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漢方
薬学部に通っている学生です。漢方医学について深く学びたいなと思っているんですが、お勧めの書籍などがありましたら教えてください。 特に薬剤師の方で漢方薬局で働いてる方いましたらお願いします。
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こんにちは 薬剤師です 漢方は世界に数多くある医学の中で、一つの医術体系形成しています。 現代医学も一つの医学体系を形成しています。 つまり漢方は薬学ではありません。 西洋医学とはまったく異なる尺度で人体を観察研究した医術です。 従って西洋医学の生理学解剖学病理学などなど役には立ちません。 漢方の基礎医学を勉強しなければ駄目なのです。 現在「専門家」と称する人々でこの事が分かっている人は極めて少数派です。 有名人でも分かっていない様です。 漢方の基礎は傷寒論・素問・霊枢・難経・神農本草経・明堂経です。 薬学部であるなら、少なくとも明堂経以外はすべて原文で読まなければなりません。 注釈本は注釈した人の独自の考えが入っているので要注意です。 学生なら時間がいくらでもあるでしょうから 傷寒論・素問・霊枢・難経をすべて原文で書き写し、読める様になって下さい。 意味は分からなくても構いません。 そのうち分かる様になります。 谷口書店にお手頃な価格の本がそろっています。 どうしても意解本が欲しくなった時は小曾戸先生の本をお勧めします。 この基本的な勉強をしないでは、「深く学ぶ」事にはなりません。 所謂「虎の巻」だけ読んで手抜きで勉強している人が大半なので やりがいがありますよ。