固定資産の減損処理とは?

このQ&Aのポイント
  • 固定資産の減損処理は、資産の収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合に帳簿価格を減額する会計処理です。
  • ただし、固定資産の減損処理は、金融商品とは異なり、価格変動による利益の測定や貸借対照表への表示を目的としているのではなく、取得原価基準の下で行われる帳簿価格の臨時的な減額です。
  • つまり、固定資産の減損処理は回収可能性を反映させるための会計処理であり、その結果を貸借対照表に表示することは目的ではありません。
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財務諸表論の固定資産の減損処理について

財務諸表論の固定資産の減損処理がいまいちしっくりきません。 固定資産の減損処理の意義が、 「資産の収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合に、一定の条件の下で★回収可能性を反映させるように帳簿価格を減額する会計処理」 と書いてあるのですが、 固定資産の減損処理の位置づけでは、 「固定資産の減損処理は、金融商品に適用されている時価評価とは異なり、 資産価格の変動によって利益を測定する事や、決算日における資産価格を★貸借対照表に表示する事を目的とするものではなく、取得原価基準の下で行われる帳簿価格の臨時的な減額である。」 と書いてあります。 ★の箇所なのですが、意義では回収可能性を反映させる と書いてあり、BSに回収可能価格を反映させると読めるのですが、 位置づけでは、 BSに表示する事を目的するものではなく~、 と書いてあり、真逆の事を言っている感じでしっくりきません。 言っている事が同じ方向だという事を誰か教えてください。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

 結論としては、同じようなことを言っています。 >固定資産の減損処理の位置づけでは、 「固定資産の減損処理は、金融商品に適用されている時価評価とは異なり、 資産価格の変動によって利益を測定する事や、決算日における資産価格を★貸借対照表に表示する事を目的とするものではなく、☆取得原価基準の下で行われる帳簿価格の臨時的な減額である。」    これは「★貸借対照表に表示すること」自体を否定する文言ではありません。「資産価格の変動によって~表示すること」という文章全部を「目的とするものではない」ことに留意してください。つまり、時価表示を目的としていませんよ、と解釈できます。  あえて文全体を要約すると「固定資産の減損は、時価基準じゃなくて取得原価基準ですよ」と言っいてるだけです。  したがって、どちらも「帳簿価格の減額」が固定資産の減損処理だと主張しており、同じ方向性だと結論付けれます。

sinkocyo
質問者

お礼

ありがとうございました。 やっとすっきりしました。 言われて意味が分かりました。 多分、自分が変な風に読んでいたので、自分では、こういう感じで分からないと伝えているつもりだったのですが、 質問も他の人からすると、何を言っているの?という感じに読めたと思います。 分かりにくい質問を答えていただきありがとうございました。

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