夫なものにしましたし、あらゆる面でズレを克服するアイデアを出したものです。 印刷物をデザインするときは、ずれたら絶対に困るものではなく、万一ずれても大丈夫、というようなものにしておけば、出来上がりまで夜も眠れない、という心配から開放されます。
No.4です。再投稿です。 そもそものご質問が「見当ずれ」の事だったんですね。 難しい言葉なんか使うから(笑)。てゆーか、始めて聞いた言葉ですけど。 見当ずれの数値は分かりませんが、どうして起きるのか?の補足です。 先の回答で紙の伸縮について触れましたが 印刷オペレータの人為的なミス以外は、殆どの場合紙の伸縮によって起こります。 「人為的なミス」とは、印刷機の見当合わせをしっかり行なわなかった、という事です。 ですのでこれは、防ごうと思えば防げる事ですし、オペレータの能力に依る部分が多いです。 もちろんそれ以外にも「刷版」の面付け精度にもよりますが、それには触れません。 ただ、紙の伸縮だけはオペレータが技術で補う事が難しい部分です。 が、伸縮があっても、見当ずれが起きる場合と起きない場合があります。 輪転機には詳しくないのですが、普通の印刷機でカラー印刷をする場合 一度にC・M・Y・Kの4色を刷れる機械(4色機といいます)と、 1色或いは2色しか刷れない機械(単色機、2色機などと言います)があります。 一度に4色を刷る事のできる機械であれば、 1色目と4色目までの時間差はほんの1秒程度ですから その間に紙が大きく伸縮するという事もありませんから 見当合わせがしっかりされていれば、見当ずれは起こりません。 例え事前に紙がどんなに伸縮していようとも、 少なくともその紙の上では見当ずれは起こっていない事になります。 それが(例えば)2色機の場合は、最初にC・Mの2色を刷って それが刷り終わってから新たにY・Kの2色を刷り足す事になりますから その間が数時間あれば、その間に紙の伸縮があって C・Mを刷る時とY・Kを刷る時で紙のサイズが違ってきますから それで見当ずれが起こります。 これは、それが事前に分かったとしても対処のしようがないものです。 ですので、やはりこれも印刷工場の規模などによる部分が多いと思います。 空調の効いた工場で4色機を使っていれば、まず見当ずれは起こりません。 逆に、熱気ムンムンの狭い工場で2色機しかないとなれば これは見当ずれを避けて通れない事だと言えます。 ● 結局最後まで、ご質問にあった「ずれ」の数値と 他の印刷方式の場合には触れられませんでしたけど 私の分かる範囲での説明をしてみました。以上です。
お礼
ご回答ありがとうございます! 『見当ずれ』理解しました!なんて書いたらいいかわからなかったので…。 印刷機や環境の違いで影響されるのですね。 良くわかりました!
- 11n_kacie
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何度も補足回答のお手数をおかけいたしまして、 版ズレについてのご質問、ということがわかりました。 ですが、すでに#4のakiyutaka様が専門的なご回答を されているので、蛇足程度の回答ではありますが……。 (私も勉強になりました。大変ありがとうございます) 基本的に版ズレは商材の種類や工場の品質管理などによ り度合いが変わってくるものと思います。 ということで、統計的な値は無いのではないかと思いま すが、ある程度印刷の仕事に従事していると、経験則的 に知識は得られてくるかと思います。 例えば、確か包材関連などは通常の紙に刷るのではなく、 特殊な材料に印刷を行うため、版ズレがおきやすいです。 また#4でakiyutaka様の仰った、 >そういった設備もなく、工場に空調もされていない >小さな印刷工場では けっこう大きな位置ずれが発生 >するかもしれません。 という点も、経験上「たしかにそうかも……」と思う ことがあります。 (ノセ処理を忘れたためえらい目にあいました……) こんな程度ですが、参考になれば幸いです。
お礼
度々ありがとうございます! 商材や工場管理で違う…そこにそれぞれの経験と実績が、つみあげられているのですね。 一概に数値を出せないと言うのも、うなずけます。
