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唱歌「庭の千草」
「千草」には、「数多くの草(雑草)」と、「露草(青紫色の花を付ける)」との2つの意味があるようですが、ここで歌われる”千草”はこのどちらでしょうか? (明確な根拠がなければ考察でも結構です) 歌劇マルタの「マルタ」はどういう意味でしょうか? このオペラのストーリーと関係がありますか? (登場人物にも、地名にも関係ないようですが・・・) 以上よろしくお願いします。
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明治初期、文部省が小学唱歌集を作成する際、アイルランドやスコットランドなどで歌われていた民謡類を数多く採用し、それらに、原歌詞とは全く違う内容の詞を当時の音楽学校の国文教師などに付けさせたようです。 ”庭の千草” もそのうちの一つでしょう。バラは恐らく当時日本ではあまり一般には栽培されていなかったと言うより、趣味ではなかったと想像します。従って、The last Rose of Summer"ではなくて"庭の千草”とし、"白菊”がメインになっているのでは。 "マルタ”はフロトーと言う作曲家が作ったオペラの題名で人名です。その中にこの曲が取り入れられています。すばらしいソプラノのアリアとして聴けます。オペラが日本で上演されたか如何か、知りません。私も詳しく調べてみようと思います。
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- wy1
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訂正:歌うのはテノールでした。訂正させて頂きます。 詳しくはウェブサイトで"歌劇マルタ”で検索してください。 von Flotowはドイツの作曲家のようですね。
お礼
重ねてのご回答有難うございました。
- Mock_Hatter
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BF_(%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9) ↑ にもあるように、「マルタ」は、ヒロインが田舎娘に変装した時の偽名です。 千草については、解りませんが、歌詞I(もとの「夏の名残のバラ」ではなく、訳の「庭の千草」)では ・庭の千草も むしのねも かれて さびしく なりにけり ・ああ白菊 ・露にたわむや 菊の花 とあることから、秋の歌となります。 ですので、この「千草」は、秋の季語と考えても良いと思われます。 http://www.geocities.jp/tokihikok/masaji/haiku/kigo/aki/7shokubutsu.html で、見る限り、露草は初秋の季語、千草(いろいろな草)は初秋に限らず、秋全体に使える。「むしのね」枯れる以上、季節は晩秋。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%A6%E3%82%AF%E3%82%B5 そして、露草は朝顔などと同じように、朝開いて昼にはしぼむということろからも、虫の声(こちらは夜限定)と一緒に季節全体を指して「枯れてさびしく」と並べている歌詞には合わない。 以上から、多くの種類の草である意味だと考えて良いと思います。 国語辞書では、大辞林が http://kotobank.jp/word/%E5%8D%83%E8%8D%89 >ち‐ぐさ 【千草/千▽種】 >《「ちくさ」とも》 >1 いろいろの種類の草。やちぐさ。「庭の―」《季 秋》 >2 「千草色」の略。 とあり、いろいろろな種類の草の用例に「庭の千草」を挙げています。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/141428/m0u/%E3%81%A1%E3%81%90%E3%81%95/ >ち‐ぐさ【千草/千▽種】 《「ちくさ」とも》 >1 いろいろの種類の草。やちぐさ。「庭の―」《季 秋》 >2 「千草色」の略。 大辞泉も同様ですね。
お礼
素晴らしいご高察です。 長年のナゾが解けました。 ウイキペディアに載せたいくらいですね。 有難うございました。 今後ともよろしくお願いいたします。