• ベストアンサー

中元夜百花洲作

先日辞書で『清狂』という言葉を見つけ、それについて調べていました。 どうやら漢詩が元になっているらしく、下記の詩を見つけたのですが、残念ながら、さっぱり読めません。 この詩の訳(の載っているサイト)を教えていただけたらな、と思いここに質問します。 中元夜百花洲作 作者:范仲淹  南阳太守清狂发,未到中秋先赏月。 百花洲里夜忘归,绿梧无声露光滑。 天学碧海吐明珠,寒辉射空星斗疏。 西楼下看人间世,莹然都在青玉壶。 從来酷暑不可避,今夕凉生岂天意。 一笛吹销万里云,主人高歌客大醉。 客醉起舞逐我歌,弗舞弗歌如老何。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yanhua
  • ベストアンサー率72% (508/701)
回答No.1

一般辞書では、 清狂:痴情、痴呆、白痴、色情、又は不狂似狂者、の古い用法。 狂发:(荒れ)狂う、狂心勃発、猛烈奮起など。 ⇒清狂发 とは、どうやら色情を帯びた興奮、悪ふざけ、と解されます。  根拠 http://www.iciba.com/%E6%B8%85%E7%8B%82/      初出は、商隐的《无题》: 李商隐  とのこと。                 重帏深下莫愁堂,卧后清宵细细长。         神女生涯原是梦,小姑居处本无郎。         风波不信菱枝弱,月露谁教桂叶香?         直道相思了无益,未妨惆怅是清狂。 さて、ご提示の詩の意味です。 [小生の解釈で訳しておきますのでご了解を] [日中漢字混在です、Unicode] [日中漢字変換は http://bjkoro.net/chinese/letter/converter/] 中元夜百花洲作 中元の夜百花州にて  作者:范仲淹  南阳太守清狂发, 南陽の太守は居ても立っても居られずに、 未到中秋先赏月。 仲秋が来ないうちから月見をす。  百花洲里夜忘归, 百花洲の夜、帰るのも忘れ、 绿梧无声露光滑。 緑の青桐声もなく、露光りてなめらかなり。 天学碧海吐明珠, 天は真似る碧の海が真珠を生むを。 寒辉射空星斗疏。 冷たく輝く空の星まばら。 西楼下看人间世, 西の楼下に現世を看る、 莹然都在青玉壶。 然るに宝玉はみな青玉壺にあり。 從来酷暑不可避, 暑さを避けようもなかったが、 今夕凉生岂天意。 今夕の涼しさは天の恵みに違いない。 一笛吹销万里云, 一笛吹けば万里に至る、 主人高歌客大醉。 主人(あるじ)は歌い客は酔う。 客醉起舞逐我歌, 客は酔いて踊りて我が歌を逐いやる、 弗舞弗歌如老何。  踊りもせず歌いもせず我老いたりや。 【注】 中元:中元節、鬼節、盂蘭盆会。中元は道教で言う。7月15日、伝統的に庶民 に浸透した祭りの一つ。 百花洲:現在の河南省南陽市鄧州。百花洲は一般名詞に近く他にも数か所あり 。 人間:人の世、社会、現世。日本語の人間(じんかん)。 青玉壺:現在の宝石箱 莹然都在青玉壶:(まだ中元でもないので)良い女や、貴人は出てこない、家に居ると言った感じでしょう。 云:ここでは、至るの意。 *表現には比喩が含まれているので読み取って下さい。 ■推敲未了で気になる点あるもこれから出張故、ごめんなさい。

関連するQ&A