私は平凹版(オフセット印刷)の現場しか知りませんので、その範囲で分かる事を。 印刷版は巨大な胴にしっかり固定されていますから 刷版位置がずれるということは考えにくいですね。 胴の回転誤差も、当然その対策がなされているでしょうから もし結果として印刷位置がずれるとしたら、紙の伸縮でしょうか。 輪転機はどうか知りませんが、普通の印刷の場合は 印刷後に500~1000枚を重ねて断裁しますから、 その前提として「位置ずれ」は起こらないことになっています。 ただ実際には、断裁の現場で見た範囲ですと、 四六全判で「くわえ」の反対側では1ミリ程度のバラツキがありました。 それはやはり紙の伸縮です。 そのために印刷の現場では、印刷直前の紙は「シーズニング」という処理が施されます。 細かな単位で紙を一定の空調室を通すことで 紙の伸縮を一定にしてから印刷機に通すことです。 それをしなければ四六全判では数ミリ、紙が伸縮しますから そういった設備もなく、工場に空調もされていない小さな印刷工場では けっこう大きな位置ずれが発生するかもしれません。 ただ、そういった数値の統計などは出ていないと思います。 印刷環境で大きく違ってきますし、そもそも 印刷機や印刷技術が原因で発生するものでもありませんから。 もしそうしたものに近い数値なら、製紙会社が持っているかもしれません。 どうにも中途半端な回答でした。
お礼
ご回答ありがとうございます! 紙の伸縮で、そんなに大きなズレが生じるというのには驚きました。またそれを補正する為の処理も存在しているのですね。 印刷環境の違いで、数値も変わると言うことが解りました!
- 11n_kacie
- ベストアンサー率42% (21/50)
「版ズレ」というのは各版の見当合わせのズレです。 例えば、赤版の平網の上に藍版で文字があるような場合、 トラッピングやノセなどの特別な処理を行わなければ、 文字と平網の間に白い線が出たりしますよね。 こういったものが「版ズレ」の現象です。 原因は紙送りの問題であったり、版胴の調整の問題であっ たりと、ケースによるかと思います。 版の見当合わせのズレではない、という事であれば、 「1枚目と100枚目では刷られる位置が違う」というような 紙に対する印刷位置のズレでしょうか。 (このようなケースは聞いたことがありませんが……)
お礼
度々ありがとうございます! 回答読ませていただきまして、11n_kacieさんの言う通り私の知りたかった部分が『版ズレ』だと理解しました。 また、11n_kacieさんの回答の中にありました、紙送りのズレのみ考えていました。でも、書かれている通りケースによって違ってくるのですね。
- 11n_kacie
- ベストアンサー率42% (21/50)
説明を拝見したところ、印刷時に生じる何らかの 「ズレ」ですよね。 うーん、版ズレ以外思い浮かばないのですが、版ズレ とは違うのですよね……。 すみません、何が何に対してずれるのでしょうか。 「通常の位置」とは何の位置のでしょうか。 立て続けに補足要求となってしまい、申し訳ありません。
補足
引き続きありがとうございます。 私の認識が『版ズレ』=『固定されている版がずれる』と考えてます。 印刷機の中を通り抜けて行く紙なのどの媒体の位置ズレの最小最大値が知りたい部分です。 もしこれが、11n_kacieさんのおっしゃる『版ズレ』の部類でしたら、すみません私の認識不足です。 『通常の位置』と書きましたのは、印刷されるはずの位置と言う意味です。本当は、右から2mm上から2mmの所(通常の位置)に印刷されるはずなのに、ずれてる。 という感じです。表現が悪くて申し訳ないです。 こちらこそ、追加で聞いていただいて有り難うございます。
- 11n_kacie
- ベストアンサー率42% (21/50)
すみません、「印刷ズレ交差」という言葉が何を指すものか わからないのですが、この用語について補足いただけません でしょうか。
補足
言葉足らずで、すみません。 印刷を行った際に、通常の位置よりもズレが出る事があると思うのですか一般的に、そのズレの±値を知りたいのです。 版ズレとも違う様な気がしましたので、別な言葉を使いました。うまく表現できませんが、伝わりましたでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます! 水溶性の紙へ印刷とは驚きました。また2~3mmのズレも起きるとは…。ドライオフセットも存在は知ってましたが、そういう場合には有効ですね。 ズレを考慮したデザインと言う点、勉強になりました!