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宮崎県の対応について

昨年のこうてい疫に続き、 鳥インフルエンザで苦労している宮崎県の対応なんですが、、、、 こうてい疫ワクチンや、鳥インフルエンザワクチン開発に なぜ、着手しないのでしょうか? 対応費用や損害を考えれば、得になると思うのですが。 大学もあることですし。 詳しい方、ご教授下さい。

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noname#160718
noname#160718

 獣医師でウイルスに専門知識を有しています。  口蹄疫も鳥インフルエンザもワクチンは既に存在しますよ。現に昨年の宮崎の口蹄疫ではワクチンを使ったのは記憶に新しいところです。  口蹄疫も鳥インフルエンザもワクチンの問題は共通しているので、両方まとめて説明します。  これらのワクチンは「感染を確実に防御できる」ものではありません。というかヒトのインフルエンザワクチンでも同じですし、そもそも「ワクチン」は星の数ほどありますが「確実に感染を防御できる」ワクチンの方が少数派です。  口蹄疫も鳥インフルエンザも、ワクチンは感染を防御できませんが症状は抑えることができます。  ということはどういうことか?  ワクチンを打てば、感染しても判らなくなる、ということです。症状がないので判りませんが、ウイルスは確実に存在して動いている、という状況を作ってしまうということです。  鶏は死ななくなるので養鶏業の被害はなくなる(ワクチン代は経営を圧迫するでしょうが)のですが、「鳥インフルエンザウイルス常在国」になってしまいますので、輸出はできません。世界中から輸入停止措置を受けたまま、ということになます。  昨年の口蹄疫ではワクチンを使用しました。  これは感染拡大が急速すぎて殺処分が新規発生に追いつかなくなったためです。  ワクチンを打てば症状が出なくなる=ウイルスの増殖を抑えることができる=感染拡大の速度を抑えることができる、というわけです。いわば、殺処分が追いつくまでの「時間稼ぎ」のためのワクチン接種です。  ワクチン接種群ではウイルスが動いていても判らなくなるわけですから、最終的にはワクチンを接種した動物も全て殺処分しないと「清浄化」を達成できません。  ですから、ワクチンを打つ地域も慎重に決めなければなりません。  昨年の宮崎では、発生多発地域(児湯郡)の周囲に「ワクチン接種地帯」を作りました。そうやって時間稼ぎをして、発生農場を殺処分した後でワクチン接種農場の殺処分をしたわけです。このようなワクチンの使い方を「リングワクチン」と呼んだりします。  つまり、ワクチンを使うと言うことは「負け戦」なんですよ。  山火事を止めきれないので、燃えている周りの木を全て切り倒す、というのと同じ考え方ですね。  もっと負け戦、つまり現在の韓国や台湾(共に口蹄疫)のように、国全体に拡大してしまってどうにもこうにもならないときは、あきらめて国中にワクチンを打ってしまう、ということもあります。こうなるとずっと「汚染国」のままです。  台湾などは昔は国内消費量の数倍の豚を生産していた「豚肉輸出国」だったのに、口蹄疫ワクチン接種国になってからどこにも輸出ができず、養豚業は壊滅状態になってしまっています。  時々、「もう大丈夫かな?」とワクチン接種を止めてみるのですが、その度に発生してまたワクチンを打ち直す、という感じです。  口蹄疫の場合は「輸出ができない」という産業や経済的なダメージで済むのですが、鳥インフルエンザの場合はもっと深刻な問題もあります。  つまり、「鳥インフルエンザ常在国になる」→「ヒトや豚に感染するリスクが高くなる」→「新型インフルエンザが発生してしまうリスクが高くなる」というわけです。  とはいうものの、ワクチン開発は大学や研究期間で盛んにされていますよ。リングワクチンにしても、少しでもよく効くワクチンを開発した方が効果的ですし。  完全に感染防御ができるワクチンの開発に成功すれば言うことないのですが、両方ともウイルスの変異が激しいので、ある時点で「完璧なワクチン」の開発に成功しても、次のシーズンにはもう効かなくなっている可能性が高いです。  多くの国が国家予算をつぎ込んで開発していても完璧なワクチンができないのに、宮崎県に限らず一地方自治体ごときが開発に取り組んでも、上手くいく可能性は限りなく低いでしょうね・・・

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  • 回答No.2
noname#160718
noname#160718

 No.1のJagar39です。  重要なことを書き忘れていましたが、高病原性鳥インフルエンザウイルスも口蹄疫ウイルスも、国際的に最も重要視されている疾病のウイルスですから、一地方自治体ごときでは取り扱いがまずできません。  ワクチンを開発するにはウイルスを入手する必要があるのですが、そんなヤバいウイルスは分与を依頼しても分けてくれません。ワクチン開発の実験をしていて漏れてしまったらどうします?  というわけで、そもそも地方自治体ではこれらのワクチンは開発したくてもできません。

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質問者からのお礼

詳しい回答をありがとうございました。

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